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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2020年12月06日 イイね!

いきなり撃沈(苦笑)

一つ前のブログで
『どうやら1964年の頭から1965年10月位
(ハッキリと断定出来ませんが終わりの時期は
220時代から250時代への切り替わりと同時か、その直後位)
までのものに関しては
内容的にはプロダクションナンバーと仕向け方面番号が追加されたのみのモノになっていて』
と書きましたが、
先程、改めて検証していてその終わりの時期に誤りがある事が判りました(苦笑)。

まず、1965年6月生産と思しき下桁079804のクーペで
スペシャルバージョンコードありのプレートを確認。

そして1965年4月生産と思しき
下桁077631のセダン(220SEbは製造番号が3車種共通になっている)で
スペシャルバージョンコードなしのプレートを確認したので、
切り替わり時期はその間である事が判りました。

揺るぎなく220と250の境目辺り乃至、250の時期の初期に切り替わっていると思ったのに、
220の時代のしかも65年の前半近くで変更されているという、
まったく見当違いも甚だしい感じで御座いました(苦笑)。

謹んで訂正させて頂きますです(汗)。

そして、このコード有り無しって表現も、一寸不適切な感じでして、
というのは、スペシャルバージョンコードが記載される時代のものに、
そこに表示すべきコードが無くて空欄になっている物があるんですよね。

故に今後は3列タイプと4/5列タイプという言い分けをしようと思います。

思ってたのとは違い、撃沈な結果になりましたが(苦笑)、
以上の事からボディ色で塗られた3列タイプのプレートが付いていれば、
それが250SEではなく220SEbであるという事だけは判断出来ることになりました。

それも大まかに1965年の4月から6月の間に行われた変更であるという事で、
今まで1965年内に220SEbで行われている変更って気付いていなかった事もあり、
これはこれで年式判別的に良い収穫となりました(笑)。

1965年1月生産の230SL2台が3列タイプだったので、
きっと他車種でも同じ頃合いで同じ変更が行われているのでしょうね。

今後、他車種も絡めて具体的な時期についての検証を進めていこうと思います(笑)。

ただ、車体番号のプレートと共に、このプレートの画像が用意されている車両って
結構少ないんだよなァ…。
Posted at 2020/12/06 22:53:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年12月06日 イイね!

コアサポートのプレートのスペシャルバージョンコード

こないだKAKANEさんの250Sのコアサポート上のプレートの
スペシャルバージョンコードについてその全てがそこに記載されている訳では無く、
ある行程で必要な部分についてのみの記載になっているようだと書きましたけれども、
自分でそう書いてから、ふと、
具体的にどういうコードがある中で
どういう部分がここに打刻される対象になっているのだろう?
と言うのが気になったので、少し調べてみる事にしました。

と、その例を挙げる前にその過程で判った事が一つあったので、
それについてお話する事にしようと思います。

あのボディ色で塗られているプレートは1964年以降の車両に付いている物で
1963年以前は黒地に銀文字のプレートに
ボディナンバーとボディ色の打刻がされている物な訳ですけど、
調査の結果、どうやら1964年の頭から1965年10月位
(ハッキリと断定出来ませんが終わりの時期は
220時代から250時代への切り替わりと同時か、その直後位)
までのものに関しては
内容的にはプロダクションナンバーと仕向け方面番号が追加されたのみのモノになっていて、
それ以降にスペシャルバージョンコードの一部記載が
行われるようになったみたいなんですよね。

これは年式識別に役立つ事なので、マニアとしては一寸嬉しい発見でした(笑)。

例えばW111の2枚扉でスペシャルバージョンコードの打刻がなければ
ほぼ220SEbだと断定出来る訳ですし、
またW113では250SLが1966年の終わりからの車ですので、
それがない車は230SLだと断定しても良いという事にもなるわけですからねぇ(笑)。

無論、230SLは1967年まで存在しているわけですから、
それの記載がある230SLもあるわけですけどね。

さて、それでは本題の方に移ってみる事に致しましょう。

先ずは例1

1968年6月製造 280SEセダン

401 SINGLE SEATS
503 OUTSIDE REAR VIEW MIRROR, ON THE LEFT
540 SEAT ADAPTER, BETWEEN THE FRONT SEATS
587 SINGLE SEATS WITH FOLDING ARMREST
663 50 LITERS OF FUEL

以上がデータカード上のスペシャルバージョンコードなのですが、
この内、プレートに記載があったのは503の左ミラーのみでした。

例2

1966年10月製造 230SL

401 SINGLE SEATS
415 HARDTOP (WITHOUT ROADSTER TOP)
629 VERSION FOR FRANCE

この内、プレートに記載があったのは629のフランス仕様のみでした。

本題とはちとズレてしまいますが、
この415のコードにはちと驚きました。

US仕様でなくても113に幌なしの設定があったのですね。

まぁ、190SLでは121040と121042で幌無しハードトップと幌車を区別していた位、
幌なしは普通の仕様のひとつだったわけですから、
113では車両型式で分けていないだけのことで、
普通にそういう仕様が設定されていたとしても、何の不思議もないのですけどね。

ただ、チョイとばかり変なのは、この車両、画像では幌付きなんですよね(苦笑)。
あり得ない話ではないと思うのですが、ひょっとすると幌は後付けしたのかもですね。

先に話の出た190SLでも幌付きなのに車体番号が121040…になっている車って
結構見掛けますからね(笑)。

世間でカリフォルニアロードスターと言われている幌なしバージョンでは
蓋付きの幌の収納スペースを取り去って
そこに折り畳み式の簡易リアシートが取り付けられる形式になっているわけですが、
この時代の物ではひょっとして幌の収納スペース自体はあって
幌のみがない仕様だったのかしら?なんて思ったりしています。

尤もそれに関してもやろうと思えば、後付けする事は出来そうですけどね。

例3

1967年2月製造 250SEセダン

401 SINGLE SEATS
424 MANUAL TRANSMISSION, FLOOR SHIFT
587 SINGLE SEATS WITH FOLDING ARMREST
629 VERSION FOR FRANCE
630 RADIAL-PLY TIRES
641 WHITE-WALL TIRES
665 ?

不明なコードがひとつありますが、
この内、プレートに記載があったのは、424のフロアシフトマニュアルと
これまた629のフランス仕様でした。

例4

1966年9月製造 230SL

401 SINGLE SEATS
416 HARDTOP MOUNTED
426 MERCEDES-BENZ POWER STEERING AND AUTOMATIC TRANSMISSION WITH FLOOR SHIFT
493 (恐らく)CALIFORNIA VERSION
508 OUTSIDE REAR VIEW MIRROR, LEFT, LOOSE
515 BECKER RADIO EUROPA MW/USW - USA
524 PAINTCOAT PRESERVATION
531 AUTOMATIC ANTENNA
565 REAR SEATS USED ON SL MODELS
669 ?
736 FOLDING TOP FABRIC LIGHT GREY (708)
226 HEAT ABSORBING GLASS DRIVER DOOR LEFT + RIGHT
227 HEAT ABSORBIND GLASS FOR COUPE-ROOF
229 WINDSHIELD, HEAT ABSORBING GLASS OF 2 PA SPECIAL GLASS

これまた不明なコードがひとつありますが、
プレートへの記載は426のパワステ&フロアAT、493のカリフォルニア仕様、
508の左外ミラーLOOSE、515のUS仕様のベッカーオイロパ、
531のオートアンテナで御座いました。

因みにまた余談ですが、
508のミラーのこのLOOSEの意味をどう取って良いのかが
イマイチ判らないのですが、
一番上の280SEで敢えて左ミラーの装備に触れている事からして
左ミラーも元々標準装備では無かったと思われるところなので、
単純にレスオプションと言う意味ではないと思うんですよね。

実は私の220君にも番号は違うけど同じコードがありまして、
私が思うに、(法規制などに合わせて)仕向け地の輸入元が後から付ける意図での、
車体には取り付けない状態での左ミラーの供給という事だったのではないかなァ、、、
という感じがしています。

例5

1971年10月製造 280SE3.5セダン アンドラ公国仕様

406 SINGLE SEAT WITH ORTHOPAEDIC FRONT SEAT BACKREST, LEFT AND RIGHT"
431 SAFETY BELTS, FRONT
452 TWO-TONE HORN
482 HARDER SPRING SUSPENSION AND SHOCK ABSORBERS
502 OUTSIDE REAR VIEW MIRROR, ON THE RIGHT
541 HALOGEN LAMP UNIT, CRYSTAL CLEAR, R.H. TRAFFIC
550 TRAILER COUPLING
576 FRONT FOLDING ARMREST AND LEFT AND RIGHT FRONT SEATS WITH SEAT HEIGHT ADJUSTMENT
580 BEHR AIR CONDITIONER
598 HEAT-INSULATING GLASS, ALL-AROUND, BAND FILTER
616 ADDITIONAL HALOGEN FOG LAMP (FROM APRIL 1ST, 1970), REAR TURN SIGNAL, LAMPS, ORANGE, FOR AUSTRALIA,
637 RADIAL-PLY TIRES, FIRST-AID BOX AND WARNING TRIANGLE
663 50 LITERS OF FUEL
682 FIRE EXTINGUISHER
811 LOUDSPEAKER, SOUND PACKAGE IN THE REAR
835 COIR MATS

この内、502の右ミラーと550のトレーラーカップリングと
580のベーアのエアコンと811のリアスピーカー(多分1個のタイプ)のコードが
プレートに記載されていました。

プレートとデータカードが一緒に掲載されているパターンが少ないので、
これらは全て、例の各々の車両について100枚単位で画像を載せている、
ワタクシお気に入りのオランダの変態な車屋さん(笑)の
過去の販売車両の中から探し出して来た物です。

この結果からすると、プレートへの記載は
アウトサイドミラー、(主要国のみ)国別仕様、ラジオ関係、ミッション、エアコン、トレーラーカップリングという感じですね。

プレートにはボディ色のコードが記載される事からして
ボディの組み立てから塗装までの間にボディにしておくべき、
前準備が必要な装備がここに記載されるのでは?と思う所なのですが、
ボディパネルに穴を空けるアウトサイドミラーやアンテナ、
冷媒ラインの為にファイヤーウォールに穴を空けるエアコン、
取り付け方法は良く判らないけれども何等かの取り付け加工が要りそうな
トレーラーカップリング、
ハットシェルフに穴を空けるリアスピーカーは判るような気がしますが、
国別仕様やラジオの種別やミッションはどうなんだろうという感じ。

ベッカーが、グランプリであろうが、メキシコであろうがオイロパであろうが
違いがある筈がなく、
また元々取り付け穴はあるわけで、それでラジオ無しの場合は
デリートプレートで埋める形を取っているわけだから、
これを敢えてこのプレートに記載する意味が良く判らないんですよね。

ミッションにしても例えばうちの220君はフロアマニュアルだけれども、
ウッドパネルを外すと、コラムAT用のインジケーター用の穴が空いていましたし、
予めどちらにでも対応する形にしておく事は出来そうな気がする部分なので
やはり意味が判らないんですよね。

国別仕様も例えばイタリア仕様やUS仕様などではサイドマーカーがあるから判るけれども、
全ての仕向け地がここに表示されるわけではない中、
フランス仕様の明示が必要な理由が私的には判らないのですよね。

(もし、ヘッドランプが理由なら、69年までの日本仕様もここに打刻が入るべきかと思います)

後、KAKANEさんの250Sでもリアのリーディングランプと
エミッションコントロールのコードがありましたけど、
これらも何故プレートに記載すべき事項なのかがよく判らないですよね。

一瞬、逆に何故あの車には左ミラーLOOSEのコードがないのか?と思いましたが、
考えてみると日本仕様の250系セダンは
ヨーロッパ仕様のストレートネックのドアミラーではなく、
私が知る限り全てがグースネックミラーを装備している事からして、
恐らく輸入元が最初からミラー無しの状態で輸入する形を取り、
左右共グースネックをフェンダーに取り付けることにしていたからなのだろうなァ
という事に気が付きました。

プレートへの記載の基準を知る為に調べ始めたお話で御座いましたが、
なるほど、と思えるところがある反面、
結局完全な法則性を見出す事には至りませんでした(苦笑)。

そうそう、この調査の過程で先日、
未確認だと言っていた、KAKANEさんの車両でいう、
このプレート上の10801210の後の数字の件ですけど、
仕向け地域番号であると考えて間違いなかろうという結論に達しました。

このお店の販売車両はその多くがフランス仕様で、
それらはつまりヨーロッパ仕様という事で『5』でしたし、
最後の280SE3.5も『5』でオーダーナンバーに仕向け地が『533』だったので
それってどこよ?と思ったら上にも書いた通りアンドラ公国だったわけであります。
※無論私も、アンドラ公国ってどこよ?と思いましたが、
WIKIによると『ヨーロッパ西部のピレネー山脈中に位置する立憲君主制国家』だそうです。


次に多いのがUS仕様でそれらは勿論『7』でした。

最も興味深かったのが一番上の280SEでこれは『8』。
普通に行くとアジアという事になるので仕向け地コードを見てみるとそれは『881』。

私の手元の資料では仕向け地コードにこれはなくて、スペシャルバージョンコードの方に
”CKD COUNTRIES”とあったのですが、
CKDという言葉を調べると医療用語の方ばかりだったのですが、
ひとつコンプリートノックダウンという言葉がありました。

しかし、Sクラス相当の車種でドイツ以外の国で
ノックダウン生産なんかやってたのかしら?と思うのですよね。

一応、新車当時納車された先はパリだったようなので、
CKD COUNTRIESという話は置いておいて、
アジアのどこかの国の大使館、領事館に収められた車の可能性がありそうですね。

この車、装備品は控えめですけれども、シートには本革が奢られていたりしますしねぇ。

1週間ほど前からちまちま調べ始めて、成果はあまりあったとは言えませんけれども、
個人的には結構楽しい調査で御座いました(笑)。
Posted at 2020/12/06 12:33:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「一寸情報が古かった(大苦笑)。」
何シテル?   04/08 22:55
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
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