『Jari-Matti Latvala immediately encounters major challenge』
今年のラリーは、ラトバラにとって20回目の母国ラリー参戦となる節目の年となり、また、元WRCスターであるラトバラは今年初めに40歳を迎えたため、このイベントは特別な意味を持つ
近年トヨタのチーム代表を務めてきたラトバラは、トヨタのRally2マシンでWRC2カテゴリーに参戦するため、月曜日には、ヤムサ近郊のテクニカルなグラベルロードでマシンのテストを行った
「正直に言うと、テスト開始前は少し緊張していました。今回で20回目の参加となりますが。でも、ラリー・フィンランドにはいつも特別な感覚があります。テスト走行を積むことができて本当に良かったです。ラリーに向けて基礎を固めることができました」と、ラトバラはRallyJournal.comに語った
「テスト中は既にラリースピリットを感じ始めています。特に沿道から観戦している人がいる時はなおさらです。ラリーが近づいてきていることを実感する瞬間です」
ラトバラはテストデーを安定したペースでスタートし、テストロードを一往復走行してマシンを調整のためにピットインし、休憩を挟んで同じプロセスを繰り返し、さらに微調整を行った
ラトバラは、実際にドライブする時間よりもサービスに費やす時間の方がはるかに長かった理由を明確に説明したのだが、これは、現在のWRCスターたちでさえも直面している問題だ
「最初の走行はトリッキーで、少し苦戦しました。ハンコックタイヤを初めて履いたのが主な理由です。ハンコックタイヤはマシンのセッティングが異なり、ピレリタイヤと同じようには走れません」と、ラトバラは説明した
ヤリ=マティ・ラトバラは、ヤンニ・フッシと共にセクト・ラリー・フィンランドに参戦
例えば、トヨタのフィンランド出身のスター、カッレ・ロヴァンペラは、シーズンを通してハンコックタイヤと格闘しおり、韓国のメーカーであるハンコックは、今年初めにWRCのタイヤサプライヤーとなったが、特にロヴァンペラはまだハンコックタイヤに完全に馴染んでいないようだ
ラトバラは、テストデー中にいくつかの解決策を見つけたと語った
「セットアップを変更し、かなり満足のいく状態になり始めています。マシンとタイヤの組み合わせもかなり良い感触になってきています」と、ラトバラは語った
昨年、ラトバラはセクト・ラリー・フィンランドでWRC2クラス2位を獲得し、オリバー・ソルベルグに次ぐ成績を収めたが、今年も、約1週間前のデルフィ・ラリー・エストニアでセンセーショナルな勝利を収めたソルベルグと対決することになる
セクト・ラリー・フィンランドは木曜日に開幕し、午前中にシェイクダウンステージ、夕方にハルユ市街地ステージが開催される
----------
そう言えば、ラトバラもハンコックタイヤは初めての経験になり、この経験が今後のチーム運営にも活かされる様になるかも知れませんね
RC2にはオリバー・ソルベルグに、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生の山本雄紀もエントリーしているので、この1戦で決まるとは思えませんが、二人の走りを見極め、来季のRally1カーのシート獲得にも影響するのではないでしょうかね
Posted at 2025/07/31 17:02:15 | |
トラックバック(0) | 日記