はるなすのブログ一覧

どちらかというと工作機械を使うよりも手作業の加工や組み立てなどが好きなので、ヤスリなどのハンドツールやリューターも長く使ってきました。

それで独立してからずっと使い続けてきた「本家」リューターが先日使用中に煙を吹いてついに壊れてしまい仕事が出来なくなってしまった…

製造元の日本精密機械工作に電話してみましたがさすがに25年以上前のパワーユニットなので基板などの部品がなく修理は難しいとのこと。

仕方ないのでこのリューターのパワーユニットは後日新しいのを購入するとして、それまでのつなぎに何か代用品のリューターを買っておかなければということで近くのホームセンターや工具店に行ってみた。

そこで目に留まった製品がプロクソンのリューターです。とくにトルクに余裕のある「28400」というモデルが大きさと回転数とトルクのバランスが良さそうなので検討してみるが店頭で購入するとだいたい15000円前後する。ネットで調べるとアマゾンや楽天では1万円以下で買えることがわかり、とにかく急ぎで欲しいので翌日配達で注文した。

届いたプロクソンの28400リューター(ルーター)。

本体にレンチとφ3.0、φ2.35、φ3.2のコレットチャックが付いてきます。

スピード調節は無段階。最高回転数は20000rpmとエアーリューターに比べると低いですが、私の経験ではあまり15000rpm以上で使うことはないので問題ありません。

それよりも重要なのはトルクなんです。

エアーリューターは小さな負荷で高回転で使うにはいいのですがトルクがないのでたとえばペーパーフラップとかで研磨するときちょっと強く押しつけただけですぐに止まってしまう。電動リューターでもトルクの細い小さなモーターのものでは同様。だからある程度のトルクのあるモデルが必要なんです。

さっそく試してみる。ワークはスズキジムニー(JA22W)用の社外アルミインテークパイプにブローオフバルブの台座を溶接したもので、これの内径の穴を拡大して段差をなくす。

まずは超硬カッターで出っ張っている部分を削る。内径22φなので奥の方は見えづらいがなんとかなる。回転数のダイアルは3あたりで十分で、今まで使ってたリューターと遜色なく使える。

超硬カッターで段差を削ったらペーパーフラップで仕上げ研磨する。ここでトルクの強さが活かされるのだが、この28400モデルはけっこう強力なトルクがあって、強く押しつけても回転が落ちることはない。これは使える！

加工終了。超硬カッターからはじめてペーパーフラップ研磨までだいたい15分くらいだろうか。思ったより使えるツールであることがわかった。

ただ注意しないといけないのは説明書に「定格使用時間15分」とあること。15分で止まるわけではないが、適当に休ませながら使う必要がありそうだ。ポート研磨みたいに長時間使う作業だとちょっと厳しそうだけど、こういう作業って指も痛くなってくるので人間も適度に休みながらやらないといけないし実際にはそれほど問題にはならないかと思います。とくにDIYでは。

というわけで穴あけ、台座溶接をして完成したジムニー用インテークパイプ。

前々から欲しいなと思っていましたが、今回運良く1/12スケールのプラモデルを購入しました。

内容

組立説明書1

組立説明書2

ゴムタイヤとケーブルのパーツがついてます

メッキパーツのいくつかはランナーから脱落していましたが仕方ないですね

とりあえずこれは組まずに保管しておきます。

もう一個同じキットが入手出来たらそのときは組み立てようかと思います。

まぁ、ポッケは幸運にもプラモデル化されましたが、モトラはプラモデル化されてませんよね？

あんだけ個性的なバイクなんだからプラモデル向きだとは思いますけどねぇ。やっぱり当時は不人気だったからでしょうかね。

モトコンポはたしかシティのオマケでタミヤから出ていたような記憶がありますが。

出品者は「TZR50純正キャブレター」とタイトルに書いていたが写真を見るとどうもおかしい。

これがヤフオクの写真だけど注目はフロートチャンバー。キタコのVM20ビッグキャブキットのキャブレターと同じくフロートチャンバーを外さなくてもメインジェットの交換ができるようになっているのだ。

私は「もしかして純正キャブレターにキタコのフロートチャンバーを組んだものなのか？そんなことできるのだろうか？」と疑問に思い、どうせ値段が上がるだろうし運良く開始価格で落札できればいいやと軽い気持ちで開始価格の3500円で入札した。

だが他に入札者が出ずそのまま落札してしまったのです。

それで本日届いたキャブレターを見て驚いた！

なんとこれキタコのVM20ビッグキャブレターそのものじゃないですか！

このようにベンチュリー径も20φです。

TZR50純正なら18φあたりのはずですから。

このようにメインジェットの交換がフロートチャンバーどころかキャブレター本体も車体につけたままでできるという優れモノ。

ちなみにメインジェットは#300という大きなものがついていました。

トップキャップが欠品ですが、こんなものはミクニのコピーキャブレターから移植すればいくらでも安く手に入るので問題ありません。

さてこれどうしようか。今つけているVM20キャブレターにこのフロートチャンバー周りの部品を移植して使うという方法もあるし、このキャブレターそのものをしっかりクリーニングして使用するという方法もあります。

いずれにしても社外ビッグキャブレターがめちゃくちゃ安い値段で入手できたのはラッキーでした。本来なら10000円前後で取り引きされてもおかしくないモノですので。出品者さんにいちおうメッセージで伝えるべきか迷いましたが、まぁ黙っておきます。

こういうこともあるのがネットオークションですね。