ヤリ＝マティ・バラバラのブログ一覧

『THE WRC BEGINNINGS OF THE BALTICS’ FIRST REAL STAR』

バルト諸国は近年、ラリーの大きな部分を占めるようになった

オイット・タナックは2019年にドライバーズタイトルを獲得し、翌年には母国エストニアがWRC（世界ラリー選手権）のカレンダーに加わった

隣国ラトビアでは先週末に初のWRCイベントが開催され、同国のスタードライバーであるマルティンシュ・セスクスは先月ポーランドでトップクラスデビューを果たして以来、注目を集めている

しかし、タナックや同国のウルモ・アーヴァやゲオルグ・リンナマエ、ロバート・ヴィルヴェスらが後に続く道を切り開いたのは、マルコ・マルティンだった

マルティンは1997年、ネステ・ラリー・フィンランドでトヨタ・セリカ・ターボ 4WD(ST185)を駆りWRCデビューを果たし、1999年にフォード・エスコート WRCで短期間過ごした後、トヨタ・カローラWRCに乗り換えてから、本格的に名を上げ始めた

マルティンは、この車でのデビュー戦となったアクロポリスで５位に終わったが、その後18か月間、彼はトップ10の常連となり、翌年にはキプロスで６位に入った。



Girardo & Co. アーカイブのこの画像には、キプロスの悪名高い荒れた砂利道を進むマルティンとコドライバーのマイケル・パークが捉えられており、この島の曲がりくねったカーブにより、このイベントはWRC史上最も低速なラリーとなり、人間とマシンにとって過酷なイベントとなり、カローラ WRCの右後部がそれを物語っている

マルティンが将来のスターとして頭角を現すにつれ、エストニア・オイル・サービスの赤と白のカラーリングは WRCでよく見られる光景となったが、彼の元コドライバーのトーマス・キッティングはエストニア・オイル・サービスの支援を確保するのに重要な役割を果たし、マルティンが2000年にイギリス人のコドライバーのパークをチームに迎えるという難しい決断を下した後も、支援は続きました

マルティンがセリカで出走したことで、カローラを走らせていたリーフ・アスターハーグのスウェーデン・トヨタ・チームを通じてトヨタの支援を確保するのに十分な成果がありましたが、マシン自体の供給だけでなく、マルティンは運営資金を調達する必要があり、地元の支援者がいなければそれは不可能だったでしょう

その年が終わる前にマルティンはスバルの注目を集め、スバル WRTからテルストラ・ラリー・オーストラリアでデビュー

デビュー戦テルストラ・ラリー・オーストラリアのSS2ではミッショントラブルによりリタイアし、インプレッサに乗った2001年シーズンも大いに不満の残るものだった

彼はその後フォードで５回のWRCで優勝（2003年に２勝、2004年に３勝）を果たし、次世代のエストニアの才能に刺激を与えました

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５勝を上げたフォードからプジョーに移籍したが、序盤307 WRCに苦戦しながらも着実にポイントを重ね、ドライバーズランキングで５位にはなったが、最終戦ウェールズ・ラリーGBの事故でコドライバーを亡くす事となり、諸事情もあり、この年で引退

彼が居なかったら、エストニアでラリーが人気のあるイベントになって無かったかも知れず、2019年のドライバーズチャンピオンのオイット・タナックも誕生しなかったかも知れませんよね

引退以降は若手育成に尽力し、上記の通りオイット・タナックを筆頭に、若手ドライバーがエストニアから続出してますが、マルコ・マルティン自身48歳とまだまだ若いので、これからもエストニアからWRCで通用するドライバーを育て上げて欲しいですよね

ERC 第５戦 第12回 ラリー・ディ・ローマ・キャピターレ 2024は、地元のアンドレア・クルニョーラ（シトロエンC3 Rally2）が優勝を飾り、２位にも同じくイタリアのシモーネ・カンペデッリ（シュコダ・ファビアRS Rally2）、３位には2022年のERCドライバーズチャンピオンのエフレン・ヤレーナ（シュコダ・ファビアRS Rally2）が入る

レグ１を終えて、クルニョーラと0.7秒差の激闘を繰り広げていたシモーネ・テンペスティーニ（シュコダ・ファビアRS Rally2）は、SS11でトラブルに見舞われ４位に、ディフェンディングチャンピオンのヘイデン・パッドン（ヒョンデi20 N Rally2）は、タイヤ選択を間違え６位に終わる

レグ１でポップオフバルブの問題に悩まされたマッズ・オストベルグ（シトロエンC3 Rally2）は、SS９でクラッシュしてリタイアに

トヨタ GR ヤリス Rally2を駆る２人のドライバーは、２度のERCチャンピオンであるジャンドメニッコ・バッソは８位、フィリップ・マレシュが16位と言う結果に

ERC Rd.5 12. Rally di Roma Capitale 2024 Final results
1. #15 Crugnola Andrea - Ometto P.　Citroën C3 Rally2　1:53:10.9

2. #16 Campedelli Simone - Canton Tania　Škoda Fabia RS Rally2　1:53:33.2 +22.3

3. #2 Llarena Efrén - Fernández Sara　Škoda Fabia RS Rally2　1:53:38.8 +27.9

4. #3 Franceschi Mathieu - Malfoy Andy　Škoda Fabia RS Rally2　1:53:43.0 +32.1
= #6 Tempestini Simone - Itu Sergiu　Škoda Fabia RS Rally2　1:53:43.0 +32.1
6. #1 Paddon Hayden - Kennard John　Hyundai i20 N Rally2　1:53:49.1 +38.2
7. #20 Avbelj Boštjan - Andrejka D.　Škoda Fabia RS Rally2　1:54:10.9 +1:00.0
8. #18 Basso Giandomenico - Granai L.　Toyota GR Yaris Rally2　1:54:25.8 +1:14.9

9. #8 Mabellini Andrea - Lenzi Virginia　Škoda Fabia RS Rally2　1:54:31.1 +1:20.2
10. #11 Wagner Simon - Hain Jara　Škoda Fabia RS Rally2　1:54:39.6 +1:28.7
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16. #12 Mareš Filip - Bucha Radovan　Toyota GR Yaris Rally2　1:56:00.8 +2:49.9


Day 2 Highlights | ERC Rally di Roma Capitale 2024


Final Day Highlights | ERC Rally di Roma Capitale 2024