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2025年04月30日

危険な場所にいる観客の識別プロセス

危険な場所にいる観客の識別プロセス 『The AI solution to prevent rally spectator issues』

危険な場所にいる観客の識別プロセスを半自動化する新しいシステムが、FIAラリーイベントで最初の試験運用を完了しましたが、これは、大陸選手権および国内選手権に広く展開するという長期的な計画に先立ちます

FIAは今月初め、ラリー・シエラ・モレナで新しいAISC(人工知能セーフティカメラシステム)を試験運用しました

このシステムは、常に手動で監視する必要なく、危険な場所に立っている観客を自動的に識別するように設計されています

競技車両に搭載されたカメラが観客の位置をリアルタイムで捉え、AI技術により、危険な位置にいる観客をイベント関係者に即座に知らせます

このシステムは、人間による監視の必要性を軽減し、危険な状況が特定された場合の対応時間を短縮することを目的としており、WRC(世界ラリー選手権)よりも小規模なイベントを対象としています

FIA セーフティディレクターのヌーノ・コスタは「ステージは遠隔地で予測不可能な環境で行われることが多いため、ファンが安全な場所にいることを確保することは、課題であると同時に責任でもあります。AIセーフティカメラの導入により、イベント中のリスク監視と管理方法が大きく前進します」と、述べています



観客の安全は極めて重要な問題で、主催者と競技参加者が賠償責任保険に加入できるようにすることは、ラリーという競技の存続にとって重要ですが、観客関連の事故が発生すると、保険の加入はより困難で費用もかさみます

「この技術はファンの参加を制限するものではなく、ファンを守るためのものです。主催者や役員は迅速に対応し、最終的には事故を未然に防ぐことができます」と、コスタは断言した

仕組みは?
地域大会や全国大会では、一部の市場では参加者が100名を超えることも珍しくなく、ラリーのステージ1マイル1マイルを積極的に監視するために必要な監視規模は、世界選手権以外のイベントには大きすぎるため、人力による監視には限界があり、マーシャルは周囲の観客を常に監視しようとしますが、一度にすべての場所にいることはできません

FIAのAISCユニットは、実質的に多数の車載カメラが、競技参加者が通過するステージをリアルタイムで常時監視していますが、AISCは単なる車載カメラでは無く、内蔵のグラフィック処理ユニットにより、車内で画像を分析して、観客の安全に関わる潜在的な問題を検出することができます

車載ユニットが潜在的な危険を検知した場合、データはWebベースのユーザーインターフェースに送信され、関係者がアクセスできるようになります

これにより、イベントの最高安全責任者は、危険な位置にいる観客の正確な位置を特定できます



この実装により、帯域幅という大きな課題が解決され、遠隔地からのライブビデオの常時ストリーミングは、専用のインフラ(例えば、WRCプロモーターがAll Liveビデオサービスに信号を提供するために使用する航空機など)がなければ、非常に困難な作業です

車載カメラ内で画像解析を行うことで、このような複雑さは解消され、システムによって特定されたすべての潜在的な問題は、高度な問題管理システムにフィルタリングされます

WRCにどのような影響を与えるでしょうか?

影響はありません

このシステムは、他のどのラリーシリーズよりも規模とリソースが豊富な世界選手権で現在使用されているシステムとは別ものです

AISCは小規模イベントでの使用を想定して設計されており、ステージをリアルタイムで常時監視するための人的リソースが限られている場合、自動化によってそのニーズを補うことができます



FIA ロードスポーツディレクターのエミリア・アベルは「世界選手権レベルでは非常に高度な技術とシステムを有しており、安全性、特に観客の安全性については、草の根レベル、国レベル、そして地域レベルでも継続的に開発していくことが非常に重要です」と、説明しています

「ラリーはおそらく最も壮観なモータースポーツであり、ラリーカーが走る姿をステージ上で観戦する喜びは他に類を見ません」

「私たちは、観客が安全にスポーツを楽しめるようにしたいと考えています。AIセーフティカメラは、イベントのリアルタイム安全情報を提供する新しいツールを主催者に提供することで、大きな変化をもたらすでしょう」

「我々のメッセージは明確で、このシステムはまず観客、そしてスポーツそのものを守るために存在しているということです。これから数年間でエキサイティングな新時代を迎えるにあたり、ラリーが成長し、繁栄し続けることを願っています」

----------

AIを活用したシステムって事で、てっきりWRCやERCで使用されるのかと思いましたが、逆にスタッフの人員数が少ないイベントで使用する為に開発されたとはねぇ

ただ、これが安価で提供されるなら良いのですが、そうでないと地域戦や国内戦等では、財政的に問題となる恐れがありますからね
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Posted at 2025/04/30 21:02:07

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