『Katsuta: I tried too hard to win Japan』
失望の重荷が彼の肩に重くのし掛かり彼の目には、自分自身やチームを失望させただけでなく、国全体を失望させたという思いが映っていた
「実は、ラリー前からかなり自信があったし、すべて順調に進んでいたんだ。もちろん、とても厳しい状況だったけど最高の結果を出したかったんだ」と、彼は言った
勝田貴元は感情を表に出すタイプだ。ステージを終えた時の静かな態度から、彼が失望しているのが見て取れた
先週土曜夜に行われたラリー・ジャパンのメディアゾーンでは、勝田の感情を読み取るのにボディランゲージの専門家である必要はありませんでした
トヨタのチームメイト、セバスチャン・オジエとエルフィン・エバンスと共にホームイベントの優勝を目指していた勝田は、笠置山2のセクションに進入する際にスピードを出しすぎ、リアタイヤを失って隣接するプラスチック製のバリアに接触
しかも、そのバリアは水で満たされており、この事故でラジエーターが損傷し、パワーステアリングも故障し、マシンの修理に追われた勝田は、その日のリザルトから除外されました
勝田がステージに復帰した際に2度目のバリアへの接触が真のダメージとなったように見えましたが、データでは最初の接触が問題だったことが確認され、これは、勝田にとって小さな希望の光となりました
勝田は先週、表彰台には興味が無く、唯一の目標は勝利だった
週末の出来事を振り返り、勝田は日本でのイベントで再び表彰台に立つのではなく、優勝を目指したことに後悔はないと語ったが、間違った場所で無理をしすぎたと感じている
勝田はDirtFishに「勝利にとらわれ過ぎていたす。もしそれを受け入れたら、表彰台を狙える。100%確実に表彰台に留まる。何も起こらなかったけど、僕は・・・勝ちたかったからミスや決断をしたと言っているわけではない。でも、こういう瞬間は、セブとエルフィンが常にトップで戦っているのと似ているかもしれない。確かにね。でも、彼らはステージをある程度把握して、バランスを取ることができるんだ」と、語った
「もちろんプッシュはするけど、毎ステージ無理やりプッシュするわけじゃない。『このステージはみんなの調子を見て、次のステージで彼がこうだったらプッシュするかな、もっとコントロールする』みたいな感じで。でも今回は『これからは毎ステージプッシュする』みたいな感じで、小さなミスが大きな代償を払うことになったんだ」
「だから、もちろんプッシュし続けなければならない。でも、こういう小さなミスを二度と繰り返さないために、適切なタイミングを見つけることが大切だ。これが僕にとって最も重要なことの一つだと思う」
勝田はラリーの翌日、月曜日にトヨタ・ガズー・レーシングのドライバーとして次のシーズンを迎えることが発表された時でさえ、まだ重荷を感じているように見えた
勝田にとってこの結果を乗り越えるには時間がかかるだろうが、少なくともサウジアラビアで力強くシーズンを締めくくることができる
彼は「乗り越えるのは簡単ではない。自分自身もとても落胆しているし、ファンの皆さんにも申し訳なく思っている」と、語った
しかし彼は同時に「落胆していても、将来的に何の役にも立たない」とも指摘した
勝田は「とにかく前進するだけです。幸いなことに、今シーズンはあと1戦ラリーがあります。だから今はサウジ・アラビアに集中できるので、そこでもベストを尽くすだけです」と、説明した
「もちろん、がっかりしています。とても悲しいですが、サウジ・アラビアで良い結果を出せるよう、ひたすらプッシュし続けます。他に何も考えていません」
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トップカテゴリーで、母国イベントですぐに勝利したドライバーと言うのは数少ないのが事実で、それどころか、未勝利で引退したドライバーさえいるんですよね
久々に優勝を狙える日本人ドライバーと期待され、本人さえ気付かないプレッシャーになっていたんでしょうね
今ではもう、速いドライバーにはなっているので、今度は一歩上の強いドライバーになって勝利を目指して欲しいですよね
Posted at 2025/11/15 21:00:57 | |
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