
先日のサス交換作業の際、ネジ山をつぶすというアホな事をしてしまいました。
写真の下側がつぶしたボルト、上側が新品のボルトです。
ナットを外す時に削れた金属片がボルトの山に残っており、組み上げの際にソレが噛み込んだ状態でナットを回してしまったのだと思います。
この部分のナットは、セルフロックナットというもので、ナット内側の爪が山に噛み込んでゆるみ止めになるというものです。
当然、ノーマルのナットよりも回すのに力が要ります。
なので、締め付ける際に「なんか硬い?」と思ったものの、セルフロックナットの硬さだと思いナットを回し続け、「やっぱしおかしい」と思った時には手遅れでしたwww
セルフロックナットの爪は、外す時にもネジ山を傷付けると思うので、その金属片がボルトに残っていたのかもしれません。
とにかく応急処置をしないとクルマが動かせません。
ナットは念のために新品を何個か準備していましたが、ボルトは予備を準備してませんでした。
ダイスがあればネジ山をさらえる事もできますが、M12でしかもピッチ1.25という細目のダイスなど持っていません。
いろいろ考えた結果、残っているボルトの山をヤスリでさらえて、つぶした部分より手前にナットをかけることに。
ナットの下に2mm厚のワッシャーを2枚入れて4mm手前にナットをかけることができました。
当然締め付けは規定トルクをかけました。
このボルトはリアのアッパーアームとアクスルASSYをのつなぐボルトです。
上下方向に入るジョイントの抜け止めとして水平方向に入っているボルトなので、直接引き合う力がかかるボルトではなかったので、応急処置でも走れると判断しました。
翌日、ディーラでボルトを発注し、入荷後すぐに新品ボルトに交換しました。
作業完了直前、「このボルトを着ければ、あとはホイールを着けるだけ!」という状況で気を抜いたのか、あせったのか、とくかく慎重さにかけていたのだと思います。
こういう失敗が知識と経験を増やしてくれるのですが、できれば作業トラブルは少ない方がいいですね。
作業は最後まで慎重に丁寧に気を抜かずにやりましょう! ^^;
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car life | クルマ
Posted at
2014/08/02 22:47:46