
10/10の記事の続報です。
車速パルスが異常となり、ナビゲーションにエラー表示が出るようになりました。
そのセンサーをいろいろ弄ったところ、何故か治ってしまいました(笑
MC前307の最終期型以降のフルCAN車の車速は、日本に輸入されてから後付されたセンサーにより車速パルスを発生させています。
そのパルスを発生させているセンサーの修理部品についてディーラ確認いただいたところ、センサーから3本の線が出ているだけのもので、お値段¥41、730-(工賃別)とのことでした。
修理部品とはいえ結構なお値段ですし、センサー部品を交換することで治るという保証はありません。
そこで、とりあえず車についているセンサーと配線を確認しようと思いました。
グローブボックスを外して、配線を確認したところ、断線はないようでした。
センサーから来ている線は3芯ケーブルで茶(ACC)、白(アース)、緑(車速パルス)の3本です。
念のため、車速パルスの配線はナビから外しておきました。この配線はディーラオプションのフロントコーナセンサーへも接続されていました。
次にジャッキアップをしてセンサーを外してみました。
下の写真がセンサーのピックアップ部分です。
センサーを外してみたところ、M14ネジが切られたケースから、センサー本体がすっぽりと抜けてしまいました。
振動で接着剤が外れたものなのか、元からこんなモノなのかは不明です。
抜けかけたセンサーが、磁石より離れてしまった事によりパルスが出なかったのでは無いかと疑い、磁石とピックアップの距離を元の状態より近づけて固定し直しました。
もちろん抜けてしまったセンサーもしっかりと差込ました。
ジャッキアップしたまま、エンジンをかけてDレンジに入れてドライブシャフトを回し見ました。
すると見事にパルスが出るようになりました。
センサーが抜け落ちないよういケースに接着剤を付けると良いのでしょうが、今回はあえて差込だけとしました。
今後、再度パルスが出なくなり、このセンサーの差込直しでパルスが復活するようであれば、コレが原因といえます。
接着はその確認ができてから行うことにします。
配線を元に戻し、テスト走行をしましたが、今のところパルスは正常なようで、ナビもうまく動作しています。
当分はコレで様子を見ることにしました。
とりあえずは治って良かったのですが、先日ディーラでパルスを計測した時にパルスでなく、常に12Vを発生しているような状態であったことが不思議です。
センサーの素子が故障した場合、回路がオープンになるはずです。12Vが出ていているということはクローズの状態と思われます。
これについては、原因不明ですが、ナビもしくはフロントコーナセンサーユニット側からの回りこみであったのかも知れません。
<センサー部品についての憶測>
センサー部品について、どういうものが使われているか、配線などから憶測すると「磁石近接スイッチ」と呼ばれる部品が付いているだけのものだと思います。
センサーは、ドライブシャフトにつけた磁石に反応してパルスを発生させるもので、配線は電源、アース、パルス線の3本です。パルスはパルス線とアースの間でとるようです。
ドライブシャフトは高速走行で、1秒間に40~50回転するとして、ドライブシャフトについた3個の磁石に応答できるセンサーでなければなりません。(機械式接点では不可能)
以上のことから、磁石近接スイッチ、無接点型、PNPトランジスタ出力タイプだと思います。
屋外使用が前提なので、IP-67相当の保護構造のものだと思います。
車についていた部品には、刻印等がなくメーカや型番は不明です。
おそらく上記の条件を満たし、12Vで使えるものであれば、何でもOKなのだと思います。
ちなみに、部品単価は1000~3000円の電子部品です。
それからすると、修理部品とはいえ、プジョー・シトロエン・ジャポンからの部品代41,750円が信じられません。
自分で弄ってみてよかった♪
Posted at 2009/10/18 01:23:54 | |
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