
某所で話題になっている話を見て「私もドライブレコーダを付けようかな?」と思われる人も居られるかも知れませんね。
という事で、私の経験を以下に書いてみたいと思います。
これから購入しようとする方の参考になれば幸いです。
まず、ドライブレコーダには大きく分けて2タイプ4種類が存在します。
一つは、イベント録画タイプ。そして、もうひとつが常時録画タイプ。
イベント録画タイプは、ドラレコが発売され始めた頃から有ったタイプで、常に録画されているけど衝撃を受けた前後の一定時間だけファイルに保存されるタイプです。
それに対して、常時録画タイプは電源が入っている間は常に録画されていて、一定時間毎にファイル保存されます。但し、このタイプの多くはイベント録画機能も持っているものが多く、イベント発生した場合はそのファイルのみ上書き禁止フラグが設定され、メディアが一杯になっても上書きされずに保存されます。
そして、それぞれにGPS付き/無しがあります。
低価格タイプはGPS無しが多いですね。
ただ、最近はメディアの価格が安くなったという事もあり、常時録画タイプが多くなりましたね。
この辺は仕様書を見れば書いています。また、常時録画の際の1ファイルのサイズ(時間)や、イベントが発生した時の前後の時間についてはカタログには書かれていないかも知れませんが、取扱説明書を入手すれば必ず書いている筈です。
最近は、インターネットで取扱説明書のPDFを閲覧する事が出来るので、本当に便利ですよね。
GPS有りと無しのどちらが良いか?に関しては、目的に合わせて決定すれば良いと思います。
単に画像を撮るだけならGPSは必要無いです。その分安いので、そういう目的ならGPS無しで十分です。
しかし、撮影した場所を特定したいとか、速度情報を利用した付加機能(例えば車間距離警告機能等)が必要ならGPS付きが必要になりますね。
それでは、実際にドラレコを選ぶ時の注意点を、私の経験を元に書いていきたいと思います。
【画質】
最近は、HD画質だとかFull-HD画質とかいう表示が目立ちますが、出来れば実際の撮影映像を確認した方が良いと思います。画質的にHD<Full-HDの方が必ず良いとは言えないんですよね。というのも、Full-HDの方が情報量が多いので、ビットレートをクリアする為に圧縮率が高くなって結果的に画質が悪くなったり、暗い所に弱くなったりします。という事で、メーカーによっては商品サイトで録画した動画画像を公開している所もあるので、気になる商品は是非確認する事をお勧め致します。
【画角】
ドラレコの機能から考えると画角が広い方が良いと思います。理想は360度全方位カメラという事でしょう。まだ現在は存在していませんが、そのうち出て来るでしょうね。ただ、画角が広がれば広がる程画像が歪んでしまいます。これはレンズの構造上仕方ないですね。
事故の記録だけで有れば、別に歪んでいても構わないと思いますが、例えば私の様にドラレコをカメラ代わりに使い場合は出来れば歪は少ない方が良いですよね。
【HDR】
ハイダイナミックレンジという機能で、明暗の強い状態でも白トビや黒つぶれが発生しにくい様に、内部で画像処理を施して記録する機能ですが、自動車で走行すると意外と明暗の強い状況が発生します。例えば、トンネル/高架下の通行や朝日/西日に向かって走ったりする場合がそれに相当しますので、HDR機能が付いていた方が明瞭に録画されるので、有った方が良いと思います。
【ファイル】
ドラレコで撮影した動画は主にSDカードに保存されますが、その保存した動画ファイルがどんな形式で保存されているかを確認した方が良いです。カタログや取扱説明書には "動画:AVI(H.264) 静止画:JPEG"とか書かれていると思いますが、これが一般的な形式だと専用ビューアだけでなく、他のPCソフトでも見たり編集したり出来ますが、特殊な形式だとそれが難しくなってしまいます。
特に、編集してYoutube等にUPする事を目的にしているなら、この辺は要チェックですね。
【レンズの位置】
これは意外とチェックされない方も居られると思いますが、実は結構重要なポイントだと思います。
というのは、この手の製品の取り付ける場所を考えてみて下さい。
そう、この製品は殆どがフロントガラスに貼り付ける事が殆どだと思います。しかし、車によってはフロントガラスの上面にトップシェードが付いている場合もありますのでレンズの位置が上側にあるとレンズがシェードに被ってしまいます。また、トップシェードが無いにしてもレンズは下側に有った方が本体を上側に持っていけるので、その辺を考えて製品を選んでみて下さい。
【ブラケット】
実はこれが注意すべきポイントの一つだと思います。というのも、これはカタログを見ても、取扱説明書を見てもなかなか解りにくいですね。例えば、私が使用しているモデルだと、取説にはこんな図があります。
しかし、実際にフロントガラスに合わせると、こんな感じになります。
これはいかんでしょ。トールボーイの軽自動車とか背の高いミニバンとかだとそれほど問題じゃ無いかも知れませんが、フロントガラスの高さが無いロードスターでこれはちょっと邪魔過ぎですね。
ブラケットに関してもう一つのチェック項目が調整角度です。というのも、フロントガラスは多くの車で左右に湾曲してる為、設置場所が中央部分から離れると少し横を向いた感じになります。そんな場所に上下しか調整出来ないブラケットだと真正面を向けようとするとカメラが傾いた形で着いてしまうので注意が必要です。その場合は正面に向けるのを諦めるか傾いているのを諦めるかどちらかの選択が必要になります。
ボールジョイント構造なら上下左右斜めに調整出来るので、その心配は無いですね。
という事で、皆さん気をつけましょう。
【付加機能】
最近のドラレコには、駐車監視機能とか、車線逸脱警告機能等々イロイロありますので、その辺はお好みで選んで頂ければ良いのではないでしょうか?
【サポートソフト】
このサポートソフトに関してはなかなか確認が出来ないので、難しい所ですが、私が使用したHKSのドラレコのサポートソフトは、不安定だしレスポンスが遅いし非常に使いにくかったです。という事で、サポートソフトの使い勝手に関しては、出来れば既ユーザーの方のお話だったり、価格.comやアマゾン等のレビュー・クチコミをチェックされた方が良いと思います。
という事で、これからドラレコを買おうと思っている方はこれらの事を注意してベストな製品を選んで頂ければと思います。
で、ブラケットの件はどうしたか?というと、ステーを使って上下をひっくり返してみました。
位置的にはいい感じなんですけど、この製品は天地逆転する機能がありません。つまり、動画が上下反転状態だし、映像に記録される日時・GPS情報も逆になっちゃうんですよね。
という事で、ステーを加工して正位置で両面テープで付けてみました。
位置的にはいい感じなんですけど、ステーが長いという事で、結構揺れます。しかも、両面テープが底面しか付けてないので、2週間後に名古屋から帰ってきたらポロッと落ちちゃってました。(大汗)
って事で、クランク状のステーに変えてみました。
すると、いい感じです。
外から見るとこんな感じ。
今はステーが目立つので、黒いガムテープを貼ってます。(^^;
しか〜し、東六甲のゼブラゾーンを良く走っているせいか、どうしてもネジが緩んで来ます。なので、時々増し締めをしていたのですが、その時ポキッとブラケットが折れちゃいました。(x_x)
仕方がないので、GoPro用に買っていた吸盤タイプのブラケットを使う事にしました。
これをフロントガラスに貼り付けて、固定すると・・・
こんな感じになりました。ちょっと下がったのでなんとかしないといけないな〜なんて思ってます。
あと、撮影動画を見るとフロントガラスに反射してダッシュボードが映ったりするので、小径のPLフィルタを付けてみました。
少し暗くなりますが、反射は消えたし前走車や対向車のガラスの反射も消えてちょっとグーですね。(^^;
なんか、長々と書いてしまいましたね。最後まで読んで頂きありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。