『Lia Block leaves F1 Academy and targets WRC』
F1アカデミーのレース優勝経験者であるリア・ブロックは、来シーズン、ウィリアムズ・レーシングでの2年間のキャリアに終止符を打ち、ラリーに復帰する
19歳のブロックは、注目を集めるF1サポートシリーズを離れ、彼女はそこで経験を積み、史上最年少でアメリカ国内選手権優勝という歴史を築いたラリー界に復帰することを決意した
ブロックは、ラスベガスで行われた今シーズン最後のF1アカデミーレース後、月曜日にウィリアムズ・レーシングへの復帰を正式に発表した
「家に帰るわ。ここ数年、ラリーやオフロードから少し離れて、F1というビッグな世界に行ってきたの。確かに貴重な経験だったし、たくさんのことを学びました。でも、結局のところ、自分が属していると感じられる世界ではないんです。ラリーはずっと自分の故郷だった。一番成功し、一番楽しかった場所だから」と、彼女は微笑んだ
「復帰の決断は、難しい決断で、しばらく考えていました。でも、結局のところ、自分が一番好きなことは何だろう?残りのキャリアで何を楽しめるだろうか?という問いに行き着くんです。私の答えはラリーです。ずっとそう思ってきたと思います」
ブロックはF1アカデミー2年目を迎え、ザントフォールト・サーキットで初表彰台、シンガポール市街地コースで初優勝を果たすなど成功を収めましたが、シーズン中盤にケンタッキー州で開催されたブーン・フォレスト・ラリーにフォード・フィエスタ Rally3で参戦し、クラス優勝と総合表彰台を獲得したことで、これまで自分が何を逃してきたのかを改めて認識させられました
ブロックは「F1アカデミーでスケジュールが本当に忙しく、ブーンはカレンダーに組み込める唯一のレースのようでした。でも、本当に楽しかったです。四輪駆動のRally3でありながら、十分なパワーレンジで走れたんです。本当に原点に戻れたような気分でした。本当に楽しかったですし、クラス優勝と総合3位という素晴らしい成績も、言うまでもなく素晴らしいものでした。でも、純粋に楽しむこと、努力すること、レッキやテストを重ねること、そしてあの成功は、まるで自分がラリーから離れていなかったかのような感覚でした」と、付け加えました
世界ラリー界で最も尊敬される人物の一人であり、リアの父ケンがラリーとオフロードのキャリアを築くのを手助けしたデレク・ドーンシーと共に、ブロックは現在、ラリーにおける次のステップについて様々な選択肢を検討し、チームと交渉している
「ラリーに戻ってきて、できる限り遠くまで行きたい。それはWRCチャンピオンシップと世界選手権の獲得を目指すということです。目標は定めていますが、今は小さな目標を積み重ねて、最終的には大きな目標に到達することです」
「正直なところ、今はただ未来を見据えて、そのためにどう準備していくかを考えてるだけです。もちろん、ヨーロッパに行ってJWRCに出場するか、来年予定されているレースに出場して、最終的にその道を歩み始めることになると思っています。もちろん、発表がかなり遅かったので、来年のレースのシートを具体的に決めるのは難しいですが、たくさんレッキをして、これからの数年間に向けてできる限りの準備を整えたいと思っています」
サーキットレースから引退するという決断をしたにもかかわらず、ブロックはここ2シーズンは自分にとって良い経験だったと断言しています
「オープンホイールレースに挑戦してみたかったんです。正直に言うと、これまでのキャリアでモータースポーツのあらゆるカテゴリーを経験してきたので、そのページを空白のままにしたくなかったんです。とにかく一度は挑戦してみたかった。そして、本当に良かったと思っています。この2年間は何にも代えがたい経験です。そして、そこで得た経験や出会った人々は、本当に貴重なものでした」と、彼女は言いました
「この2年間でドライバーとしても人間としても成長できたと思っています。その精神力は、来年どんなことをするにしても、必ず活かせると思っています。特に、アメリカでチャンピオンシップを獲得した後、全く知識のないカテゴリーに挑戦し、そこからトップに立ち直り、多くのことを学ぶという経験は、大きな力になります。小さな進歩を積み重ねるという精神力は、私にとって大きな意味を持ちます。今後、あらゆることを学習の機会と捉えることは、ラリーに再び挑戦する際に必ず役立つでしょう」
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2021年にラリーのキャリアを開始したリア・ブロックはその後、ナイトロラリークロスにも参戦するなど活躍の場を広げ、ケン・ブロックの娘ゆえに、このままラリーの道を進むと思われたのだが、2024年からはオープンホイール(F1アカデミー)にも挑戦
しかし、やはり
「蛙の子は蛙」
本人は、ARA(アメリカ・ラリー協会)のみならず、ヨーロッパや世界を視野に入れているようですが、ERCやWRCで戦う姿を見てみたいものですよね
Posted at 2025/11/26 16:54:43 | |
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