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2024年07月13日 イイね!

議論が再燃?

『DID SESKS UNDERMINE THE PURPOSE OF HYBRID IN WRC?』

金曜日の朝、オーレン・ラリー・ポーランドでマルティンシュ・セスクスがステアリングを握るノンハイブリッドのフォード・プーマ Rally1がスタンチキ(29.40km)で2番目に速いタイムを記録したとき、当惑した表情を浮かべたのはラトビア人ドライバーだけでなく、多くの人が驚いた

イベントの残りのステージで、フルハイブリッドのRally1カーのペースに追いつき、トップクラスデビューで総合5位に入ったことは、大きな成果だった

しかし、セスクスがドライバーの右足の下に135bhpのパワーを与えると言われる魔法の箱の代わりに鉛の塊を運びながらこれを達成できたとしたら、WRC(世界ラリー選手権)でハイブリッドパワーに何の意味があるのかという疑問が湧いてくる

回生システムは、これらのマシンを走らせるためにチームやイベント主催者が要求する、追加の安全手順や運用体制は言うまでもなく、すべての追加費用に見合う価値があるのだろうか?

結局のところ、2025年にそれを廃止するというアイデアはそれほど悪くなかったのかも知れません



「どちらの意見にも、賛同することが出来る」と、セスクスを起用したM-スポーツ フォード WRT代表のリチャード・ミルナーは語った

彼自身イベント前に「このマシンは、フルハイブリッドのRally1とRally2の中間に位置するはずだ」と語っていた

公平を期すために言うと、ミルナーは高速ラリーでは影響は小さく、セスクスのドライビングにおける懸念は彼自身のマシンの経験不足だとも指摘しており、セスクがこれほど早くマシンを手懐けることを予測できた者はほとんどいなかった

各マニュファクチャラーが、FIAに来年もハイブリッドシステム搭載を維持するよう働き掛けた価値があったかとDirtFishに尋ねられたミルナーは「僕にとってはイエスだ」と答えた

「フルEV自動車は普及し始めましたが、その勢いは鈍化しています。何故なら、フルEV自動車の難しさは誰もが知っていて、今では、ハイブリッド化が進んだ自動車やエンジンで復活する自動車メーカーが増えています」



「F1はハイブリッド化が進み、EV化への意見は減っています。つまり、それはモータースポーツのジャンル全体に反映されているようなものです」

「しかし、ここポーランドでは、正直言って、ハイブリッドのメリットは他の地域よりも影響が少ないでしょう。もしマルティンシュがサルディニア島やポルトガルでデビューしていたら、まったく違った議論になっていたと思います」

ミルナーが率いるM-スポーツ フォード WRTのライバルとなるトヨタも、、ポーランドのステージの性質上、ハイブリッドパワーが無いことによる影響を打ち消す一方で、セスクスのパフォーマンスは疑いようのないものだと指摘した

「確かに、マルティンシュのパフォーマンスを見るのは非常にポジティブで、非常に興味深いものでした。まず第一に、彼は非常に良いドライビングをしている。そして、ここでハイブリッドが無いマシンの利点、あるいは欠点は少なく、私が思っていたよりもパフォーマンスが高かったと言えます」とラトバラはDirtFishに語った

「でも、高速ラリーでかなり緩く砂地の路面の場合、ハイブリッドの利点はターマックイベントやよりテクニカルなグラベルラリーよりも少ないと言わざるを得ません」



「フィンランド、ラトビア、ポーランド、スウェーデンなどの高速ラリーでは、ハイブリッドの利点はそれほど大きくありません。なぜなら、ハードで長いブレーキングをすることがないからです。ブレーキングが短いと、エネルギーの回生があまりありません」

DirtFishはラトバラに、セスクスはノンハイブリッドのRally1カーのスペクタクルが衰えていないことを示していたと伝えました

「マシンのパフォーマンスは確かに少し落ちていますが、観客として見たり、テレビで見たりすると違いはわかりません」とラトバラは認めました

「そういう意味では、これからの2年間は、ハイブリッドがなくても続けることができたと思います。トヨタとしては継続でも廃止でも同じだったでしょうし、廃止でも構わなかったけど、他のチーム(メーカー)は、マーケティング上の理由でハイブリッドの方が重要だと考えているので、トヨタもそれで良いと思っている」と、語った



M-スポーツ・フォードはその一つで、ミルナーはWRCでのハイブリッドパワーの支持者であり続けていますが、M-スポーツのビジネスにとって重要なプライベーターにハイブリッドレスの選択肢を用意することの利点にも言及しています

「現時点でわかっていることだけに基づいて判断できる範囲では、ハイブリッドシステム搭載は違いを生むと思いますが、チャンピオンシップにとって良いことだと思っています。まだポジティブな面はたくさんあると思うし、OEMをこのスポーツに巻き込むことを考えなければならないし、パワートレインのハイブリッド要素を持つことは間違いなく役立ちます」と、ミルナーは語りました

「しかしその逆に、ノンハイブリッドのマシンは、トップジュニアがRally2からトップカテゴリーに移行するのに最適なマシンです」

「Rally2カテゴリーは素晴らしいし、誰もがそれが将来トップカテゴリーになるかも知れないと言っていて、そうなる可能性はあるが、Rally1のマシンを見ると、ハイブリッドであろうとなかろうと素晴らしい走りを見せてくれるので、Rally2カテゴリーがトップカテゴリーになると、我々はがっかりするだろう」

「前にも言ったし、もう一度言うが、私はそのカテゴリーを失いたくない」

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一旦は落ち着いたテクニカルレギュレーションの議論ですが、セスクスが素晴らしい走りを見せたせいで、議論が再燃しそうですよね
Posted at 2024/07/13 18:02:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年07月13日 イイね!

合同テストかぁ・・・

合同テストかぁ・・・『THE TEST OPPORTUNITY WRC IS FAILING TO EXPLOIT』

WRC(世界ラリー選手権)でのテストは、時間の無駄ではないかとリチャード・ミルナーは言う

ミルナーはテストそのものが時間の無駄だと言っているのでは無く、彼はその利点を実感していて、彼が望んでいるのは文字通り、世界にもその利点を楽しませることです

3チームの刺激的なRally1カーは、今年は2ヶ月以上もの間、比較的注目される事のないまま走行する事になりますが

各メーカーは、ヨーロッパで21日間のテスト走行が許可されており(長距離テストは禁止)、これらの日数を合わせると63日間となり、最高のラリードライバーが操る世界最速のマシンを観戦する事が可能になります

スポーツとして、我々は何をすべきだろうか?

「我々は、隠れてテストを実施している訳では無く、一部のファンは観戦し動画を投稿したりしているが、それだけで終わっている。我々はテストを競技の一部として観戦する事に活用していないので、誰にとっても何の得にもなっていない」


現在の形でテストを目撃する人はほとんどいません

「チームは写真撮影やビデオ映像を撮り、スポンサーには提供するようになりましたが、我々はそれをチャンピオンシップの一部として積極的に宣伝する事はありません。これはおかしな話です。テストには1日5万£(約5000万円)程掛かりますが、撮影以外は商業化できるものは何もない」

ミルナーは合同テストを提案している

ギリシャのアクロポリス・ラリーの主催者がトルコでの事前テストの計画を準備していたときに、こうした計画が提案され、そのアイデアはルートとチームの中央サービス拠点を一体化する事で、そして、何よりも重要なのはWRCイベント以外でチーム、マシン、クルーが集まることで、多くのプロモーションが行われる事です

「これは、我々が検討する必要があるもう1つの大きな分野で、現在、短期間で多くのことに取り組もうとしているが、これは以前にも言ったことであり、合同テストについては何度も話し合ってきた」と、ミルナーは語った

「例えば、現在我々は2日間のテストを実施しているが、全チームがそこに集結し、ルートをローテンションして走行すれば、そこで順位をつける事も出来るので、WRCラリーとは別のイベントとする事で、観戦者数は少ないかも知れないが、商業的には可能性があると思われる」


チームはロジスティクスの共有から利益を得る可能性があります

さらに深く掘り下げると、ミルナーはテストの意味について疑問を抱いており、特に今のようにWRCが現在のホモロゲーションサイクルの真っ最中で、マシンがほぼ完成されている状態で戦っている場合、その傾向は顕著であると

「ドライバーは、可能な限りドライブして、考えられるすべてのセットアップと代替案をテストしたいと思うだろうが、それはどれほど重要なのだろうか?今年のサルディニアを思い出して欲しいのだが、史上最も接差だったイベントの一つだったが、ほとんどのドライバーはサルディニアでテストしていなかった」

「他チームは異なる意見を持っているし、我々とは異なる予算を持っていることは知っていますが、これを検討する必要はあると思います。予算を使うなら、少なくとも商業的にできるだけ価値のあるものにしたいと思う」

ミルナーは以前にも合同テストを主張していて、すぐにこの主張を取り下げるつもりは無いと言う

「私の言っていることは理にかなっていると思うし、そうじゃないと言われても、合同テストは誰にとっても何かを提供する事になる」

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まぁ、全てを合同テストにするとなると、チームとしては秘密にしたい事もあるでしょうから無理だと思いますが、何日かを合同テストに充てれば、ミルナーの言うようにWRCプロモーターにとっても利点があるんじゃないでしょうかねぇ
Posted at 2024/07/13 11:07:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   06/22 11:49
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