
左の写真、30Aのヒューズです。右が新品のヒューズ、左は中古品のHIDキットについていたヒューズです。
ご覧の通り溶けてます。中には気泡がたくさん。でもヒューズ自体は切れていません。
HIDのハーネスキットのヒューズホルダーを空けてみると、こんな状態のヒューズが出てきてびっくりしました。
ヒューズボックス自体に外傷がなかったので、前のオーナーもこの状態に気が付いていなかったのだと思います。気が付いていたら、オクでの評価を気にして「ヒューズは付属しません」とするか新品に交換してから出品することでしょう。
そして、前のオーナーはこのキットをフォグランプで半年使っていたそうです。
なんでこんな状態になるのかを考えてみました。
気泡が出来るほどヒューズが発熱するにはかなりの電流が流れたのでしょう。でもヒューズが切れていないということは、ヒューズの応答速度よりも速く電流が下がったのだと思います。
HIDが点灯するときは、バラストに大きな
突入電流が流れます。しかも35Wのバラストは、55Wのハロゲンよりも大きな突入電流が流れるそうです。(製品によりますが)
突入電流は一瞬で、すぐに定格電流まで下がるので、ヒューズが熱を持ってもすぐに冷えるレベルだと思います。
ヒューズが溶けるほどの熱を加えるには、突入電流が断続的に流れたとうことだと思います。
考えられるケースは、後付セキュリティーの警告です。よくあるセキュリティーでは警告時にスモールランプを点滅させます。よくあるスモールとフォグが連動した回路の場合、フォグをONにしたままスモールを切ると、スモールONでフォグも点灯します。
その状態でセキュリティーが警告を行った場合、たとえば1秒間に点灯、消灯を1回繰り返すとして、60秒の警告の場合、60秒間に60回の突入電流が流れます。
そうするとヒューズが切れずにヒューズ自体がそうとうな熱をもつことになりまね。
と、全ては憶測ですが、HIDをフォグに使う場合、セキュリティーやアンサーバック連動であればフォグのスイッチの切り忘れには注意したほうが良さそうです。
また、ヘッドライトでも連続したパッシングなども避けたほうがよいでしょうね。
みなさんもご注意ください!
ブログ一覧 |
car life | クルマ
Posted at
2008/04/22 00:46:14