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ニュースとかでもお年寄りがウン千万円騙し取られたとか聞くと「ほんとに世の中はバカな人が多いなあ」なんて思ったりしますが、こういうのって「自分だけは大丈夫」って思ってる人ほど危ないので、常に気をつけることが大切です。

で、とくに頻繁に目にするのはやっぱりメール等でアマゾンやアップル、ラインや楽天などを騙った詐欺メールでしょうかね。最近はジャパンネット銀行を騙ったメールも私の元にも来るようになった。

しかし近年この「無視する、放置する」ことを逆手に取った架空請求が出てきたようです。

それが裁判所から送られてくる「特別送達」で少額裁判で訴えられたから裁判所に「出頭しなさい」という命令です。

こんなのが来るとたいていの人は「身に覚えがないしどうせ架空請求だから無視すればいいや」って考えるのが普通でしょう。

でもこれ放置しちゃいけないんです！

もちろん裁判所を騙った嘘の郵便もありますので見分ける必要がありますが「特別送達」できた場合はマジの裁判所から送られてきた正真正銘の出頭命令の可能性が高いです。

これを無視して期限まで放置しちゃうと訴えた側、つまり詐欺師グループの「勝訴」となってしまい「たとえそれが身に覚えのない請求でも払わないといけなくなってしまうのです」。これは怖い！

そのあとにそれを撤回しようとするとすでに判決が出たものを覆すわけですから相当面倒なことになります。

だからもし本物の裁判所からそのような特別送達がきたら納得はできなくても異議申し立て等をしないとなりません。と言ってもこうした法的手続きは一般人にはわからないでしょうから、まずは落ち着いて警察もしくは法律事務所に相談しましょう。

この本物の裁判所を利用した架空請求は訴える側もそれなりに手間とお金がかかるため絶対数は多くないのですが、100人に1人でもかかれば利益は得られるので楽観はできません。

なにしろこっちはなんの身に覚えもないのにいきなり裁判所に呼び出されて、それを無視すれば金を払わなきゃならないってんだから一方的すぎて怖すぎます。

こうした不条理な詐欺にも早く法律で対応してもらいたいものです。