『Neuville: Drivers' title now, manufacturers' crown next』
ティエリー・ヌービルは、初のFIA WRC(世界ラリー選手権)ドライバーズタイトルをこれ以上待つつもりはないと明言し、次のラウンドでタイトル獲得を狙っている
12年間、このベルギー人はラリードライバーとしての最高の栄誉を追い求めてきたが、先週のラリー・チリ・ビオビオで4位に終わっている
残り2戦でドライバーズランキングを29ポイントリードしているが、タイトルがこれほど僅差になったことはかつてなく、ヌービルはそれを逃すつもりはない
南米のイベント後、選手権で5回ランキング2位で終えているヌービルは、野望を率直に語った
彼は、最終ラウンドのフォーラム8 ラリー・ジャパンでの決戦というドラマを避けるため、来月のセントラル・ヨーロッパ・ラリー(10月17日~20日)で選手権を終わらせたいと考えている
個人的な栄光だけが懸かっている訳では無く、ヌービルの焦りは、マニュファクチャラータイトルをめぐるヒョンデとトヨタの争いに一部起因している
現在、ヒョンデは17ポイントリードしているが、チリでカレ・ロバンペラとエルフィン・エバンスが圧倒的な1-2フィニッシュを飾ったことで、その差は半分に縮まっている
「チリで、必要な事はできたと思う」と、ヌービルはWRC.comに語った
「今、我々は物事を迅速に終わらせる必要がある。なぜなら、まだマニュファクチャラーズ選手権を争う必要があり、日本としてはマニュファクチャラーズタイトルのために本来の戦いができるようにしなければならないからだ」
ヌービルは、チームメイトのオイット・タナックとのライバル関係という、誰もが気にすることのない問題に遠慮なく言及した
エストニア出身のオイットは、ドライバーズタイトルを争う最も近いライバルであり、ヌービルは自分たちの内部闘争が、すでにマニュファクチャラータイトル争いでのヒョンデの動向に影響を与えているかもしれないと示唆した
「我々は(チリで)18ポイントを失ったので、基本的に我々のアドバンテージは半分になった」と、彼は語った
「もちろん僕とオイットとの戦いは続いていて、誰も大きなリスクを冒さないのは確かだけど、明らかに我々がトヨタに対して重要なポイントを失ったことを示している。彼らは(チリに)多くの車を持ち込んだし、セントラル・ヨーロッパ・ラリーにも多くのマシンを持ち込むだろう」
ヌービルはドライバーズ間の争いが、ヒョンデの両タイトル獲得の試みを台無しにしないように、最終戦に向けて統一された戦略を求め「内部闘争を起こさず、メーカーズ選手権でトヨタに勝つ準備を整えることが重要だ」と、述べた
「我々はマニュファクチャラータイトルを失わないように、チームとして良いアプローチと良い戦略を持つ必要がある。確かに少しイライラしているが、現時点ではこれ以上のことはできない」
ヌービルはセントラル・ヨーロッパ・ラリーで初のWRCタイトルを獲得するにはどうすればよいのか?
残り2戦のラリーで、ヌービルとコドライバーのマルティン・ウィダグがチャンピオンシップを獲得すると言うのは間違いないと思われるが、最終戦から2戦目でタイトルを獲得するには、i20 N Rally1 HYBRIDのクルーは以下を達成しなければならない
• タナックより少なくとも2ポイント多く獲得する。
• セバスチャン・オジェに対して10ポイント以上落とさない
• エルフィン・エバンスに対して16ポイント以上落とさない。ただし、エバンスがラリーで優勝した場合は、ヌービルは15ポイントしか落とせない。
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まぁ、マニュファクチャラータイトルは別として、ヌービルがドライバーズタイトルを獲得するのはまず間違いないでしょうねぇ
ただヌービルにすれば初のタイトルとなるので、その手で掴み取るまでは安心出来ないので、タナックが邪魔をして来るんじゃないかと疑心暗鬼になってるんでしょうね
マシンにも自分自身にも自信があれば、こんな事は無いんでしょうけど・・・
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2024/10/02 17:48:20