『WHY CROATIA MISSES OUT ON A WRC 2025 CALENDAR SLOT』
クロアチア・ラリーの主催者は、来年のスケジュールにこのイベントが含まれない事を認めたので、2025年のWRC(世界ラリー選手権)のカレンダーは、ほぼ確定した
クロアチアは2021年にWRCカレンダーに加わり、セバスチャン・オジェがロードセクションで遭遇した事故により、WRC史上最も僅差(0.6秒差)のターマックでのフィニッシュに貢献した
実際、ザグレブを拠点とするこのイベントの4回の開催のうち3回で、10秒未満の差での勝利でした
しかし、クロアチアはWRCプロモーターから2025年から2027年までの3年間の契約を提示されたにもかかわらず、主催者が地元当局から関連する保証を時間内に確保できなかったため、開催する権利を逃した
クロアチアラリー組織委員会のダニエル・サスキン会長は「WRCクロアチア・ラリー2023が成功裏に終わった後、2025年から2027年までの3年契約を新たに提示された」と、語った
「クロアチアでのWRCラリー開催の継続と契約締結のために、私たちは必要な書類、特に地元の機関からの保証書をすべて入手しようとしましたが、残念ながら今日まですべて入手できませんでした」
「現時点では、2025年のERC(ヨーロッパラリー選手権)のカレンダーに含まれ、その後2026年と2027年のシーズンにWRCに復帰する可能性が唯一の現実的な選択肢だと考えています。もちろん、2026年と2027年も、特定の機関の保証書次第であり、近い将来に保証書が発行されることを期待しています」
「ここで、我々を支えてくれるすべてのパートナーに感謝したいと思います。ザグレブ市議会のタイムリーな決定により、WRCプロジェクトへの3年間の支援をタイムリーに確認し、現在の交渉に非常に役立っています」
サスキンは「クロアチアラリーの物語はここで終わるわけではない」と保証したかったが「機関は迅速に対応する必要がある」と付け加えた
彼はさらに「我々は、多くの関係者の為にもWRCが永久に開催されなくなることを望んでいません。来年は3カ国でWRCが初めて開催されますので、2026年と2027年のシーズンに向けてWRCプロモーターおよびFIAとの契約を締結する必要があり、これらの機関からの保証がなければ契約を結ぶことはできません」と、続けた
「WRCプロモーターとFIAへのプレッシャーは大きく、カレンダーには14カ国しか無いが、関心を持つ関係者ははるかに多い」
クロアチアの離脱が確定したことで、2025年のカレンダーの構図が明確になった
ラリー・スペインは事実上、ヨーロッパで今シーズン2番目のオールターマックイベントとしてクロアチアに取って代わり、モンテカルロ、スウェーデン、ポルトガル、サルデーニャ、エストニア(ラトビアの代わりに復帰)、フィンランド、ギリシャ、セントラル・ヨーロピアン・ラリーのその他のヨーロッパイベントに加わることになる
2番目のイベントであるラリー・パラグアイがラリー・チリとともにアメリカ大陸に追加され、アフリカはサファリ・ラリー・ケニア、アジアは日本が代表となり、WRCはサウジアラビアでシーズン最終戦を迎えるため中東に向かう
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結局は、簡単に言うと手続き上の不備で開催する権利を逃したって事で、今季のラトビアに変わってエストニアが入り、チリが追加されて14戦になるだけなんですかねぇ?
14戦でも、ロジスティックな問題をクリアしているので良さそうなんですが、これ以上増えるようだと、何か別の問題も出てきそうなのが心配ですよね
Posted at 2024/07/23 19:25:42 | |
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