散らない枯葉のブログ一覧

私の経験値は －２９℃。

　昨日の北海道朱鞠内の最低気温は－３２.６℃だったそうです。　この気温を観測した朱鞠内の近くにトヨタ士別試験場があります（下の地図参照）。　クルマの様々な冬性能を評価するため寒冷地の定点基地を持つ必要性が増し、極寒で、かつ降雪量の多いこの場所が選ばれました。　私が－２９℃を体感したのもこの試験場での事です＜笑＞。　－２０℃を下回るのは年間１０日も無かったので、こんな気温の日は嬉々としてエンジン始動試験、暖機走行試験を行った覚えがあります。　タイトル画像は年度は不明ですが朱鞠内で大雪が降った時の様子をを伝える画像です、雪に埋まったクルマを掘り出し、エンジンが掛かれば一日が始まる、そんな光景を懐かしく思いだします。


　今年も大雪で交通障害が出て騒がれていますが、冬道の上手な走り方ができるかは、どれだけ冬道で怖い思いをしたかの積分値で決まるのではないかと思います。　北海道のような極寒地と、雪は降るがあまり冷えない地方の冬道は全く違います。　私は北海道の冬道中心に１万Ｋｍ以上も走り回った経験がありますが、現役を離れて長くなり、今は冬道は怖いと言う概念しか残っておらず、敢えて走りたいとは思いません＜汗＞。　３０年位前に現地で試験を始めた頃は、「－２０℃にも冷える日や、地吹雪の日に外に出るのはバカだ！」と現地の人に真顔で叱られたものです、何事も便利にするばかりが全ての解決策ではないのかも知れませんね。

マツダの拘りと、限界？

　マツダはこのタイトル画像の「ＭＡＺＤＡ３（タイトル画像）」で２０２０年にWorld car Design of the Yearを獲得している。　マツダの言う「魂動デザイン」とは日本の美意識を礎とした、純粋に生命感をカタチにするチャレンジと、引き算の美学で要素を削ぎ落としたシンプルなフォルム、そして研ぎ澄まされた繊細な光の表現でクルマに命を吹き込むと表現され、その贅沢に面で表現するデザインは、高級感を感じさせ魅力的に受け入れられたのではないかと思います。　同時に繊細な光の表現を際立たせるボデー色としてソウルレッドクリスタルメタリックと言う "赤" のイメージカラーを全車種に使ったので、マツダ車は赤と言う印象を持っている人も多いのではないかと思います。


　マツダの新型車は「CX－６０」ですが、車体寸法が大きいだけに、マツダの得意とする「魂動デザイン」も遠慮勝ちの造形に見えてしまう不利さもあるのかも知れませんが、マツダが魂動デザインに拘ったと主張するほど異彩を放っているようには見えません＜汗＞。　・・そんな中で「ＭＡＺＤＡ２」の販売向上策として主にフロントデザインが変更されました、上の画像に新旧「ＭＡＺＤＡ２」のフロントデザインを並べてみました。　「魂動デザイン」で主張していたマツダの美意識に変化が＜汗＞、車担チーフはマツダのエントリー車種の購買層若返りのためと説明、、得るものと失うものが共存しそうなチャレンジですね。

青くなって、カード会社に連絡。

　タイトル画像のメールに騙されてフィッシングサイトにカード情報を入力してしまいました＜大汗＞。　バカですね！、ＥＣＴ関連の不審メールが多いので注意していたつもりですが、「ＥＣＴ利用照会サービスを装った不審メールに注意してください」と書かれた初めの文面についつい気を許してしまって、メールの文面の流れのままに昨日の夕方にクレジットカード情報を入力してしまいました。　一晩寝ても何か釈然としない思いが残るので、再度不審メールに該当しているのではと調べて見るとビンゴでした＜涙＞。
　

　ネットでこんな場合の処理方法をネットに問うと「クレジットカード情報をフィッシングされてしまったと判ったら即刻カード会社に連絡しカードを止めてもらう」と出てきたので、クレジットカード会社に即電話、同様の要請が多いのでしょうね、手際よく対応してくれました＜笑＞。　「お手元のカードはこの電話が終われば直ぐに破棄して下さい、後日自宅に新しいカードを送ります、新しいカードが届いたら定期利用先のカード情報をご自身で必ず変更して下さい」と言われました。　今回は実害なく済んでホッ！としています。

ＰＨＥＶは大衆車に成り得るのか？。

　先日中国でPＨＥＶ販売台数が増加していると言うプログを書きました。　その時取り上げたＢＹＢ「秦ｐｌｕｓ」の航続距離が４００Ｋｍもあることを知り、同じＰＨＥＶでも元の素性の活かし方で随分と性格の違うクルマが生れる事に気付かされました＜汗＞。　高性能エンジン車の素性を活かす場合、好燃費ハイブリッド車の素性を活かす場合、バッテリＥＶの素性を活かす場合と何となく分かれているような感じがします。　順番に「欧州型ＰＨＥＶ」「日本型ＰＨＥＶ」「中国型ＰＨＥＶ」と呼べるのかも知れませんね＜笑＞。　日本型ＰＨＥＶがグローバルのスタンダードになることに期待したいですね。

　タイトル画像はトヨタ新型「プリウスＰＨＥＶ」です。　米国では「PRIUS Prime」の名前で売られます、何か堅苦しいＰＨＥＶよりも "Prime＝最高位" のネーミングの方がお似合いと私は思います＜笑＞。　「プリウスＰＨＥＶ」の車両価格は恐らく４００万円代が中心価格になるのではないかと思います。　まだまだ大衆車の価格ではないと思いますが、２０３０年頃には大衆車としてのその時代の必要条件を全て兼ね備えたクルマとして、中心に位置するクルマになって行くように私は思います。　「プリウス」から「カローラ」、そして「アクア」へと価格下げながら仲間を増やして行って欲しいですね。

突然の社長交代劇に驚きました。

　トヨタは１月２６日、社長交代を発表。　佐藤恒治執行役員（タイトル画像）が社長に昇格する。　豊田章男社長は、会長に就任。　異動日は４月１日で、今年の定例株主総会での承認を経て正式に決定する。　なお、現会長の内山田竹志氏は取締役となり、株主総会後に退任を予定しているそうです。　帰宅してパソコンを覗いて見たら丁度 "トヨタイムズニュース緊急生放送！" のＬＩＶＥに見入ってしまいました。自分もトヨタの開発部門に定年までの４０年間を務め、ＬＩＶＥで語られていたような内輪を全く知らぬ人間ではないので、華々しさよりも去る人の心情を思い、人事の寂しさを感じる内容でした。

　佐藤恒治新社長は５３歳とか、豊田現社長が新社長選任の理由のひとつに "若さ" を掲げていましたが、これこそ御曹司豊田社長が今まで進めてきた社内の構造改革の成果ではないかと思います。　昔風の副社長・専務・常務と並ぶ役員体制の中では、決してて生まれなかった社長ではなかったかと思います。　社長を任せても大丈夫だと周りにも納得させ、今後も手厚くチームでサポートして行く様子なので、今後のトヨタの変わり方を楽しみにしたいですね。