ここ数日、特に寒い日が続いています。
まぁ冬だし2月だしで、当然っちゃあ当然の気温ではありますが・・・
そんな中、昨年11月頃から冬眠中のバンデットさん。
週一くらいでエンジンを掛けてはいるものの、最初はセルで掛っていたエンジンが次第にキックでないと掛からなくなり、とうとうキーをONにしてもメーター(デジタル)に何も表示されなくなりました。
そこで冬場(冬眠中)のバッテリー対策をする事にしました。
世間では、乗らない期間が長い時はバッテリーのマイナス端子を外しておく・・・と言った意見がありますが、端子を外すと時計は勿論、レブインジケータやオイル交換インジケータ等、メモリーした物が全て消えてしまい、再設定するにもマニュアルの文字が小さく非常に難儀します。
レッツさんの様にそんな機能が全く無い場合は問答無用で「
キルスイッチ(仮称)」を追設したりしていますが・・・
そこで用意したのが↓こちら。
メルテック 車用ソーラーバッテリーチャージャー SA-20
amaz○nで
2442円也。
中身はこんな感じ。
取付目的はシンプルに"
冬眠中にメモリーが消えない程度に電力を保持して欲しい"です。
当初セルスターの
SB-200と言う製品を購入しようと思っていましたが、数百円アップで最大出力が
17mAから
25mAになるのでこちらを購入してみました。
但し、商品名にもある様に「
車用」の転用なのでそのままでは使えず、それなりの改造が必要です。
まずは
脱着機能の追加。
そして、「屋外設置」しても大丈夫な様に
防風(防塵)・防水対策。
この二つを実現する為に手を加えていきます。
ですが、取説にも記載がある様に上がったバッテリーを復活させる機能は無いとの事。
なので、まずはバッテリーの充電から行います。
屋内から延長コードで電源を確保し、充電開始。
ふと見れば充電器もメルテック製。
いつの間にメルテック愛好者になってたんだ?w
さて、ここで使用した延長コード。
10mだったか15mだったか忘れましたが、屋外で電気を必要とする作業をする時とても重宝しており、もう15年位使っていると思います。
そして充電開始から待つ事一刻半・・・
満充電さらさりました。
さぁ、ここからが本番。
バッテリーチャージャーを改造していきます。
①脱着機能の追加
"脱着機能"なんて大そうな表現を使っていますが、要は配線途中にカプラーを設けるだけw
用意したのは・・・
エーモン カプラー2極(ロック付110型)
ヨドバシ.comで
132円也。
そして、
エーモン クワ端子 6Φ 3316
近所のカー用品店で
328円也。
さっそく作業に取り掛かります。
まずは赤の線のところで配線をぶった切ります。
ここに2極カプラーのメスを付け、黄○部分にクワ端子を付けます。
尚、黄○部分の片方には最初からクワ端子が付いていますが、ちょっと小さいので両方に同じ大きさの端子を付けます。
で、出来上がったのが↓これ。
作業時間は10~15分程度の簡単加工です。
②防風(防塵)・防水対策をする
・・・と言っても、どんな方法が良いか判らないので、とりあえず箱に入れる事にしました。
その為に用意したのが↓の2点。
NAKAYA キッチンフィット3 530ml
KOKUBO SDダイヤモンドパフ
共に100均(セリア)で購入し110円×2の計
220円也。
バッテリーチャージャー片手に100均をウロつくおっさん・・・
きっと不気味だったと思いますw
閑話休題
当初は"ジップロック的な袋"に入れようかとも思いましたが、意外と雨仕舞いが面倒そうなのでまずはこちらの方法を試してみます。
大体の位置決めをして側面に配線を通す為の孔をあけます。
ドリルを用意するのが面倒だったのでキリとドライバーでぐりぐりして配線が通るギリの孔をあけました。
配線を通した後にクルーガンで穴埋めをしたので恐らくここから水が入る事は無いと思いますが、結露等で若干の水の侵入が考えられる事と、フタが本体同様の半透明なので極力パネル位置をその影響が出にくい高さにしたく、チャージャー裏面にスポンジを貼り付けてアゲ底にします。
で、これまたあっさり完成!
ちょい欠けの黄○部分から配線を抜き、その端部にはカプラーのオスを取り付けました。
さて、各パーツ(?)が完成したのでいよいよ車体への取付です。
チャージャー本体と接続するカプラーは車体右側面のこの位置に設置。
当初は車体左側面に設置し、それはそれで良い納まりだったのですが、ここに変更しました。
実験的にチャージャー本体とカプラーを介して接続してみると・・・
動作を示す赤ランプが無事点灯。
メーターがないので性能Maxで充電されているのか半透明のフタの影響が出ているのか今の時点では判りませんが、まずはイメージ通り動作して良かった♪
ただ、このガムテでのフタ抑えは要改善案件です・・・
あとは、この本体をどうするか?
動作テスト時は地べたに置いていましたが、車輌と切り離した時は勿論、接続時ももう少しスマートに設置したいところです。
なので、100均徘徊アゲイン。
こういった特にクオリティーを求めない物は100均に限ります。
そして購入したのが↓これ。
ワイヤーかご(
110円也)
素の状態での物撮りを忘れ、既に手直しした物ですが、上部の引っ掛け部分の"
コの字"を平にして"
への字"にし、クッションテープを貼付けました。
そして、これをフェンスに引っ掛けてタイラップで固定。
で、こうなった!
カッコ良いかと聞かれるとちょっと松井直美ですが、まぁ最低限の手間暇でやるとこんなもんでしょう。
バンデットさんが冬眠から覚めるのはもう少し先ですが、その間何度かエンジンを掛けた際に今回の対策が有効か否かの検証をしたいと思います。
■今回掛った費用■
本体2442円+その他諸々770円=計3212円也
【2025.2.17 追記】
小雨が降りましたが、とりあえず水の侵入等はなく、動作も正常そうで一安心。
但し、蓋が凹形状なので、ここが満水になる様な雨の場合どうなるか?が心配事項になったので今後しばらくは経過観察します。
尚、油膜保持の為にエンジンを始動してみましたが、取付後一週間放置でもしっかりセル一発で始動!
その点に関してはほぼイメージ通りで大満足♪
【2025.2.25 追記】
前回の経過観察から更に一週間経過。
キーを捻ると普通にメーターが点灯し、メモリーが飛ぶ様なバッテリー上がりは起きていない様子。
ホっと胸を撫で下ろし油圧保持の為のエンジン始動を試みると・・・
「カッ・・・カッ・・・カッ・・・」
あれっ?
セルが回りません。
バッテリーチェッカーによるバッテリー状態は良好そうだけど・・・
でもこの程度ならキックで始動出来るので、とりあえず及第点かな?
念の為一度イグニッションをオフにしてからもう一度オンにしてセルボタンをプッシュ。
「キュル
ルルル・・・
フォン♪」
セルでエンジンが掛かりました!
一回目になぜセルが回らなかったかは不明ですが、バッテリーチャージャーによってセルを回すだけのバッテリー能力がキープされている事は証明出来ました。
もう少し経過観察をしても良いかも?・・・ですが、それはシーズンイン前のオイル交換時にでもしてみようと思います。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
バッテリーチャージャー接続計画は一先ずイメージ通りの動作と結果となりました。
後は何シーズンもつかが課題となりそうです。
尚、まだ取り付けて2週間ですが、本体を収納したケースも今の所ガタ付や水の侵入もなく大丈夫そうです。
この後は時計やその他の設定をし直して今シーズンの運用を開始する予定です♪