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サンデのブログ一覧

2021年12月09日 イイね!

師走のラストスパート?

師走のラストスパート?前回UPの「Z3の不調ブログ」から1ヶ月半。

この間に、高1より35年来のファンであるところの我が「東京ヤクルトスワローズ」が、往年の銘ストッパー高津臣吾監督/伝説の高速スライダー投手伊藤智仁ピッチングコーチの下。

リーグ終盤の驚異的な追い上げで「独走お祭り騒ぎ」の阪神タイガースを逆転し、セントラルリーグを制覇

CSで勝ち上がって来た讀賣ジャイアンツを2完封勝ち1引き分け、3戦で2点しか与えず鎧袖一触。

迎えた日本選手権シリーズはパ覇者のオリックスと、「2年連続最下位からの優勝」対決では予想外の6戦連続超絶接戦の死闘を制し、4勝2敗で日本一を勝ち獲りまして。

まーぶっちゃけ「クルマどころじゃねえ!」晩秋を送っていたワケです・・・、いやー6年ぶりのリーグ制覇と20年ぶりの日本一、幸せだったなぁ。^□^)ゝ



んで。


そうこうしている間も、相変わらずメインカーの空冷ポルシェ930カレラの事故修理。
ヤマハSR400改500のフォーク再メッキ&ノッキングによるピストン交換+FCRキャブ調整他。

共に目処が立たず中ぶらりん状態のサンデ‘高崎です。
・・・前置き長ぇ。w

進捗状況から言いますと、930は本日現在オールペンが完了。
ガラスを新品に交換してサイドの「PORSCHE」デカールを貼れば、ボデーの修理は完了。

↑ヘッド/バルブ摺動部周りの部品交換&3.2→3.4L化、フライホイールとRSクラッチ盤換装が完了したエンジン/ミッションが待つ主治医の所に運ばれて来ます。

ボディへのエンジンミッション搭載が済むと、サスペンション、配線の取り付け、追突時にバンパーで潰れたリヤのナンバーを再交付をして車検取得。

納車はギリ年内間に合わない見込み。w


SR改500は2カ月に及ぶフロントフォーク再メッキが完了したと思ったらエンジンから微小なノッキングが発生していることが発覚。(耳を背けていただけw)

プラグホールから小型キャメラを挿入して燃焼室内を見てみたところ、ピストン冠面にバルブと接触したっぽい形跡を発見。

400㏄→500クランク/コンロッドのストロークアップに際し、ボアが同じながら「冠面が真っ平らな500ピストン」に対し、山形に中央部で7~8mmほど盛り上がった400ピストンを使うと500㏄化で「ハイコンプ500」となります。

その時の圧縮比が500純正平面ピストンが8.3:1に対し400純正ハイコンプピストンを使って500化すれば10.5:1
ちなみにSR400の圧縮比は8.5:1です。

ハイオク限定、バルブとピストンのクリアランスは「ほぼゼロ」で、ノッキング上等みたいなエンジンになっているのが今の僕のSRの状態。

そこで「ただ純正500ピストンで圧縮比落すのも癪」とゆー事で色々調べてみた結果。

欧州仕様(ドイツらしい)の500エンジン用ピストンは緩やかに冠面が盛り上がっている「弱ハイコンプ」らしい、と。w

とゆー訳でヤマハ純正欧州仕様500ピストン+ピストン・オイルリング/ピストンピン/クリップKit発注。

すったもんだの末に入手完了!
早速センパイんトコに持ち込んでみました。

コレが400㏄純正ピストン。
500クラコンに合わせると「ハイコンプ500」となり、圧縮比は10.5:1

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IMG_3995 posted by (C)サンデ

国内仕様500ピストンは冠面がド直角で真っ平らなのですが。
コレは欧州仕様の「純正ハイコンプ500」ピストン。
2.5mmほど冠面が盛り上がています。

圧縮比は国内純正平面500ピストンの8.3:1に対し9:1になるそうです。

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IMG_3996 posted by (C)サンデ

比べてみるとその差は歴然。
10.5:1と9:1の差が見て取れますが、存外吸い込む空気の量は欧州500の方が多い訳で、乗った感じは「神経質さが無くなり非常に乗り易くなる」と言われていますがコレ如何に?

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IMG_3994 posted by (C)サンデ

そして、ピンホールカメラで見た時キズに見えたバルブリセスの「キス痕」ですが。
バラして見てみましたトコロ「スラッジの堆積部を削っているだけ」で、その下にも薄ーくスラッジがあったので、超絶ギリギリ当たっていなかったという事実も判明致しました。w

まあ「何分の1mmというクリアランス」だったのは間違いないので、欧州500ピストンの活躍を期待しましょう。
たぶん見た感じ1.5~2mmくらいはマージン取れそう。

バルブの歪みとかバルブシートの気密性も燃焼室逆さにしてワコーズフューエルワンを張って2日ほど放置したところ、液漏れ=スキ間無し。

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IMG_3997 posted by (C)サンデ

コチラもピストン仮組みして冠面に粘土乗っけてクランク回してクリアランス測定、無問題ならばリング組み込んで組み立て、キャブセッティングとなります。

そしてコレも年内はギリ間に合わない見込み。www


まあ五十路のオジサンが「1月にバイク乗る」のもキビしいモンがありますので、来春から楽しませていただきます。

3月・・、50の誕生日は930とSR、88年組のクラシックコンビと共に迎えられそうです。^ー^

Posted at 2021/12/09 16:44:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | YAMAHA SR400 | 日記
2021年10月21日 イイね!

Z3急性心不全より生還。w

Z3急性心不全より生還。w今年春より稼働中の2001年式BMW Z3 2.2i (6AT)ですが、初トラブルが出ました。

事の起こりは先月20日。
ウチのムスッコを乗っけて神宮までC戦に行く前に、代官山でみん友さんとチョイとお茶飲んだ時です。

蔦屋ませスイーと走って小一時間歓談のち、満を持して神宮に向かい走り出した、途端精算機でブレーキ踏んだらプスン。
『?!』
ちょっとテンパる。
『んん?コレATですよね?』

Pに入れてエンジン始動。
「おー普通に掛かった!」
精算所のバーをくぐり、旧山手通りに出る一時停止でまたエンスト。
246からスタジアム通りで日本青年館までの間に五回エンジン止まる。w
出足もグズって鈍いな?

発進後スグブレーキ踏んでステアリング操作するとストールするという事は、エアフロか?
サージタンクから余計なエアー吸って空燃比が狂ったか?
失火してるならクランク角センサーか?


いずれにしてもコレは看過出来んレベルのトラブルだね、とりあえず野球観戦しよ!w

S2-2C引き分け、カツオ孤立無援から8回日本一の代打陣の奮起で追い付きドロー。
『まあまあ上等だぜ、サテけーるんべーか?』
→またエンスト。w
「Oh!夢じゃなかったYO!?」

何てこった、アレが原因か・・・?

更に遡る事1週間前の9月13日。

コロナ禍の渦中、帰郷してワクチン2回打った大学生のムッスメを京都まで送ってったのですよ、Z3で。

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B3FEF8E9-7E96-4B58-9157-3789430052B8 posted by (C)サンデ

ご時世もご時世なので一泊二日の観光無しの強行軍、ムッスメんチに本人と秋冬の荷物下ろした頃には20時過ぎ、四条河原町も人がまばらでビジホに直行。

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888B3BD1-6715-4DA5-8950-CDB31A136252 posted by (C)サンデ

翌日午前に京都を出て、名神から中央、土砂降りの大雨に見舞われつつ岡谷IC降りて軽井沢まで30kmでやっと雨が止み、オープンで家までドライヴ、35時間で京都往復1,005km走って来たんすね。

こん時『加速がモタつくなー?』くらいに思ってたんですが、長距離でトルコンがビックリしたか?w
くらいに思ってたんすよね。

で、人間の故障は放っときゃ治る場合もありますが、機械は放置しても直りません。
ネットで調べてみたトコロ、Z3のM54エンジンではメジャーな症状らしく、可変バルタイ=VANOSのカムシャフトセンサー及びクランクセンサーで点火のタイミングを測っておるそうで。

オイル交換がてら症状を説明しつつ主治医のセンパイに相談。

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B7B92EA3-E5AB-403F-AEA2-3B6268FE00B5 posted by (C)サンデ

OBDでセンシングしたところ、吸気側のクランク角センサーにエラーコードあり。
本来IN、EX、クランク角3箇所のセンサーをセット交換が望ましいという事だったのですが、各センサーそれぞれ21k〜23kもするのと、エラーはINのみだったという事でここだけ交換。

可変バルタイのアクチュエーターを外し、6気筒エンジンの真ん中あたりからエンジンルーム奥のコネクタ迄追って交換。

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B511DD19-EA72-4FBE-A0D4-F8BD805C30BE posted by (C)サンデ

半日ほど待って修理完了。
エラーコードも消え、出足も改善。
35,000の出費で復帰致しました、ウチ部品22k。

来年あたり免許取るムッスメが乗る事になるかもしれないので、道端でエンコしない様に面倒見てやらんとですねー。

本人は「こんな古いクルマ嫌!」とか言うてるらしいが・・・。w

Posted at 2021/10/21 00:25:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW Z3 2.2i | 日記
2021年09月27日 イイね!

川越道中記

川越道中記当家のレインジローバーが初回車検を迎えまして、購入したディーラーであるところのランドローバー川越にあずけておりまして。

シルバーウィークを跨いで完了の報を受け、先日川越まで引き取りに行って参りました。

何で車検ごときで川越?かと云うと。
この初回車検まで、新車保証に付随するプレミアケアとゆーサービスが効いておりまして。
本来ならメーカー保証なので、日本全国何処の正規ディーラーでも受けられるハズなのですが・・、残念ながら当地グンマー県の正規Dラーではメーカー保証だろうがリコールだろうが「他ディーラー車は一切入庫拒否」とゆー社長方針らしく。w

『まあ実際買ったトコの方が気持ち良く受けてくれるよね?』
ちゅー訳でお願いしたワケです。

そして川越といえばポルシェセンター高前から僕の930カレラのフレーム修正&板金修理を請け負っている(株)GBFさんがございまして。

この8月に最新の塗装ブースを併設した新工場に一部作業を移して、僕の930もココでボデー修理が完了し、塗装準備の段階に入ったとの事らしく。

連絡してクルマの現状を見学させていただきましたよん。

新工場は川越IC下車5分、嫁はんとムスッコ同伴で伺うと真新しい事務所には胡蝶蘭が鎮座しております。
キビキビ働く職人さんがいちいち手を止めて礼儀正しく挨拶してくれるところあたり、社員教育が徹底されてますね〜。

はいドン!

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7A33436B-6168-40FF-B064-A3732F3A7D22 posted by (C)サンデ

一番奥のブースでフェンダーの張り替えを終え、塗装待ち。
山折り谷折りだったフェンダーもキレイに元通りに。

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0A145F58-E88E-45D6-8EDC-60C6F8D0DA89 posted by (C)サンデ

『おお、キチンと直っている!』

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8E28CCF3-18AD-4B96-AC69-5F45CA713FA5 posted by (C)サンデ

中身の取り外されたエンジンルーム内もサビ落として再塗装。
30年以上小傷が蓄積され、朝日が当たると乱反射して前が見えなかったフロントガラスも実費で新品に交換〜。

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9DA69A36-7A4D-4647-87E2-594644BFBCCD posted by (C)サンデ

んで、その中身も主治医様からのLINEにてマーレー3.4シリンダーピストンが組まれてヘッド面研まで進みました、と。
『ちゃんと進んでんだネ』

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B2D58CF4-2888-41CE-A9EC-9845FD050B3B posted by (C)サンデ

養生のスキマから覗く、一年ぶりのコクピット。w

このブースが空くと下地から吹くらしいですね。

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411E4D4C-6439-4C59-A9DE-910BB09676A6 posted by (C)サンデ

20分ほどお邪魔してさあLR川越、の前にハラ拵え。
途中で寄ったロッヂ風の昭和な喫茶でオムライスうまし。

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0DF9935C-F241-44E8-A7AD-5A1FA1A84DF3 posted by (C)サンデ

ムスッコは焼肉丼うまし。(何だそのドヤ顔w)

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A927E46C-9C86-4617-BF55-258C6035FFF7 posted by (C)サンデ

1時前ディーラー到着。

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55220588-CCB1-4C65-B406-9C2D9174A9EA posted by (C)サンデ

非常〜に気になるディフェンダー90
コレに直四ディーゼルターボが出たら、めっちゃ身体に吸い付く非レザーシートに白18インチ鉄チンホイール+白屋根で「でかジムニー」的に使いたい。w

担当氏曰く。
「滅多に入りませんが、乗るとレンジのディーゼル良いですね〜」
ホントですよね、お金も無いし還暦まで乗ろうと思います。w
然るのち免許返納までディフェンダーだな!^ω^

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ECCFE714-7260-4EB1-869A-CDFE63F0153E posted by (C)サンデ

早期予約+持ち込み入庫でコットントート頂きました。
うれC〜。

帰りはノンビリとレンジクルージング、あーやっぱりこの大舟感と戦闘機並みに切り下げられた超絶視界イイなぁ。
ポルシェともロドともEとも違うキャラクターに、磨き込まれた操作系の滑らかさは唯一無二だね。

あと10年はお世話になりますので宜しくお願いします。(〃ω〃)

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23F5EB58-9D69-43E0-92DD-9A48FDCA615F posted by (C)サンデ


つづく


Posted at 2021/09/27 22:32:03 | コメント(2) | →930大河 | 日記
2021年09月19日 イイね!

ちょほど一年前に~♪

ちょほど一年前に~♪88SR500の代車として借りているスーパーカブ90(1980年式w)に乗って。

土曜日にね、空冷でお世話になっているグンマー山奥のひみつガレージに行って来ましたよ。

ナンの事は無い、前回のブログで伺ったトコで、その後修理の見積を戴き、その後精査して来た訳ですが・・。

この度オバホルの内容が決まり、部品の発注を済ませたところで部品代+αの支払いに行った訳です。

前回の見積ではピストン/シリンダーを3.4にして、吸排気バルブ、バルブガイド及びスプリング/リテーナー、チェーンテンショナー、964カム、964RS用クラッチカバーハウジング、フラホをそれ様に加工と。
純正部品で算出すると結構な額になりまして・・。

ぶっちゃけ今の僕の財力では甚だ苦しい。 ̄ω ̄;
稼業もコロナの直撃を喰らって青色吐息で御座います・・・。

そこで重箱の隅をツツく感じで主治医様と見積の見直しを敢行して来た訳であります。

そして解かった事としてこのエンジン、ヘッドを一度開けて排気側のバルブガイドを打ち換えてある、と。

バルブを保持するバルブガイドは「OHC」でカムがバルブを直打するモノではなく、ロッカーアームでナナメにこねくり回される関係上、断続的に「首振り」方向に力が掛かります。

で、少なからずガタが出るのですが、基本的に排気バルブの方が先にガタつきます。
ウチのエンジンは、先の見聞でもピストンオイルリングが全部目詰まり起こすほどオイル管理が杜撰だったそうですが。
オイルも替えずに空ぶかしや急発進を繰り返したのかも知れません。

カムハウジングの液体ガスケットが社外品で、排気に比べ吸気の方がガタが大きかったそう・・。
ゆーて吸気の方も全く致命傷ではないのですが、今回ピストンシリンダーを交換するにあたり。

「65歳過ぎまで15年間を無OHで10万kmカチ回せる仕様」

にしたいと云う事で、ここら辺は無理してヤル事にしました。

・・・てか「チェーンアジャスター」以外は当初のメニューを実行する事に。
しかしながらこのチェーンアジャスター(テンショナー)とゆーのがチタン製で。w
ワンセット(4本)で24万もするんですよ。^□^;

『アホちゃうか・・・?』

余談ですが空冷エンジンのアイコンである「背面ファン」ですが。
中身の羽根はやはりチタン製で、外側のシュラウドはマグネシウムで出来ています、それぞれ20万円づつ。(爆)
こんかい衝突の衝撃でヤラれたんで相手の保険で交換しますけどね。^m^

それ以外、パッキンや補器類、応力の掛からない部品などは社外品を使い分け、総額で50万程代金を圧縮し取り掛かる事になりました。

いやーまた借金が増えた。 ̄皿 ̄


昨日はウチの子がノーブレーキ追突喰らって丸一年でして。

よーやっとボディも塗装に入れる段階に来たらしく、エンジンもだいたいの部品が届き、手が付く段までやって来ましたよ、といふ事で。
部品代+手付を支払いつつ届いた部品を拝んで来ました。

先ずマーレー製アルミ鍛造ピストン&ニカジルメッキアルミシリンダー3.4Lキット。

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IMG_E3210 posted by (C)サンデ

黒くてモダンなチューニングピストンって感じ。

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IMG_3209 posted by (C)サンデ

右が純正のカールシュミット製アルミ鋳造ピストン。
冠面形状がスワールさせていかにも「モワッと」燃えそうな感じ?w

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IMG_E3211 posted by (C)サンデ

シリンダーは外観は寸分たがわず同じで、ボアの分3mm肉薄加工されて内面にニカジルメッキが施されているのですね。
コレがボーリングと大径ピストンを使った排気量UPを困難にさせているとか。

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IMG_E3212 posted by (C)サンデ

オイル下がり&オイル上がりのWパンチでベトベトだったヘッド燃焼室は、洗浄されてキレイな状態に。

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IMG_E3207 posted by (C)サンデ

この時代のポルシェって、2.7~964後期までヘッドとシリンダー間になんと「ヘッドガスケット」と云うモノが無く・・。(!)

パッキンも使わずブロック同士をピタリと合わせて運用していたとゆー。
スゴイですね、コレ基本設計50年前のエンジンよ?w

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IMG_3206 posted by (C)サンデ

3番シリンダーの排気側、この部分からオイル漏れを起こしていたそうで。
ココは1/5mmほど面研して合わせ直すらしいです。

以上で3.4Lが組みあがってもバキバキのチューンドエンジンにはなりませんで。
ノーマル+α(260psくらい)の余裕と少しだけキレのいいレスポンスで復活になりそうです。

クーラー無いのは相変わらずキッツイが・・。w
まあ今年中には乗れると良いなぁ、と。

Posted at 2021/09/19 15:39:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2021年08月22日 イイね!

エンジン(修理)始動!w

エンジン(修理)始動!wあれはいつの事だろう?

近所のGSで給油して、帰る途中で追突喰らった秋の夜。(R2.10.18)

あれから11ヶ月―。

事故から半年放置の末、今年のGW前にフレーム修正器が届き。

PC高前経由で埼玉県中南部の外車ディーラー専門の板金/レストア屋さんに運ばれていたボデーは、シャシー修正器に乗り。
モノコックの歪みはほぼ無しとゆー事でこれからフェンダー交換から塗装剥離、サーフェサーから全塗装へと道筋が立ちました。

そして板金屋で外されたエンジンは群馬の山の奥深く、僕の主治医である空冷ポル/レトロスポーツ専門ファクトリーへと担ぎ込まれたワケですが。
 
本日ロドさんでカルーくみ山を経由しながら、主治医殿の所へエンジンのOHに関しての相談をして来ました。

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IMG_2892 posted by (C)サンデ

イキナリ三浦さんが鎮座しててビビる。w
4リッターV12を横置きするとゆー元祖スーパーカー、しかもツインカムの真ん中(プラグコードの刺さるトコロ)からダウンドラフトキャブで混合器吸ってんのね?w

まあ面白いクルマは置いといて。

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IMG_2881 posted by (C)サンデ

先ず既にバラされたエンジンの状態についてレクチャーを受けます。
ウチの子オイル食いが激しくて、走行1,000kmあたりで1,200~1,500ccくらいエンジンオイルを消費するんですが。

曰く「オイル管理が悪かった様で、あ、サンデ(仮名)さんじゃないですよ」
新車からしばらくの間のオイル管理が悪かったらしく、ピストンリングの間にスラッジが詰まり・・。w

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IMG_2880 posted by (C)サンデ

オイルリングで回収したシリンダー内のオイルがオイル穴を通ってピストンの内側からクランクに還るハズですが、その穴・・というか溝がスッカリ埋まってます。w
そして「オイル焼け」と云う変色が発生してました。

これではシリンダー内のオイルがリターン出来ず、そのまま燃える事に。


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IMG_2885 posted by (C)サンデ

んで、これがバルブ。
ポルシェバルブガイドは銅製で柔らかい消耗品で、バルブの微小な首振りが発生するとクリアランスからオイル下がりが発生しやすいそうで。
このバルブも多少のガタが出だして来ていました、上と下が擦れてピカピカになってます。

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IMG_2886 posted by (C)サンデ

そんなんでポートにもオイルがベトリ。
この症状が2気筒ほど。

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IMG_2884 posted by (C)サンデ

バルブスプリングとリテーナー、スプリングは折れる場合もあるのでついでに全部交換予定。
あとサイレントチェーンテンショナー。

ピストンとシリンダー。

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IMG_2882 posted by (C)サンデ

アルミシリンダーにアルミのピストンとゆー組み合わせ。
アルミ同士だと「カジリ」が起こりますので、通常は鉄のシリンダースリーブを入れたりするのですが。

930までの911はカールシュミットとマーレー、2社のピストンシリンダーを採用しています。(964からはマーレーのみ)

カールシュミットシリンダーは「アルシル」といって、アルミシリンダー内部に鋳鉄を溶射したモノで、カジリを防いでいます。

これに対するのがマーレーのニカシルメッキ、これはマーレーの特許で、ニッケル系炭化ケイ素メッキをシリンダー内部に施し、鍛造ピストンを使ってます。

まあ一般的に良いとされてるのはマーレー。

純正3.2Lにも希に(w)マーレー製があるのですが、コレにはアフターパーツとして3.4L版もございまして、200㏄の余裕とコストを鑑み・・今回はマーレー3.4Lピストンシリンダーキットを調達する事にしました。

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IMG_2888 posted by (C)サンデ

腰下、クランクベアリングは非常にキレイ。
コンロッドも「割るとボルトを新調しなければならない上に通常問題無いので勿体ないからこのまま使いますよ」
と云うことで手は入れず。

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IMG_2887 posted by (C)サンデ

いやキレイなモンですね~。

結果、OHで手を入れる部分としては―。
交換
・バルブ&バルブガイド及びスプリング/リテーナー一式
・964カムシャフト
・タイミングチェーンテンショナー
・マーレー3.4Lシリンダー/ピストン
・964RS用クラッチカバーASSY

修正加工
・964RS対応加工930フライホイール
・ヘッドシリンダー面アブラ漏れ研磨
・現車合わせECU

となりました。
結構な金額になると思われますが・・、まあしゃーない。
新車ポルシェ買うと思えば安いモンよ、欲しい新車ナイけど。w

年内中の復活を目指して戴ける様です、塩ご飯でガンバロー!


つづく
Posted at 2021/08/22 18:43:09 | コメント(4) | →930大河 | 日記

プロフィール

「今に始まった話ではないですが、とうとう「ポルシェ911」に何の興味も沸かなくなりました。w
デカさ、重さ、おねだん、全て視界の範囲外。w
997スリーはオコすか解らんし、結局930が個人的に「最後の911」ですな。」
何シテル?   07/05 17:53
自身の体調は年4回の献血で把握する、投資家で好事家で好角家の、カブ主。 大相撲朝日山部屋後援会特別会員。 一年中クルマかバイクで何処かしらの山をフラフラ...
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