イグニッションコイルのひび割れ（考察）

　無料診断でも指摘のあったイグニッションコイルのひび割れについて、実は、約半年前に初めてポルシェを購入した時、PCに持ち込み「全気筒交換」を示唆されましたが、資金的にPCでは交換せず「とにかく交換すればよいのね」と海外サイトより、イグニッションコイルを中古の6本で50ドル（5000円）で購入して、プラグと同時に交換しました。今思えばお恥ずかしい話なんですが、だって高いんだもの。。その時に、事前確認しましたが、ひび割れはなかったと記憶しています。
　しかし、今回、無料診断で、その中古のイグニッションコイルにひびが入っていると指摘を受けたわけです。

　「まっ、中古だからひびも入るよな」とは思いましたが、症状を考察してみることにしました。

　どこの整備場からも言われるのは「マフラーがかなり高温になるから、イグニッションコイルはひびが入りやすい」と同じ回答です。PCでもそのように言われました。

　そこで、購入時の取り外したイグニッションコイルに番号を1～6に振り、それぞれ、ひびの割れ具合を写真に記録しました。
　
　わざと、ひび割れ個所を赤く記録しています。
（プラグ側）

（背面）

（上面）

（左側面）

（右側面）


（下面）


　このひびわれ具合からすると
1.下部のラバー部分には、ひびがはいらない。
2.プラグ側と背面側から下面にむけ、ひびが入る。
3.側面はあまりひびが入りにくい。
3.横軸のひびは、ボルト付近にあり、恐らくボルトの締付け過ぎによるひびの可能性がある。
4.確かにマフラーは高温になるが、マフラーの副遮熱によるひびわれが原因なら、ひび割れにばらつきが生じ、マフラー側のみひび割れがひどいはず、しかし、現状のひび割れ状態は、どれも均等に近い。
　総合的に勘案するとイグニッションコイル中、プラグ側と背面側から下部にむかってひび割れが起きているって感じでしょうか。
　
　また、無料診断で「イグニッションコイルのひび割れしていると火災が起きる」と言われましたが、他の整備工場で聞いた話では、「ひび割れから水が混入すると、イグニッションの所定の電圧が得られなくなるため、エンジンチェック警告灯が点灯する。火災になるのは、よほどひび割れを放置し続けた場合だ」とか。。。。

　当初、マフラーからの副遮熱で、イグニッションコイルにひびが入るなら、遮熱板を断熱対策しようかと思いましたが、このひび割れ具合からすると、マフラーが原因と言うより、エンジンが高温になるためイグニッションコイルとエンジンが接する部分からひび割れが入っているように見えます。

　※　あくまでも、客観的な個人的感想であり、なんの根拠も裏付けもありません（笑）