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2012年05月13日 イイね!

初めてのコレクションアイテム

初めてのコレクションアイテム最近、私のミニチュアカーコレクションは1/43スケールが主流になってきました。それこそ子供の頃から“手のひらサイズ”のトミカは、現在に至るまで数えきれないほど購入し集めてきていますが、やはり作り込みの精密さを重視するコレクションアイテムとしては、国際基準とも言える1/43スケールがディテールの再現具合と収納に要するスペースのバランスから見ても、ベストという感じです。

こちらでも度々ご紹介しているように、最近では警察車両を中心としたコレクションを続けていますが、ここに来て1/43スケールとしては恐らく日本車では初めてのリリースであろう車種をコレクションに加えました。
それが、トミーテックからリリースされたトミカリミテッド ヴィンテージNEO 43の「日産・パラメディック」。救急車のミニチュア自体はトミカなどでも人気のカテゴリーなので珍しくはないですが、こと1/43スケールで内外装を忠実に再現しているコレクションモデルとなると、少なくとも私の記憶では日本の救急車については初の商品化ではないかと思います。

救急車が日本に初めて登場したのは1933(昭和8)年の3月、横浜市の神奈川県警察部山下消防署に配備されました。これはアメリカ製のキャデラックで、今で言えばステーションワゴンでした。以来、警察と消防が別々の現在のような組織となって以降も、救急車は市民の生命を守る存在として全国で活躍を続けています。特に1991年の法律制定に伴う救急救命士の発足は大きな転換点となり、それまで搬送中の患者に対する医療行為は禁じられていましたが、この制度によって乗務している救急救命士が医師の指示を受けながら救急救命措置を施せるようになりました。

これに合わせて救急車にも変革の波が訪れます。
それまでは、あくまでも患者を迅速に医療機関へ搬送することだけを目的としていたため、極端な言い方をすればストレッチャーに寝ている患者を運ぶことだけを考えていたのが救急車だったのです。しかし、今度は搬送中の車内で救急救命措置を行うわけですから、相応の資器材を搭載する必要がありますし、それらを活用して措置を行うための余裕あるキャビンスペースも求められます。

しかし、救急救命士制度の発足に対して救急車の進化は当初間に合わず、例えば東京消防庁ではアメリカのフォード車を導入するといった事例も見られました。しかし各自動車メーカーも迅速な対応を見せ、1992年にはトヨタ自動車が初の高規格救急車を発売。少し遅れて日産自動車も初代パラメディックを発売しましたが、トヨタのハイメディックはハイエースをベースとしていたのに対して、日産のパラメディックは小型トラックのアトラスをベースに仕立てられていました。
前者は患者を安定した状態で搬送するために乗り心地などを優先した結果であり、後者は多くの資器材を積載しつつ措置のために広いスペースを確保することを優先した結果だったと思われます。

全国の消防組織が次々と救急救命士を養成して高規格救急車の導入を進めましたが、1BOXベースとトラックベースはそれぞれに一長一短がありました。そこで自動車メーカーは更なる開発を進めた結果、乗用ミニバンをベースとしながらもホイールベースの延長やボディの拡幅でスペース効率も高めた、高規格救急車専用モデルをリリースするに至ったのです。
トヨタ、日産ともに高級ミニバンをベースとしつつも、患者収容スペースを大幅に広くとったモデルを用意して、全国的に幅広く受け入れられる高規格救急車の姿が出来上がりました。

さて、今回モデル化された日産パラメディックですが、Bピラー以降が拡幅&嵩上げされた独特のボディスタイル、広々とした患者収容スペースに用意されている医療器材など、細部まで良く出来ているという印象です。さすがにフェンダーの左先端に備わる補助ミラーは別パーツとなっていますが、それ以外はドアミラーを含め完成品として仕上げられており、例えば救急車らしいところであるリアセクションの半すりガラスなどもリアリティの高いものとなっています。

ちなみに実車のボディサイズを見ると、全長5,640mm×全幅1,900mm×全高2,480mm。ここでちょっと面白い比較をしてみると、前述の横浜市に配備された日本初の救急車、そのスリーサイズは全長5.3m×全幅1.9m×全高2.3mと、意外にも現代の高規格救急車に近いものだったのです。もっとも、日本初の救急車はボンネットの長いボディスタイルゆえに、患者収容スペースの前後長という点では高規格救急車が圧倒的に優れているのも事実ですが。

なお、救急車の歴史についてもう少し説明すると、横浜市に配備される一年前の1932(昭和7)年に日本赤十字社が大阪に「救急自動車」を配備しています。これは、当時の大都市で交通量の増加が著しく事故が増えていたことに対応するために、路上救護所を日本赤十字社が設けており、ここに配備されていたのです。
もちろん患者を医療機関に搬送する役目も担っていたのですが、あわせて機材の運搬などにも利用されていたそうで、現在の認識でいうところの救急車とは純粋に言えない部分もあったようです。この車両を「日本初の救急車」と解釈することも出来ますが、私個人の感覚としては行政に配備された前述の横浜市の車両を「日本初の救急車」と表現する方がしっくり来るように思っています。
 
MiniCar|トミカリミテッド ヴィンテージNEO 日産パラメディック高規格救急車
Posted at 2012/05/28 23:47:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2012年05月08日 イイね!

いざとなれば、その身を挺して

いざとなれば、その身を挺して私自身は東京に移り住んで15年が経ちましたが、今でも永田町や霞が関の方面に足を運んで国会議事堂や首相官邸などの近くを通ると、ここが日本の首都であることを実感させられます。さらに言えば頻繁に皇族や政府首脳、海外からの要人などが行き来をしており、こうしたVIPが乗る車列を目にする機会も珍しくないあたりは、首都ならではといったところでしょうか。

VIPの身辺を守る警察官がSP(セキュリティ・ポリス)。警視庁の場合は警備部の中に警護課と警衛課が設けられており、前者は政府首脳や国賓など海外からの要人、後者は皇族の身辺を守る職務についています。
SP隊員は一定の基準をクリアした“選ばれし者”であり、武術や射撃などに卓越した技術が求められるのみならず、国家的な公の場にも立ち会うことから見た目や立ち居振る舞い、外交マナー、英語力をはじめとしたコミュニケーション能力など、とにかくいろいろな面で高いスキルを求められます。

そんな彼らが使用する車両が警護(警衛)車両。その多くは黒塗り(警衛車両ではシルバーなど明るめの色もあり)の大型セダンですが、中にはSUVタイプの車両やミニバンタイプの車両も配備されています。
SUVタイプは機動力の高さや、その頑丈さから、万が一の事態においては車そのものが盾となって要警護対象者の身を守るとされています。今回コレクションに加えたミニチュアカーは、現行型のトヨタランドクルーザーをベースとした一台で、VIPの車列においては要警護対象者が乗る車の直近に位置して、周辺の警戒にあたります。

そして、例えば交差点を右折する場合、この警護車両は要警護対象者が乗っている車のアウト側を通る走行ラインに移り、周辺から突入してくる車両などに対して盾の役割をにないます。
この“警護走り”については、警視庁の動画ライブラリに参考となる映像がありました。

●警視庁 動画ライブラリ|警備部警護課 (FLV形式)

この動画では、今回ミニチュア化されたランドクルーザーの前任にあたる、いすゞビッグホーンが登場していますが、迎賓館を出て右折する車列において、VIPが搭乗しているメルセデス・ベンツを守るために大きくアウト側にふくらみながらの右折を行っています。
この運転、実際にやってみると相当なテクニックが求められます。それまでは粛々とした車列の一員として走っていたのに、交差点に差しかかると一気に加速してアウト側のラインに陣取り、VIP搭乗車に遅れることなくコーナーリングしなければなりません。なにしろ警護車両は重心の高い大型SUV、そう簡単に軽々と操れるものではないことが明白です。

もちろんSP隊員は交通機動隊員にひけをとらないレベルで運転訓練を重ねています。その中には警護・警衛という任務ならではの運転技術もあり、その一例が上述の“警護走り”だったりします。
こうしていざという場面では、自らが盾となってVIPの生命を守る警護車両。ゆえに頑丈さと、相当の機動力をバランスした車両が必要とされるわけで、200系のランドクルーザーという選択は納得いくものなのです。


MiniCar|RAI'S トヨタランドクルーザー (URJ202) 警察本部警備部要人警護車両
Posted at 2012/05/23 18:35:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2012年05月07日 イイね!

個体数そのものは減少中

個体数そのものは減少中機動捜査隊、略して「キソウ」。全国47都道府県の警察本部に属する執行隊として、警察署の管轄には関係なく広いエリアを担って犯罪の初動捜査や、犯罪抑止のためのパトロールや職務質問などを展開している部隊です。
いわゆる“刑事さん”にとっての花形セクションでもあり、密着ドキュメンタリー系のテレビ番組や報道に登場することもしばしば。そんな刑事さんたちが使用している覆面パトロールカーが機動捜査車両と呼ばれるもので、主にミディアムクラスの4ドアセダンが配備されています。

近年の機動捜査車両にはいくつかの車種がありますが、代表格の一台が日産スカイライン。R34型あたりから全国に大量配備されており、R35型はマイナーチェンジを市販車が受ける度に最新モデルが導入されてきたりしました。その為、一時期は事件現場に臨場する機動捜査車両の多くがスカイライン、という時代もあったりしたのですが、V36型に市販車がモデルチェンジを受けてからはこの新型も数多くが導入されてきました。

RAI'Sとしては2008年2月にリリースされたV35型以来、実に4年ぶりの機動捜査車両としてリリースされたのが、V36型スカイライン。V35型同様に、ルーフに赤色警光灯を2つ載せるという、関東では神奈川県警察で多く運用例が見られる姿を再現しており、この姿は前述のようなテレビ番組などでもお馴染みのものであると言えるでしょう。

改めてV35型との相違点を見ていくと、まず無線アンテナがトランクリッドに装着されるTL型から、リアウィンドゥに装着されるTA型へと変わっています。もっとも、最近ではTA型も街中では比較的目立つ存在になりつつあるため、現場では車両によってはリアウィンドゥの内側、つまり車室内に装備して秘匿性を高める運用が見られます。さらにアンテナそのものをルーフ後端に装備するユーロアンテナ風のものに切り換える事例も多く、TA型も向こう5年くらいのうちにその数を大きく減少させそうな気配が感じられます。

もう一点、V36型では助手席のサンバイザーに装備する「フラットビーム」がモデルでも運用中の状態を再現されました。これは緊急走行時の被視認性を向上させるための装備で、
専用のメタルコンセントから電源を供給されて、赤色LEDが点滅するというものです。サンバイザーに備えつけられているので、緊急走行時は昼夜を問わずサンバイザーを使用状態の位置にして点滅させることで、前面警光灯と同じ効果を狙っているわけです。

さて、V36型の機動捜査車両ですが、ここに来て退役も始まりました。特に現行型のスバル・レガシィB4が全国に大量配備されるようになって以降は、V35型に続いて初期導入分のV36型についても代替対象となっているようで、テレビ番組に登場する車両もレガシィB4に主役の座が移りつつあるようです。
とは言うものの、同様に台数の多いトヨタ・アリオンやプレミオに対しては、3ナンバーボディで2,500ccと排気量の大きなエンジンを搭載していることもあって、機動力という面ではこちらが一枚上手の存在。特に広域捜査や逃走車両の追尾においては、その性能が重宝されているようです。
 
MiniCar|RAI'S 日産スカイライン250GT (V36) 警察本部刑事部機動捜査隊車両

■過去に購入した機動捜査車両
MiniCar|RAI'S日産スカイライン250GT 機動捜査隊車両
MiniCar|RAI'SスバルレガシィB4 2.0GT TURBO 機動捜査隊車両
MiniCar|RAI'S 日産エクストレイル 警察本部機動捜査隊車両

■過去に購入した捜査指揮車両
MiniCar|RAI'S 日産ティアナ250XE (2009) 警視庁 所轄指揮車両
MiniCar|RAI'S トヨタクラウン (2004) 警察本部刑事部捜査課指揮車
 
Posted at 2012/05/16 00:27:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2012年05月05日 イイね!

50周年記念×2

50周年記念×2しばらくサボッている間に、次々と届けられていたミニチュアカー。私にとって唯一の趣味とも言えるミニチュアカーのコレクションですが、モータースポーツのシーズンオフ中に予約していた新製品のリリースが相次ぎ、ここ1~2ヶ月の間に大量に手元へと届けられる展開になってしまいました。
このままではコレクションノートを兼ねてアップしているみんカラの「フォトギャラリー」が全く追いつかなくなってしまうので、合間を見てはどんどんアップしていきたいと思います。

まず今回ご紹介するのは個人タクシー。これまでにも何台か紹介していますが、今回のものは東京都個人タクシー協同組合の板橋第一と文京第一の各支部が、創立50周年を記念してオーダーした特注モデル。数量限定で一般市場にもリリースされたので、コレクションに加えた次第です。

ベースとなったのは京商Jcollectionでリリースされている、200系トヨラクラウンのロイヤルサルーン。個人タクシーとしても人気の車種で、特に東京では街中でも多く見かける一台です。
このクラウンに白いボディカラーと車体前後に走る青いラインという、協会オリジナルカラーをペイント。さらに「でんでん虫」と呼ばれる防犯灯(行灯)や補助方向指示器などのエクステリア、料金メーターや乗務員証、無線機、防犯板などのインテリアのタクシー専用パーツを装備していますが、どれも細部までしっかりと実車を再現しています。

ちなみに防犯灯については、保安基準の突起物規制に対応して形状の変更が行われています。東京都個人タクシー協同組合では2009年12月から新たなものへの交換が行われ、現在では全ての車両が小型化された新しい防犯灯を装着しています。
変更点は全体的に高さで旧型から4分の3程度に小型化されており、角の部分についてはアールが大きくされています。もっとも、ミニチュアの場合は表記内容は新型に準じているものの、筐体パーツそのものは旧型のままなので、大きさや形状にチグハグ感を覚えてしまうことも否めません。

なお突起物規制に関連した部分では、ルーフの左右に備わる補助方向指示器ももちろん対象となっています。東京都個人タクシー協同組合では加盟全車に装備が義務づけられている部品ですが、別組合の車両や法人タクシーでは星型の筐体も見受けられました。こちらは確認は取っていませんが、もしかすると規制対応の問題で販売は既に中止されているかもしれません。

東京都個人タクシー協同組合の加盟車両、もうひとつの特徴をご紹介するとスモーク(プライバシー)ガラスの禁止があります。これは組合として装備を禁止しているそうで、ミニチュアについてもリア三面のガラスはクリアタイプとなっています。
その理由は一部の客から「スモークガラスの備わる個人タクシーは怖い」という意見が寄せられたためとありましたが、やはり賛否両論があるようです。実際には個人タクシーとして使われる車両はいわゆる高級車が多く、かつグレードも上級仕様が好まれています。すると必然的に昨今ではスモーク(プライバシー)ガラスが標準装備されているケースも多く、車種選択の幅が狭くなってしまいます。仮にガラスをクリアタイプにわざわざ交換するとしても、リア三面を全交換というのは相当なコストがかかってしまうもの。

個人タクシー事業者にとって車体は仕事場であり、かつ顧客ニーズやサービス方針に沿って好みのものを選びたいところでしょう。もちろん客の側の意見も解らなくはないのですが、さすがに保安基準の面でも何の問題もないメーカー純正のスモーク(プライバシー)までを規制するというのは、少々やり過ぎの感じも覚えてしまうところです。

なお最近の個人タクシー業界ですが、車種選びという面では法人タクシー同様にプリウスなどのハイブリッドカーも増加傾向を見せています。もっとも個人タクシーは従来の大排気量ガソリン車では、石油製品の価格高騰によるコストアップが避けられないため、コスト削減の一貫としてのハイブリッド導入を検討する事業者も多いようです。
ただ、電池をはじめとした耐久性への懸念に加え、乗り心地の悪さや高級感の不足が客離れの要因にもなりかねないようで、その点では新しくデビューしている新型カムリに個人タクシー需要が増えそうな予感もしています。


MiniCar|KYOSHO トヨタクラウン 東京都個人タクシー協同組合文京第一支部創立50周年記念
MiniCar|KYOSHO トヨタクラウン 東京都個人タクシー協同組合板橋第一支部創立50周年記念

■過去に購入した個人タクシー
MiniCar|KYOSHO トヨタクラウン 個人タクシー (豊島協組50周年)
MiniCar|KYOSHO トヨタクラウンハイブリッド 個人タクシー事業団創立40周年
MiniCar|DISM 日産セドリック200スタンダード (430型) 前期型 個人タクシー
MiniCar|KYOSHO トヨタセルシオ 個人タクシー
MiniCar|MiniCar|KYOSHO 日産シーマ450VIP 個人タクシー
MiniCar|KYOSHO 日産セドリック 個人タクシー
MiniCar|KYOSHO トヨタクラウン 個人タクシー
Posted at 2012/05/15 17:23:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記
2012年03月26日 イイね!

事故多発地帯の守り神

事故多発地帯の守り神つい数日前、2012年3月21日付のエントリでご紹介した、先代スバル・レガシィB4をベースとしたパトロールカーのミニチュアモデル。
全国の高速道路交通警察隊や交通機動隊などに警察庁予算で導入されて配分された車両があるのですが、その中からまずは警視庁に配備された一台を再現したRAI'Sを、先だってはご紹介しました。

そして、同時にリリースされたもう一台が、神奈川県警察高速道路交通警察隊に配備された実車を再現したモデル。基本的には全国配備車両ゆえに警視庁などのものと共通項が多く、極端に言えばボディ左右とトランクリッドにある所属本部名標記のみが異なっているという感じでもあります。

私自身はモチーフとなった実車、高速516号とは東名高速道路などで何度も遭遇しています。
神奈川県警察は東名高速道路について言えば、東京ICから静岡県境、具体的には御殿場ICあたりまでを管轄しています。この区間は通行量がとても多い上に、大和トンネルのような渋滞多発地帯や、御殿場から大井松田の間は急なワインディングも存在しており、事故の発生も多いことで知られています。

参考までに隊が発表している資料によれば、管内での2010(平成22)年の交通事故発生件数は年間で人身事故が784件、物件事故が6,978件。東名高速道路に限ってみると、人身269件、物件2,738件となっています。改めて数字を見て驚いたのですが、実に物件事故は1日あたり7.5件、人身事故も1.35日に1件という高い割合で発生しているのです。
発生状況をもう少し細かく見ると、時間別では16時・17時台が最も多くて全体の17.1%。昼間と夜間では昼間が73.6%と圧倒的に発生率が高く、やはり交通量が多い時間帯の方が危険が多く潜んでいるということなのかもしれません。
曜日別で見ると土曜が19.1%、日曜が15.9%と多めですが、最も少ない木曜も11.0%なので、そんなに曜日による極端な差は出ていないようです。

気になるのは発生形態に関する数字で、人身事故全体の75.8%が追突事故となっています。そして原因別では動静不注視が34.6%、外在的前方不注視が28.8%となっています。
動静不注視とは「相手の存在を発見していたが、危険はないと判断し、その動静の注視を怠ったこと」。自己中心的な運転や判断が事故につながったと言えるケースで、教習所や運転免許更新時に教えられる「かもしれない運転」をしていれば防げた事例も多かったことでしょう。
また、外在的前方不注視とは、いわゆる“わき見運転”のこと。外の景色などに気をとられていたとか、カーナビやテレビを注視してしまったなど、ここ十数年で激増傾向にある事故発生要因が、やはり高速道路上でも大きな問題となっていることが証明されました。ちなみに同じ前方不注視でも、内在的とは「何か運転中に考え事をしていた」などという“漫然運転”を指します。

私自身、モータースポーツシーズンに入ったということで高速道路移動の機会が増え、つい昨日までも富士スピードウェイ往復のために東名高速道路を走ったばかり。
間違っても交通事故の当事者となって、今回モデル化されたレガシィB4などのお世話になることがないよう、改めて気を引き締めていきたいと思います。


MiniCar|RAI'S スバルレガシィB4 2.0GT 神奈川県警察高速道路交通警察隊車両
MiniCar|RAI'S スバルレガシィB4 2.0GT 2007 警視庁高速道路交通警察隊車両

■過去に発売されたレガシィ

MiniCar|RAI'S スバルレガシィB4 2.0i (2002) 山形県警察 所轄署 警ら車両
MiniCar|RAI'S スバル レガシィ 2006 警視庁交通部交通機動隊 暴走族対策車両
MiniCar|RAI'SスバルレガシィB4 2.0GT TURBO 機動捜査隊車両
 
Posted at 2012/04/02 22:56:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニチュアカー | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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