『The e-mail that could transform a young American’s career』
マデリン・ターボルはある朝、彼女の人生を完全に変えるかもしれないメッセージで目覚めた
「目が覚めて、寝ぼけ眼でメールを見て『なんて事が起こったの!』と思いました」と、ターボルは DirtFish に語った
1999年型スバル・インプレッサでARA(アメリカ・ラリー協会全国選手権)のNA4WDクラスに定期的に出場しているターボルは、WRC(世界ラリー選手権)のビヨンドラリー女性ドライバー育成プログラムに応募することを選択した
この育成プログラムは、女性ラリードライバーの世界的な成功への成長を加速させることを目的としている
合計15人のドライバーが M-スポーツ・ポーランド本部でのトレーニング キャンプに参加するよう選ばれ、そこで3人の候補者が今年の中央ヨーロッパ ラリーに出場し、その3人のうち1人が来年のJWRC シーズンにフル参戦する
これは大きなチャンスであり、ターボルは米国出身の唯一の候補者だ
「私はちょっとした原稿を書きました。自己紹介と、なぜこの仕事に就きたいのか、なぜ私が選ばれるべきなのかを書いたものです」と、彼女は説明しました
「父が手伝ってくれて本当に感謝しています。父はスピーチを書くのが本当に上手だったからです」
「7月の初めに発表された直後にほぼすべてを書き上げ、1か月間そのままにしていました。そして締め切り直前にそれを何度も書き直して読み直して提出し、よし、これで終わったと思いました。でも、7月中ずっと考えていたし、皆はチャンスがあると言ってくれましたが、私にはわかりません。でも8月のある時、選ばれたというメールが届き、私は『なんて事が起こったの!』と思いました」
数週間後、ターボルはポーランドに出発し、ドライビングだけでなく、メディアスキル、機械知識、レッキの徹底、コミュニケーションスキル等も試され、その後、ターマックとグラベルで1日ずつドライブすると言う、大変な作業が始まります
WRCプロモーターのスポーツ・シニア・ディレクターを務めるピーター・トゥールは、セントラル・ヨーロッパラリーがドライバー選考の初期段階の焦点として選ばれたのは、その路面のためだと強調した
「私たちは、セントラル・ヨーロッパラリーを含む選考の初期段階では、主にターマックに焦点を当てており、カートやサーキットレースの経験がある参加者にとって移行が容易になるようにしています」と、トゥールは説明した
ARAシリーズはほぼグラベルイベントのみで行われるため、紙面上ではこれはターボルにとってマイナスに思えるが、ターボルの切り札は、ラリーにたどり着くまでの道のりで舗装路でのレースを経験していることであり、ARAシーズン中に行われる数少ないアスファルトセクションでは自信を持っている
「実は、私はターマックでレースを始めたんです」と、彼女は説明する
「クォーターミジェットと呼ばれるカートレースで、すべて舗装路でした。だから、そのためにトレーニングを続けていました。あまりカウントされないと思いますが、私はサザンオハイオのターマックセクションが大好きです。終えるたびに凄く楽しかったと思い、ターマックラリーにぜひ参加したいと思っていました」
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2021年からキャリアを開始したマデリン・ターボル
WRCプロモータの思惑から選出された様に見えるが、父親のマーク・ターボルだけで無く、祖父母に伯父までラリードライバーと言うラリー一家で育ち、あまり日本では馴染みの無い、ARA(アメリカ・ラリー協会全国選手権)のNA4WDクラスに出場しているのだが、現時点ではクラス2位にランキングする実力者
ここにもまた一人、平川真子選手の強力なライバルがいますねぇ

Posted at 2024/08/30 21:18:00 | |
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