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ペンタゴン7のブログ一覧

2020年03月13日 イイね!

さよならグレイス

写真1

愛車グレイスですが、結局降りる事にしました。
レガシィが来てからほとんど動いていないグレイスが不憫です。
私よりも毎日乗ってあげるユーザーに渡った方がグレイスにとっても幸せでしょう。

グレイスに乗っていて思ったのは、大手メーカーって力を入れるところと抜くところがハッキリしているという事。
力を入れている所、例えばボディとかサスペンションのレベルは凄い。
まさに縦横無尽に走れるコーナリング性能の高さ。
遮音性の高さも、グレイスの値段を考えると驚くほど高い。
ハッキリ言ってグレイスの価格帯からするとオーバークオリティと思える程。

その代わり力を抜いている所は驚く程簡素。
腰痛が凄い運転座席とかフィーリングが一定しないブレーキとか。
そもそもノーマルのブレーキは恐怖を覚えるレベルで効かないし。
あとパドルシフトも付いているのに動作しない事が多過ぎたり。
「こんなところ、ほとんどのユーザーは気にしないから」という所は徹底的に抜くんですね。

ただ、一つ一つ部品や機能の性能が高い。
例えばABSはABSレスよりも確実に制動距離短いし、スタビリティコントロールは違和感を感じないどころか車体の限界性能を底上げする程高性能。
グレイスが異様に曲がる要因の一つは間違いなくスタビリティコントロールがあります。
エアコンも最新の電動エアコンですので寒いほど効くしエンジンをブン回しても大丈夫。
電動パワステも、むしろ油圧パワステの方が違和感を感じるレベル。
LEDヘッドライトもHIDとは比較にならないくらい明るい。

電子制御デバイスすら旧来のデバイス並、もしくはそれ以上の性能を発揮しているのは素直に凄いです。

もちろん旧世代車両であるフリードの電動パワステは違和感を感じるところもありますから、単純に改良が進んでレベルアップしたからと言うのもあるでしょうが。


とは言え、新しい相棒は古いクルマとなりますが。
必要なのは性能よりもフィーリングなのかもね。
写真2

という事で、これからよろしく頼むよレガシィ。
Posted at 2020/03/13 21:18:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | グレイス | 日記
2019年11月23日 イイね!

グレイスのエンジンオイルとかタイヤを考える

ホンダ・グレイスと言うハイブリッド乗用車に乗って既に7万キロ近く走行していますが、乗っていて感じるのは先進のハイテク自動車というよりは結局元のガソリン式乗用車の延長線上なんだなと。
もちろんホンダ式ハイブリッドシステムがエンジン主役で電気モーターを補助役と言う位置付けにしているのは分かります。
もしかしたらトヨタ式ハイブリッドシステムに乗っていたら別の感想を抱くかもしれません。
でも、とりあえず私の乗っているグレイスはホンダ式ハイブリッドシステムで、ガソリンエンジンが主役なんですよ。
ですので乗っていてもパワーのあるガソリンエンジンと感じるくらいで、クラシカルなメカニズムを持つインプレッサとあまり違和感は無いのですね。(今のインプレッサは電子制御など入ってハイテクなようですが)
電気自動車モードもオプションみたいな感じで、信号発進が極めてスムーズなくらいしか特異点を感じません。
もしかすると、これこそがまさにホンダの狙い通りなのかもしれませんけれど。

グレイスのLEBエンジンから発するガラガラバサバサというノイズはノッキングであることが判明し、ハイオク燃料を使用する事で解決しています。
今ではアクセルを踏み込んでも普通のガソリンエンジンのような「グロロロロォ…」という音しか聞こえません。
ノッキングを解決した事でパワーも元通り出ているようで、今まで非力で使っていなかったホンダ純正ウルトラネクストでもトルクフルな走りができるようになりました。

よろしい。ならば次の段階だ。
エンジンオイルの変更でさらなるエンジン性能を引き出そうじゃないか。

という事で新たなエンジンオイル探求の旅が新たに始まったのでした。
具体的には今まではガラガラと言うノイズ低減がメインの探求でしたが、これからはトルクと低騒音低振動を探求しようという事です。

写真1

とりあえず在庫のある出光・ゼプロツーリング5W-30にしようかと考えていましたが、ホームセンターでカストロールXF-08 5W-30を発見。
インプレッサでもエンジン回転が重いものの滑らかでトルクの太い銘柄と記憶していますので、早速期待できそうな予感。
XF-08は確かGrⅢブレンドオイルだったかな。
化学合成油とは書いてあるけれど鉱物油と言う罠が。
結局化学合成油か鉱物油かは問題ではなくオイルとして良い製品なのかが一番の問題なのですけれど。


という事で(前置き長ぇ)、グレイスに新しいエンジンオイル、XF-08を投入したメモ書きを。
エンジンをかけた直後は多少ノイジーな感じだけれど、ココ何とか出来るのはエステル配合オイルかカストロールEDGEくらいなので期待してはいけません。
走り出してからはトルクフル。
7速でダラダラ巡行する時もとにかく楽。
一番嬉しいのは、アクセルのチョイ踏みでキックダウンしにくくなった事ですね。
普通に走っていて割とあるのが、流れに乗っていて微妙に速度が上下するシチュエーション。
この時にアクセルを踏み込むとエンジンのトルク頼りの加速をしますが、オートマ車はキックダウンが発生してタイムラグ起こるんですよね。
私はそれが大嫌いでマニュアルミッション車に乗っていたのです。
アクセル踏んだら、その瞬間にクルマが前に出ないと嫌なんです。
グレイスのオートマも同様に、アクセルを踏み込むとキックダウンしてから一瞬遅れて加速します。
でもXF-08に交換してからはキックダウンする頻度が半分くらいになりました。
これだけで全然ストレスが違いますね。
特に高速道路で追い越し車線に出る時など、90キロから100キロに加速する際のキックダウンが減っているので本当に楽。
本当はキックダウンしないでトルクだけで前に出て欲しいのだけれど、そうなると本格的にマニュアルミッション搭載車両に乗るしかないですね。

もちろんアクセルを踏み込むと軽い軽い。
低回転から高回転まで一気に回るホンダエンジンの特性はそのままに全域でトルクがアップしている感じ。
グイグイ引っ張るホンダのエンジンと、切れ目なく動力が伝わるDCTの組み合わせは楽しい。
お山とか楽しそう(笑

そしてオイルが固いので騒音と振動も大幅に低減されました。
高速巡行程度ではエンジンノイズはほとんど聞こえず、むしろタイヤがうるさい。
いや、タイヤは後述しますが静かではない銘柄なのですがね。
エンジンはアクセル踏み込んでもノイズ少なく、振動もほとんどないので快適そのもの。

トルクがあって静かなXF-08 5W-30ですが、安価な製品だけに当然デメリットもあります。
燃費がよろしくない。
そもそもグレイスの指定オイル粘度に30番オイルが無いので燃費悪化は当然なのですが。
具体的には、ウルトラネクストでは燃費計で31.5Km/Lくらいまで伸びる事があったのですがXF-08では27.0Km/L程度が関の山。
1割程度の燃費ダウンでトルクと快適性を手に入れる事ができるなら安いものですが、上を探したくなるのが人のサガ。
早速アタリを引いたようですが、まだまだ探求の旅は始まったばかりです。
エンジンオイル入れ替えたばかりなのに、既に次のオイル考えてしまいますね(笑


写真2

そして久しぶりに装着した国産スタッドレスタイヤのヨコハマ・アイスガード5 185/55R16。
最後に装着したのはヨコハマスタッドレスはランサーに装着した・・・えーっと・・・ガーデックス?(うろ覚え)
あまり良い印象が無く、その後はピレリスタッドレスばかり履いていました。
最近はミシュランスタッドレスも選んでいますが、国産はどれくらいぶりなんだろう。

率直に言って、私の知っている国産スタッドレスタイヤの印象が書き換えられました。
それくらい高性能になっていますね。
ドライグリップは普通に走っている限りは結構グリップする、と言うか明らかにブルーアースよりグリップします。
ウェットグリップも上々で、普通に走っている限りは破綻させるのは難しいんじゃないかと思う程グリップします。
明らかにブルーアースより(略
ロードインフォメーションもウェット路面でも多少あり、ある程度安心して走れるかな。
ただグリップはあるけど限界が分かりにくいので攻めて走るのは苦手。
また55扁平に関わらず乗り心地も良く、ゴツゴツ感も無い。
明らかにブル(略
まだスノーとアイスは試していないけれど快適でグリップもあるし、普通の人はコレ選んで不満出ないんじゃないかな。
恐らく国産のアイス最重視ブランドのひとつだからアイスグリップは問題ないと思うけど。

問題なのは直進安定性とハンドリングかな。
バランスはとってあるので振動やブレは発生しないんですよ。
でもまっすぐ走らない。
常にクルマのラインが1センチとか2センチ揺れ動いているような感じ。
だからまっすぐ走っているはずなのに常にハンドル修正が必要になる。
さらにハンドリングレスポンスも悪いから曲がっている最中はずっとハンドル修正している。
と言うか運転中常にハンドル修正しながら走るタイヤ。
ステアリングのセンターはどこなんだろう?と常に探している感じ。

アライメントは最近修正したから問題ないはずだし、そもそもミシュラン・エナジーセイバーではビシっとまっすぐ走るしハンドル修正もいらない。
コーナリングも入り口の一発で決まって途中で修正は入らない。
となると原因はタイヤ。
空気圧を標準の2.3から色々調整して2.7まで上げても症状は変わらず。
タイヤのトレッドが柔らかすぎるのかな?
アイス最重視の銘柄だから有り得そう。

また、ロードノイズがうるさい。
一般道走行ではあまり気にならないけれど、高速道路では常にゴーッ!というノイズが車内に飛び込んでくる。
一応グレイスは静粛性が売りのクルマのはずなんだけれど?

だからヨコハマ・アイスガード5は一般道メインで走っている方は不満出ないと思う。
でも高速道路メインで走っていると不満が出るかも。
アイスガードは去年新モデルアイスガード6になったけれど、果たしてどこまで性能向上しているんだろうね?
一世代ではそこまで劇的な性能向上は望めないと思うのだけれど。

という事で、私の中で国産スタッドレスタイヤの評価は急上昇したものの積極的に採用したいと思える程ではないという結果になりました。

やっぱりまっすぐ走るってタイヤの大事な要素だと思うんだ。


エンジンオイルはアタリを引いたけれど、タイヤは私にあまり合っていない銘柄だったみたいで既に履き替えたい気持ちが出てきています。
やはりピレリに戻るか…。
ミシュラン再購入でもいいんだけどさ。
コストコ行ってエックスアイスの実物見たら欲しくなっちゃったしなァ。
Posted at 2019/11/23 20:38:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | グレイス | 日記
2019年06月29日 イイね!

HELLO N-BOX

写真1

グレイスの車検にはピットの関係で一日で終わらないらしく、ホンダの売れ筋N-BOXが代車としてやってきました。
どうやら普通車の代車は無いらしく、N-ONEかN-BOXしかないという事でN-BOXを選択。


写真2

日本一売れているとあって、内装の使い勝手は良いです。
タコメーター付きのスピードメーターもイイ感じ。
最近の奇抜なデザインではなくいかにも事務的なメーターがむしろ好印象。
そうそう、こういうのでいいんだよ。
またドリンクホルダーに500mlの紙パックが入るのはポイント大。
むしろ何故他のクルマに無いのか不思議なレベル。


肝心の走りは割と良い。
いつも乗っているゼストが重量880Kgに対してN-BOXは950Kgと重くなっているのだけれど、CVTのおかげかな。
ただ、何というかフィーリングがすべてにおいてダルいので街中をキビキビ走るというのは期待できません。
ゼストは若い男性向けと言うキャラクターがありますが、N-BOXはママさん向けのキャラクターですので意図的なものでしょう。

ボディが重いからかブレーキは効きません。
さらにコントロール性が悪く、ブレーキでフロントタイヤに荷重を乗せながらカーブをするりと抜ける…といった芸当は不可能。
具体的にはペダルの半分くらいまで効きが甘く、そこから急にググっと効きだす特性。
もしくは相当の熟練があればできるのかもしれませんが、とにかくカーブの前では減速。
コーナリングなんて考えるなという事でしょう。
ナロートレッドの上に全高が高いためカーブでは車体がロールする感覚を味わえます。
こんなの久しぶり。

乗り心地は普通のクルマとして良い感じ・・・と言うかフワフワし過ぎかな。
14インチタイヤを履く割には段差も軽くいなし、衝撃がキャビンに伝わってきません。
遮音もしっかりしており、ちょっと古い我が家のフリードよりも外部の音を遮断してくれています。
直進安定性も良好で、風さえなければ比較的長距離も走れるのかもしれません。
しかしシートが私と合っておらず、2時間程度のドライブで腰痛が発生しました。
また乗り心地がやけにふわふわしており、家族は一時間もしないうちに酔いかけました。


写真3

荷物は流石箱型だけあって大量の荷物も余裕で乗ります。
今日はカインズまで行く暇がなかったので近所のコメリでスポーツドリンクと水を補給しましたが、五箱くらい余裕で格納できますね。


という事でN-BOXは期待が大きすぎたのか、私には合わない車でした。
ターボになるとセッティングやシートが違うのでしょうか?
N-ONEの方が私に合っていそうですので、次回長期間借りれる機会にはN-ONEを選んでみましょう。
一応以前のインプレは良好でしたし、知人が新潟から九州までN-ONEでドライブしています。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2030025/blog/42538750/


色々書きましたが、N-BOXはユーティリティが優れていますし、加速に不満も無い。
静粛性も軽乗用車としての言い訳も無く乗り心地も良い。
直進安定性が良くてハンドリングも悪くない。
ただ私に合わないというだけで、売れているのは当然と思いましたね。


グレイスは初回車検(走行距離は74,000Km)なので、恐らく指摘事項無しで帰ってくるでしょう。
エンジンの騒音対策も依頼したので、静かなエンジンになってくれるかな?

車検は毎年でもいいと思うんですよね~。
問題なのは高額な税金であって、車検制度自体は必要だと思います。
車検制度があるはずなのに明らかな整備不良車両がゴロゴロ走っていますから…。
Posted at 2019/06/29 20:14:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | グレイス | 日記
2018年12月24日 イイね!

グレイスについて語ってみる

三連休もあるのにどこにも出られないっていうのはね…。
とりあえず家にいるのでグレイスを洗車しました。
写真1

いつも通りカーシャンプーはソナックス・グロスシャンプーで。
今の時期は洗ってもすぐに汚れるだろうけど、一緒に走る相棒だからできるだけ綺麗にしてやりたいよね。
ソナックス・グロスシャンプーの柑橘系の香りが気持ちイイし。

気温2度だけど、雪が降る気配はないなぁ・・・。
今年は本当に暖冬なのかもしれない。


さて、今日は時間もあるので私の愛車ホンダ・グレイスについて語りましょうかね。

最近はグレイスを見る事が増えてきました。
思うに、グレイス欲しいって人って多いんじゃないかなと思うのです。
カローラセダンが3ナンバーになるらしいので、今後新車で買える5ナンバーセダンってグレイス、プレミオ、アリオンの三台だけ。
5ナンバーセダンとか化石みたいな車今更欲しいのかという声も聞こえてきそうですが、昔とは事情が違うんですよね。
昔はクルマがデカいほど良い。ハイパワーなほど良いとされていたので大排気量ハイパワーのクルマが沢山いました。
でも今はクルマの性能が大幅に上がってきているので、普通に使えればいいという層は軽乗用車へダウンサイジングしている様に見えます。
何故か?

一番大きい理由としては軽乗用車で我慢する項目が大幅に減ったからではないかなと。
今の軽乗用車のエンジンはパワーがあるので高速道路も不満ないレベルで走れますし、ターボ付きならもっと楽。
さらにCVTとの組み合わせでエンジンのオイシイ領域を使ってスルスルと加速していきます。
サスペンションだってしっかり作り込んであるしボディだってしっかりしたボディ使ってる。
最近はハイブリッド+ターボなんてマシンもいるからパワーはある。
静粛性に配慮しているモデルも出てきて、意外と高速道路でも不満を覚えないレベルの静粛性がある。
クーラーだって寒いほど効く。
10年前の私のゼストでさえ十分にエアコン効きます。
と言うかオートエアコン。
一番のメリットはコンパクトボディだからガレージも広く使えるし、出先の駐車場で困る事も少ない。
20年も前の軽乗用車だったらパワーは無いしエアコン効かないしうるさいし燃費も大して良くないのが常識でしたが、今の軽乗用車は違うんですよね。

最近の軽乗用車の価格が高いという指摘もありますが、それなら何故高額なスーパーハイト系軽乗用車が日本一売れているのか。
理由はダウンサイジングの対象になっているからではないかなと思います。
軽乗用車ってディーラーでも自動車整備店でも代車で乗る機会が多いので、試乗に行こうと思わなくても最新型軽乗用車に触れる機会って意外とあります。
そこで普通乗用車ユーザーが今の軽乗用車の性能を知って「軽乗用車で十分だ」と判断してもおかしい話ではないです。
軽乗用車だから…ではなく、軽乗用車と言う種類のコンパクトカーと認識できるんですよね。
普通乗用車ユーザーからすれば軽乗用車が200万円だろうと普通の価格です。
燃費だって良いしタイヤ等の維持費だって安い。
ではダウンサイジングして軽乗用車にしましょうと結論が出るのは至極普通じゃないのかな。

デカいほど良い、大排気量なほど良いという層はアルファードクラスに流れているようでバランスは取れているようです。


前振りが長いですが、ここからグレイスの話。
車を乗り換えようと思って今まで乗っていたクルマからダウンサイジングしようと思っても、我慢したくないのが人のサガ。
独り身ならば維持できる範囲で何でも好きなクルマ買えますが、家族を持ったりすると中々そうはいきません。
我慢したくない。でも乗り換えたい。パワー欲しいけど燃費が悪いと家族に反対される。
正直私もエボ7 GT-A買おうとして反対されました(笑
オートマのセダンなのにダメだそうです。残念。
そこで登場するのが最近流行りのハイブリッドカー。
モーターアシストのおかげでパワーがある。しかも燃費も良い。

実際グレイスはシステム出力137馬力。
一昔前の2リッターエンジン並のパワーがあります。
システムトルクの公式資料は無いものの一説には18.0キロ。
それでいて0rpmから最大トルクを発生するモーターで発進するのでゼロ加速が異様に速い。
実用2Lエンジンよりも加速が良いかもしれません。
いいね。パワーは十分。

しかも7速乾式クラッチ式DCT搭載。
CVTではどうしても気になる高回転でのパワー抜け感、いわゆるラバーバンドフィールがクラッチ式ミッションにはありません。
きっちりエンジンを上の回転まで使える。
それが1速から4速までクロスしていますので発進加速が異様に速い。
まあ、ここを気に入って買う人がどれだけいるのか分かりませんが。

家族を説得するのに重要な指標のひとつ、燃費はカタログ燃費で34.4Km/L。(新型は34.8Km/L)
断る理由がありません。
実際リッター30を達成した事は数度しかなく、カタログ燃費達成もトップスピード60キロという反則ギリギリの方法でしか達成したことがありませんが一応達成できない事はありません。
むしろ燃費が良いからいつだってアクセル踏めるので、踏みたいけど踏めないというストレスもありません。
私はいつも遠慮せずアクセル踏んでいますし(笑

そして一番大きいのが5ナンバーサイズの全幅。
日本では最後の5ナンバーセダンとなってしまう可能性が非常に高く、日本に残された最後の駆け込み寺ですね。
正直アネシスには「デカい」と思う事はあっても丁度良いとか小さいと思ったことはありません。
やはり田舎には5ナンバーサイズが合っているようです。

不人気のはずのセダンなのにそこそこ売れている理由は、5ナンバークラスなのに安っぽくない事と実際乗ると良いクルマだからではないでしょうか。
今までセダンだったから今後もセダンに乗りたいというダウンサイジングユーザーをうまく取り込んでいるのかも。


実際買う買わないは別としても意外な事にセダンの人気は高いようで、乗りたいボディタイプランキングの上位に入ってきます。
実用性が良く、走りが良く、乗り心地が良く、長距離移動に向いているというイメージがあるようで。
あとはフォーマルなイメージだとかカッコイイとの意見も。
実際私は子育てをセダンでやってきましたが、インプレッサセダン&アネシスで困った事は新品チャイルドシートの箱が積載できなかった一度しかありません。
その場で組み立てて装着し、事なきを得ましたが。
スライドドアの方が子供がドアパンチしない分安心感は上ですが。


実際グレイス乗ってみてどうなのよ?と言うと、良いクルマと思います。
そりゃ大型ウイング装着していなかったり、ブレーキのサイズが明らかに小さ過ぎたりと不満はありますが。
実用性では一切問題なく、普通のオートマ車として乗れます。
モーターによるゼロ発進を体験してしまうとエンジンモードのクラッチ発進がかったるく感じるくらい、モーターのみによる発進が心地良いですね。
走り出すとすぐにエンジンがかかったり、走行中のEV走行時間が短いなどトヨタのハイブリッドシステムに比べれば遅れている感は否めませんが、クルマ自体のレベルが高いのでハイブリッドシステム自体の不満はあまり無いです。
何よりも7速DCTの4速までがクロスしていますので街乗りでもギクシャクしにくく、俊敏に加速してくれます。

一番良いと感じるのが高回転型特性のエンジンとDCTの相性で、低回転トルクは細いものの高回転域の伸びは気持ち良いの一言。
エコカーらしからぬ野太い排気音でググっと引っ張る加速がキモチイイ。
ホンダらしく軽くエンジンが回り、それでいてパワフル。
クロスミッションで元気に加速してくれますので、パワーに不満を覚える事はあまりない。
むしろ低回転トルクの薄さに不満を持つかも。

そしてSモードのレスポンスはまさにホンダ。
これだよ。ホンダに求めていたのはコレだよ。
思わずニンマリするレスポンス、パワー。
これならマニュアルミッション出なくてイイかも?と思える程に良い走りをしてくれます。

エコモードという我慢モードがありますが、アクセルレスポンスが極端に悪化するのは仕様だから良いとしてもエアコンが効かなくなるので正直使いたくない。

コーナリングもFFが曲がらないというのは昔話。
電子制御VSAも加わってえげつない曲がりを見せます。
その電子制御ですが、限界コーナリング時のスキール音が「キュ、キュ、キュキュ」と不自然な事から気が付くくらいに自然にアシストしてくれるので、電子制御ONだからハンドリングが不自然という事もありません。
むしろサーキットでも電子制御ONで走っていましたし。
VSAによる疑似LSD効果により立ち上がりでホイールスピンしないのは大変に有難いですし、雪道でもホイールスピンを押さえてモゴモゴと進んでくれます。
流石にフロント両輪がホイールスピンするような状況では無理ですが…。

ロールも自然ですが、もう少し柔らかくてもいいんじゃないかと思ったらスプリングレートは既に1.8キロ。
物凄く柔らかいスピリング使っていました。
これでも後ろから追尾してきた白いスポーツカー乗りによると、あまりロールしないで曲がっているそうです。

乗り心地はまさにセダンらしい乗り心地で大変に良好。
高速道路であろうがフラットな姿勢を保ったままどこまでも走れます。
静粛性も大変に良く、タイヤ選択によってはほとんど無音の移動空間となります。
むしろ純正オイルのウルトラネクストではエンジンがガラガラバサバサうるさいので、エンジンオイル変えて静粛性改善する必要があります。
相性の良いオイルを入れてあげればエンジンはほぼ無音無振動になりますので、純正オイルがどれだけ燃費重視にカリカリに詰められたオイルなのか良く分かります。
これでも10万キロ保証と言うのだから凄い…。
ここは燃費を重視するか快適性を重視するかで選ぶと良いかと。

シートヒーターや効き過ぎる程の電動クーラーによって室内温度は非常に快適。

ホンダセンシングは無いけれどオートクルーズが付いているし、ステアリングにオーディオリモコンがあるのでオーディオ操作は楽々。


ここまで褒めてきましたがネガも色々あります。
とは言え走りの不満はほとんど無く、内装の不満ですね。
一言で言うとあまりに造りが安っぽくてステップワゴンやN-BOX作っているメーカーの内装とはとても思えない。

まずコスト最重視としか思えないタッチパネル式のエアコン&オーディオコントロールは非常に使いにくい。
良く使う部分なのでブラインドタッチが基本なのに、パネルがつるつるだからどこにスイッチがあるかわからない。
完全停止した状態で目視確認しないと操作できません。
だから高速道路走行中に温度設定ミスっていたりすると次のパーキングへ駆け込むまで暑かったり寒かったり。
しかも温度操作がダイアルではなくてボタン(と言うかタッチパネル)なので、何度も押す必要があったりと不便極まりない。

ピアノブラック調のパネルは見た目は良いけれど埃が目立つので頻繁に掃除しなければいけないし。

センターコンソールはカップホルダー二つに小さいコンソールボックスが一つ。
本当にホンダのクルマ?
ホンダならサイドブレーキ残したままでもっと良い使い方の提案できるでしょ…。
内装が酷いと言われるインプレッサ(セダン&アネシス)の方がセンターコンソールの使い勝手良かったぞ。

プリウス式シフトレバーが酷い。
操作性が悪いだけでなくレスポンスが悪く、何度か操作しないとシフトチェンジしない事があります。
なぜPRNDの一直線にしなかったのか。
ホンダはもうPRND形式をやめたのかと思ったらシビックやCR-VはPRND式のシフトレバーだった。
最初からこれにしてくれよ!
これ、何とか後付けで変更できないものか…。

シフトレバーの次はモードチェンジボタン。
エコモードボタンはハンドルの付け根右方向にあり、緑色の丸いボタン。
スポーツモードのボタンはシフトレバー右前方の黒いボタン。
頻繁に使うものじゃないけれど、場所と形を統一してくれ…。
と思ったら新型インサイトではモードチェンジボタンが一か所にまとめられていた。
不満の声がきちんと届いたのか。

そしてパドルシフトが効く時と効かない時がある。
Sモードの時でも効かない時がある。
ディーラーによるとモーター保護のためとの事だが、効かない装置を付けるなんて危険極まりないからいっその事排除してくれないか。
もしくは効かない時くらいキャンセルの音を鳴らすとか、何らかの通知をしてほしい。

また、マニュアルモードからオートマチックモードへは時間経過でしか戻せないので非常に不便。
スバルは左右のパドル操作でマニュアルモードキャンセルできるのになァ…。

パドルシフトと言えばグレイスはエンジンブレーキがほとんど効かない。
恐らくエンジンのフリクションが非常に低いためなのだろうけど、全然効かない。
なので購入当初想定していたシフトダウンによるエンジンブレーキはいつの間にか使わなくなっていた。

そしてシートが全然合わない。
良いシートとのレポートも見るので、単に私の体と合わないだけなのだろうけれど。
ツルツル滑る素材でどんどん腰が前に滑って行くし、100Kmも走ると激しい腰痛に見舞われます。
仕方がないのでレカロシートと入れ替えました。


メカニカルな部分では唯一不満があるのがリアワイパーが無い事。
高速道路など後方確認したい時に非常に困ります。
4WDにはリアワイパーあるんだから標準装備にしてくれよ…。


という事で走りは非常に良いのですが内装はちょっと…なグレイス。
しかし内装のネガを打ち消すくらい走りが良いので、ハイブリッドカーという事で走りを諦めたくないという方には非常に良い選択肢と思います。
普通に使えて、走りも楽しめて、家族の説得も容易な一台。

ローテク車からハイテク車への乗り換えで最初は戸惑いましたが、今は良いクルマだと思えますね。
Posted at 2018/12/24 17:32:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | グレイス | 日記
2018年09月08日 イイね!

グレイスのエンジンオイル交換と楽しいクルマの考察

明日は富山県のダム湖百選へ向かうため、今日はグレイスのメンテナンス。
最近インターナビにて音楽を再生していると音飛びが激しいためディーラーに確認を取ってもらおうとすると…普通に再生し始めました。
おいおいちょっと待て。
症状としてはブルートゥース接続かUSB接続において音飛びが発生しますが、CDやラジオの再生はできます。
明日のドライブは何年かぶりにCDケース持参ですな。


エンジンオイル交換は前回ディーラー交換から5,000キロで、前回交換日は7/22交換ですので2か月経過していませんね。
最近はようやく直列エンジンの音と振動に慣れてきましたが、水平対向エンジンという低騒音低振動のエンジンに長い事乗っていたので、直列エンジンに慣れるまで時間がかかりました。

エンジン交換後のグレイスは5W-30のレプソル・エリートブリオのトルクに慣れた後ですのでウルトラネクストの走りがかったるく、ECONモードなんて全然使い物になりません。
もっとモーターアシストを積極的に使っても良いと思うんですけどね?
活発に走りたいときにはECONモード外せという事なのでしょうから、ECONモードOFFにしました。
ただ、エンジンを発電機扱いしているハイブリッドカーですのでウルトラネクストのエンジンのフリクションロス低減効果は抜群で、リッター30走れば良い数字だったエリートブリオと比べるとリッター35キロ程度の燃費が簡単に表示される辺り、流石は純正オイルだと。
しかしながら燃費よりドライブフィールを優先したい所ですので、しばらくウルトラNEXT使ったらエンジンオイル交換しますが。

フィールは良いけれど3500キロ程度でフィーリング悪化するカストロールEDGEか、EDGE程の滑らかなフィーリングは無いものの5,000Kmもの間目立ったフィーリング悪化が無く緩やかにフィーリング悪化してゆくMobil1か悩むところではあります。
いや、フィーリング良く長持ちなMOTULという手もありますね。
来月の話になるでしょうが、エンジンオイルを入手しておく必要があります。
でも個人的にはグレイスにはMobil1が合っているかな…。


グレイスに乗り換えてからガソリン代に全振りという条件を付けたのは確かですが改造の手も緩み、オイル交換頻度も通常の3,000Kmとつまらない事になっていますが、恐らく良い車ってそういうものなのでしょう。
パワーがあって静かで乗り心地が良い。
一見理想に見えますが、楽しいかと言われると楽しい領域が狭くなったかなと。
もちろんドライブは楽しいですが、ミシュランタイヤを選択しなかったらグレイスを降りる選択肢を取っていたかもしれません。
もちろん今では普通の道を普通に走る事も楽しく、もうしばらく乗ろうかなと思っています。


じゃあ楽しいクルマって何よ?と考えるに、不便で速くもなく、運転が簡単ではない車、つまり面倒臭いクルマこそ楽しいクルマなのだろうなと思うのです。
ゼストに乗っていると思うのですが、サスペンションは良いのですがエンジンが軽乗用車の自然吸気なので全然加速しませんしエコノミータイヤなので絶対グリップもありません。
けれどその性能を全部使い切って走るのは素晴らしく楽しい。
エアコン付けると失速しますし長距離を走れるか?と言えば恐らく難しいでしょう。
でもゼストは凄く楽しい。

インプレッサもそうでした。
いつでもアクセル全開できる程良いパワー。
電子制御が無いから簡単にホイールスピンするフロントタイヤに簡単にテールスライドするリアタイヤ。
車重に見合っていないブレーキはすぐ炭になるけれど、それでもどうにでもなると思わせてくれる剛性高すぎるシャシー。
素性が良いためエンジンオイルの性能変化が大変に分かりやすいEL15エンジン。
3,200rpmで最大トルクを発揮してくれる扱いやすいエンジンに、操縦者の意図通りにしか動かないダイレクトなマニュアルミッション。
色々細かい不満があるので地道に改造して乗りやすいクルマに仕立てていく工程が大変に楽しかった。
インプレッサは快適で楽しいクルマでした。

グレイスは最初から全部入りを選んで買った車です。
クルマとしては大変に高性能で、最初から完成している車という感じですので私が改造する場所が見つかりません。
キャパシティ低すぎるブレーキはとりあえずブレーキパッド交換しましたが、キャリパー交換でディスク大径化できるなら早急にやりたい。
不満点はそのくらいかな。

やっぱりクルマは全部入りではなく、少し完成度が低いくらいが丁度良いのかもしれません。
そういう意味では、楽しむためのクルマを一台持ってもいいのかな?なんて思い始めています。
ドライバーの意思に従順なクルマにはいくつか心当たりがありますから、ちょっとドライバーズファーストな一台を選んでも良いのかなと。
「楽しい」って難しいですね。
Posted at 2018/09/08 20:14:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | グレイス | 日記

プロフィール

「4,000回転以上のタービン音が気持ちイイ。クルマって音も大事だよね。」
何シテル?   08/08 21:28
FC1型シビック、JH2型N-WGN、M910A型ルーミーに乗っています。 フォローはご自由にどうぞ。 ドライブが好きで、ふらりふらりとあちこちに出...

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2025年5月5日 取り外したクラッチ部品の状況観察をしてみる 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/25 08:07:24
みん友さんと燕三条界隈でラーメンオフ会でした~( ̄∇ ̄) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
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