Syron Street Race FSWレーシングコースインプレ

格安タイヤSyron Street Race でのFSWレーシングコースのインプレです。
FSWショートコースを2本を含む走行距離約4000kmの状態で前後ローテーションし、フロント7分山、リア5分山の状態から走りました。

今回は2本、計70分の走行です。
気温は26℃、天気は晴れ時々曇と熱ダレするタイヤにとっては良いコンディションとは言えません。空気圧は冷間1.9スタート、走行後で2.4kです。

FSWショートコースを二本走った時は、熱が入ってからはほとんどグリップしなかったので今回も正直全く期待してませんでした。しかし結果は予想より相当よく、使えるタイヤと思いました。

一本目の途中からグリップダウンはかなり感じましたが、その後は比較的安定してました。
走り方が安定しているわけではなく、クルマのスペックも違うので正しい評価ではないですが、三年前に走ったAD007Neovaより平均的に1杪良いタイムで安定的にラップできたので、そこそこのレベルだと思います。


ショートコースを走った時との比較です。外気温は24℃とほぼ同じですが、ショートと比べて本コースの方がタイヤに対する負荷が少なく、空気圧の上がり方も少なかった事が原因の一つかと思われます。この時は温間で2.7kまで上がってました。
走行後の写真で比較すると、センター部分のブロックパターンの融解は同じように見られますが、外側のスリック部分をより有効に使えていたようです。


と言う事で、私としてはFSW本コース中心で使うには十分使えるタイヤだと結論付けますが、ミゾが浅くライフはかなり短いのでコストを考慮した評価はどうでしょう。

隔月サーキット走行し、月1000km走るような使い方では、半年がリミットのように思えます。サーキット専用タイヤとしてもよいですが、価格は6000円と国産ハイグリップの三分の一から四分の一と格安で、交換工賃を含めても十分に安いので、早いサイクルで交換する使い方もアリかなと思います。