![千玄室大宗匠 講演 千玄室大宗匠 講演](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/687/977/47687977/p1m.jpg?ct=3a3871a51ea7)
皆さん、こんにちは。
今年のGWは長い休みをいただいております。
この際に溜まった書籍の整理や、車バイクのメンテ記録更新など、やること一杯あります。
さて、先日の日曜日に貴重な講演会に行ってまいりました。
茶道裏千家、前家元の千玄室大宗匠の講演が国防を考える会主催で、大阪市森ノ宮のKKRホテル大阪に於いて、開催されました。
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千玄室大宗匠は今年で御年101歳になられました。むちゃくちゃお元気です。
杖もついておられません。
千利休から数えて15代の千宗室(前家元)で、現在は家元を長男に譲り大宗匠、玄室を称されています。
大宗匠は元海軍中尉で同志社大学在学中の昭和18年、第14期海軍予備学生として帝国海軍に入隊されました。舞鶴海兵団でひととおり海軍精神をたたき込まれ、土浦海軍航空隊で飛行専修学生となり飛行機の道へ進まれます。
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同期の集合写真で右上が大宗匠。前列真ん中は2代目水戸黄門で有名な西村晃。
西村晃とはペアでした。
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右端が西村晃、その西村の肩に腕を乗せているのが、大宗匠。174cmと当時では高身長で目立ちます。
飛行帽、飛行手袋、飛行服の上から、カポック(救命胴衣)を着装しています。
これに落下傘を背負って、搭乗します。座席着座時に落下傘をお尻の下に敷きますので、大宗匠は「これにはこまった」と窮屈な搭乗姿勢になったとのこと。
講演の内容については、生い立ちから説明され、明治御一新まで千家は茶家でもあるが、武家でもあったこと。武家としての作法も修得していたとのことでした。
海軍では特攻隊に志願され、徳島航空隊から鹿屋航空隊へ移動。
最後は串良航空隊で予科練甲飛15期の指導教官で終戦になったとのこと。
海軍軍人としての期間はたったの2年間だったが、非常に印象に残る濃い濃い期間だったこと。
現在の自衛隊は専守防衛というが、ほんとうにそれでいいのか。
平和平和と簡単に言うが平和を守るためにはこちらも戦力としての武力が必要。
戦争は絶対ダメ。絶対にやってはいかんが、戦力を持たないということにはならない。というような内容で、死線を越えてこられた実感がこもる講演内容に身震いがする思いでした。
戦後のGHQ教育、東京裁判史観など全て戦勝国アメリカの日本国民思想引き抜き教育が功を奏し、堕落した平和ぼけ。これを覚醒するには本当の戦後レジームからの脱却をしないといけません。日本人の伝統文化は戦前も戦後もずーと、つづいています。もっと日本人は自らの民族性と民度の高さに自信を持って欲しい。
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聴衆の感動を引き摺ったまま、昼食会場に場所を移します。
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主催者「国防を考える会」代表の高橋忠義会長。元海上自衛隊海将補(少将)
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阪神基地隊司令 黒田一佐(大佐)。
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KKRホテル大阪の宴会場からの大阪城の眺めが最高です。
現在新ホテルを西隣に建築中で、完成すればもっと高い場所から大阪城全体を望めるようになることでしょう。乞うご期待ですね。
大阪城の右側のルネッサンス調建物は、現在も現存する帝国陸軍第四師団(第15方面軍兼中部軍管区)司令部庁舎です。
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メインメニューだけ撮影。お料理は皆美味しかったです。アルコールもいっぱい頂戴しました。
同じテーブルには陸自一佐と二佐の方がおられ談笑。自衛官の俸給が安すぎることを私が力説。現役は思っていても発言は当然されません。その眼光が「そのとおりです・・・」と物語っておられます。
ズームでも同時配信され、各自衛隊の幹部の方も参加されていたとのこと。
やはり現役の方も帝国海軍軍人の肉声は今はもう貴重ですので、ご参加多数でした。また、参加させていただきます。
主催者関係者、各自衛隊、支援団体、国会議員、府県議員、市町会議員、一般有志の方々大変お世話になりました。今後とも会の隆盛を期待します。
ありがとうございました。
😊👍
Posted at 2024/04/30 10:29:32 | |
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海軍・海自関係 | 日記