皆さま、おはようございます。今(0630)の京都府南部地域は、秋晴れに恵まれ気温12℃の朝です。昨日の3日は暑かったですね。レガシィアウトバックの被弾による入渠作業が4週間目に入りました。現在板金作業中とのことです。ZX-9Rのホイール交換作業は、まだショップから終了の連絡が入りません。気長に待ちます。
さて、昨日は自衛隊記念日行事記念式典と祝賀行事出席のため、舞鶴地方総監部へ行って参りました。
自衛隊支援団体として、招待されての参加です。
いつも通り同行者をピックアップし、「代車」のスバルレヴォーグにて、0800京都府南部地域をを出港。
3連休の初日ということで、京滋バイパス上り線は大渋滞ですが、反対方向の京都縦貫道方向に艦首を向けます。
交通量は少し多くなってきました。やはり丹波地方の秋の味覚の丹波栗、丹波黒豆などが今が旬ですので行楽の方が多いですね。南丹市園部町で京都縦貫道が2車線から一車線になりますので、ここで10分ほど渋滞しました。その後は快適です。
10/14(土)の被弾海域である味夢の里PAにトイレ休憩です。今回は前艦との距離を十分に取り、同乗者も左右警戒を厳となし、前進最微速で入港しました。😊
総監部には1016入港。
総監部に入るのは10年ぶりくらいでしょうか・・・。記念日行事も武漢コロナで一般者を入れての開催は4年ぶりとのこと。
海上自衛隊 舞鶴地方総監部は、戦前の帝国海軍 機関学校の建物をそのまま現在でも使用しています。機関学校とは機関科士官を養成する学校で、江田島の海軍兵学校(現在の海上自衛隊第一術科学校、幹部候補生学校)、東京都中央区築地の海軍経理学校(現在の築地市場)と共に海軍三校といわれ、全国から秀才が集っていました。
総監部庁舎中央玄関から入ります。
関東大震災で元々築地にあった、機関学校を移転し、まず江田島に移し、次いで舞鶴に移転したのが大正14年。この庁舎は昭和5年(1930)に完成しました。
最近改修されたのか、綺麗です。
待合室に案内されます。
案内係の下士官が古い知り合いで、「ましゅう」を最後に陸(おか)に上がり現在総監部にて勤務とのこと。階級も海曹長に進級されていました。👍
1010開式の10分前となり、式典会場である海軍記念館に移動します。
この建物は昭和8年に建設され、機関学校の大講堂として使用されていました。
講堂玄関には東郷平八郎舞鶴鎮守府初代司令長官の銅像と、後ろには水上機母艦「秋津洲」(あきつしま)の軍艦旗が迎えてくれます。
出席者は舞鶴在籍の司令、学校長、各艦長他隊員、舞鶴警備区(秋田県から島根県まで)内の自衛隊3軍の各代表者及び代理、海自OB(歴代総監、3護群司令、幕僚長他)、地方行政各代表、府代表、各支援団体他、多数が参加されました。
音楽隊もスタンバイOK。
音楽隊の国歌、前奏に続き君が代斉唱。
支援団体への表彰。
舞鶴地方総監 下(しも)海将(中将)訓示。
服装は、冬の礼装です。
近年になり、胸の防衛記念章(勲章ではありません。残念ながら)が、写真のように、勲章タイプ(メダル)を新設し、礼装ではこちらを佩用(はいよう)します。それと白手袋で、礼装が完成です。
帝国陸海軍では、綿製の白手袋以外に、鹿皮製の白(又は薄いグレー)手袋もありました。礼式の格式と季節により使い分けていました。
訓示のあと、京都府知事代理中丹振興局長、舞鶴市長祝辞、祝電披露で式典終了。1200。
高級幹部のみなさんが、大講堂から退席されます。
では、祝典会場の敷地内にある舞鶴体育館へ移動します。11月では暑い日でした。
春みたいな陽気の中、てくてく歩きます。緑の芝生が綺麗です。
砲弾の柵越しから見る、旧機関学校庁舎。
舷門の前を通り体育館へ。11月3日は明治節(文化の日)。
大国旗二旒が舷門に翻っています。
この日は沢山の隊員の方々が、記念日行事で働いてくれています。
又、交代で代休取るのでしょうが、お疲れ様です。
この建物は食堂と酒保(海軍用語「しゅほ」、海自「PX」)、床屋が入っています。
隊員のコンビニです。
呉の宮地洋服店の出店です。帝国海軍時代から軍服調製で海軍御用達です。
幹部も曹士もこちらで服装関係を調達します。
階級が上がれば幹部の場合、冬の上衣の袖章金モールを購入し、隣の被服修繕所で調製してもらいます。
昔は、我々一般人も左側に見える冬のジャンパーくらいは購入出来たんですが(もちろん制服(軍服)や階級章は、昔からダメですけど)、今はこのジャンパーも売ってはくれません。
祝典会場の自衛隊、舞鶴体育館に入ります。
広ろーい体育館です。すでに会場一杯になっています。
下総監のお言葉から祝賀会がスタートします。
総監の服装の確認です。
先程は礼装でしたが、一段階下の、服装(通常礼装)に変わっています。胸の防衛記念章がメダル🎖タイプから略綬タイプに変わり、白手袋は、されていません。
もしかして、ジャケットごと着替えられたのでしょうね。
一装(儀式で着用する、めったに着ない一番いい服)から
ニ装(めったに着ない一番いい服から、たまに着る、又はよく着る服)
に。
鏡開きで飲食スタートです。
色々各方面の方々とお話をさせていただきました。
国民一般の方はご存じないかも知れませんが、最近陸上自衛官の制服が大きく変更しました。こちらは一等陸佐(陸軍大佐)の方。
以前はオリーブグリーンの制服が、ご覧のように紺に変わりました。
この変更に大きく関わってこられたこの御方に、偶然お会いできました。
立食形式のお食事で、各部隊事に屋台を出して競ってはります。
舞鶴教育隊は肉うどん。
肉どっさりうどんです。
いつも新兵さんはこれを食べて訓練しておられます。
舞鶴名物の「肉じゃが」ですね。
こちらは部隊ではなく「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」さんが出店されてます。作り方のペーパーも配布されて、肉じゃがの普及に力を入れておられます。
こちらは、食事の本家本元である「4術校」のちらし寿司。
イクラも一杯のっていて、美味しかった!
石川県の清酒白峰の樽です。同行者が存分によばれたはりました。樽のひや酒はよーまわるわ~、というたはりました。
ふゆづきのカレーをいただきました。スパイスが利いて美味しかったです。
今、ふゆづきは入渠中ということでした。
舞鶴基地業務隊は海鮮の焼物とスイーツ。
白桃タルト、アップルパイ、モンブランで、アップルパイをいただきました。
これもうまかったです。
音楽隊バンド演奏していただきました。
1400前、祝賀会がお開きになりました。
本当におなかいっぱいよばれました。ありがとうございます。
舞鶴地方総監部には第4術科学校があり、全国海上自衛隊の食事をつかさどる学校でもあり、提供される食事が全国で一番美味しい!と会場の方々で話題になるくらい、ほんと美味しかったです。
これらの食事は、当然タダではありません。ちゃんと食事代をお支払いしておりますので、勘違いなされないように、ネガイマス。
我々自衛隊支援団体としましても、ただ軍事が好きだからだけではなく、周辺地域の安全保障環境が不安定になる状況で、より一層隊員新規募集に積極的に関わっていかねばならないと、痛感した次第です。
それと自衛隊は定年が早く、先月から定年が徐々に引上げられていきますが、まだ55歳と若くで定年となります。このように定年後の再就職支援も、活発にしていかないとなりません。
総じて見ますと、国民を守る自衛隊の地位向上が望まれます。
災害出動ではなく、本来任務の「防衛出動」が間近に迫っていることを、国民全般が知って欲しいと思います。