ヤリ＝マティ・バラバラのブログ一覧

『KALLE ROVANPERA TO COMPETE IN THE TUNTURIRALLI』

2度のワールドラリーチャンピオンに輝いたカッレ・ロヴァンペラは、アークティック・ラップランド・ラリーとして広く知られているトゥントゥラッリへの参戦を公式に発表しました

このイベントは1月30日から2月1日までロヴァニエミで開催され、フィンランド選手権の第2戦を兼ねています

ロヴァンペラにとって、この名誉あるイベントは、2月中旬に予定されているWRC 第2戦ラリー・スウェーデンに向けた重要な準備イベントでもあります

ロヴァンペラがトゥントゥラッリに出場するのは今回で4回目で、2020年にはトヨタ・ヤリス WRCで優勝を飾り、オイット・タナックは僅か17.5秒差の2位でフィニッシュした

2024年はラリーの大半を支配していたが、メカニカルトラブルにより最終ステージでリタイアを余儀なくされた

今年のコンペティションでは、ラリースターの印象的なラインナップが公開されています

ギリシャ系ベルギー人のジェントルマンドライバーのジョルダン・セルデリディスは、フォード・プーマ Rally1で7クラスで出場し、ラリー・スウェーデンへのさんせんも準備しています

トヨタ・ガズーレーシング WRT チーム代表のヤリ₌マティ ラトバラは、ヤンニ・フッシがコドライバーを務め、2年連続で出場します

ラトバラはこのイベントをヨーロッパ・ヒストリック・ラリー・チャンピオンシップ参戦への準備として利用し、コレクションの中の1台である(ST185)トヨタ・セリカ・ターボ 4WDをドライブします

すでに約140のクルーが登録されており、2024年のトゥントゥラッリは全てのカテゴリーでスリリングなバトルを繰り広げる事になります

Rally2が出場するSM1クラスには、エサペッカ・ラッピ（シュコダ・ファビア RS Rally2）、ルーペ・コルホネン（トヨタ GR ヤリス Rally2）、テーム・アスンマー（シュコダ・ファビア RS Rally2）、ラウリ・ヨーナ（シュコダ・ファビア RS Rally2）、ニクラス・グロンホルム（シュコダ・ファビア RS Rally2）などの21名のドライバーが参戦します

Rally3が出場するSM2クラスには23名が参戦し、JWRCの現チャンピオンであるエストニアのロメット・ユルゲンソン、日本人ドライバーの松下拓未（ラリーSM第1戦優勝）と後藤正太郎、イーモン・ケリー（アイルランド）、ケレム・カザズ（トルコ）、トリスタン・シャルパンティエ（フランス）等に、イタリアからはバレンティーノ・レッダ／ダニーロ・ファパーニ組がルノー・クリオ Rally3で参戦し、オレステ・ミラーニ／アレッサンドロ・アルナボルディ組、ゼリンド・メレガリ／マウリツィオ・バローネ組がフォード・フィエスタ Rally3で参戦します

SM3クラスには注目のドライバー、ヤルコ・ニカラがルノー・クリオ Rally4で参戦します

今年のイベントのユニークな特徴は、通常はドライバーとして出場しているテーム・スニネンが、ヴィレ・カウコネンのコドライバーとしてBMW 325i（E36）で出場することです

－－－－－－－－－－

先日のブログでは、エサペッカ・ラッピがフィンランド選手権にフル参戦すると言うものだけでしたが、ラリー・スウェーデンの実戦テストとしてカッレ・ロヴァンペラが出場しますが、マシンのテストと言うより、タイヤテストが重要ポイントでしょうね

また、今季ヨーロッパ・ヒストリック・ラリー・チャンピオンシップに参戦するヤリ₌マティ ラトバラも同じく実戦テストとして参戦しますが、こちらマシンの感触を試す目的でしょうね

『Munster wants to replicate Fourmaux at M-Sport』

モナコのカジノ広場にマシンを停め、ヒーローショットを撮る時が来た

新世界チャンピオンのティエリー・ヌービルはヒョンデの前に誇らしげに立ち、復帰した世界チャンピオンのカレ・ロバンペラはトヨタと並んで並び、M-スポーツ・フォードを代表するグレゴワール・ミュンスターがいた



ドライバーズタイトル、ラリーでの優勝、表彰台、ステージウインさえまだないドライバー

しかし、それが26歳の彼が今いる事実上の立場で、Rally1の新人ジョシュ・マッカリーンをチームメイトに持つミュンスターは、M-スポーツのチームリーダーとなったが、2025年はWRC（世界ラリー選手権）のトップカテゴリーでフルタイムで走るのは、まだ2シーズン目である

プレッシャーは大きいかもしれないが、ミュンスターはそんな気配を見せておらず、彼の心の中には、自分のベンチマークとする完璧な例があり、今年の目標は表彰台に上がり、昨年の元チームメイトの活躍を再現することだ

「昨年のアドリアン・フールモーと少し似た状況だと思う」と、ミュンスターはDirtFishに語った


ミュンスターは今年、事実上のM-Sportチームリーダーだが、そのプレッシャーに刺激を受けている

「彼はフルシーズンを過ごし、学ぶ時間などがあった。そして昨年はRally1カーで2年目を迎え、新星のような存在だった」

「彼はM-スポーツで本当に良い成果をあげたので、私たちも同じように活躍することを楽しみにしている」

ミュンスターの比較は興味深いが、完全に正確ではない

確かに昨年はフールモーにとって2回目のフルシーズンだった（2022年には3戦に出場）が、このフランス人は2021年のキャンペーンのほとんどもこなしており、つまり昨年はミュンスターの現在の経験よりも実質的に1シーズン分多い経験があったことになる

しかし、12か月前にM-スポーツにどれほど期待がなかったか、そしてフォーモーがその物語をひっくり返したことを思い出す価値はあり、その部分は今日でもまったく真実だ

皮肉なことに、フールモー自身も、新しいチームであるヒョンデで2024年の戦略を再現しようとしている

「プーマのときと同じように、一歩ずつ進めて行っている。本当にうまくいっている。だから、どうなるか見てみよう」と、フォーモーはDirtFishに語った

「まずは初勝利を収めるために全力を尽くす。そしてチャンピオンシップでもっとできるかどうかはその後だ。でも、昨年のようにチャンピオンシップの表彰台を目指して戦いたいのは確かだ」



「毎回挑戦して初勝利に近づいたのに逃してしまうのは、とても腹立たしいことですが、時間がかかっても構わないことはわかっていますし、それはこのスポーツの学習の一部でもあると思います。何年もかかりますし、私は自分自身からそれを学びました」と、彼は付け加えた

「だから、謙虚な姿勢を保ち、イベント毎にベストを尽くす必要があると思います。そうして勝利が訪れたら本当にうれしいです」

マッカリーンに何を期待できますか？

マッカリーンに関しては、彼にとって困難なシーズンになると予想されます

モンテカルロは、25歳の彼がRally1カーでラリーに出場したことがなく、新しいチームで新しいコドライバーと新しいタイヤで、これまで一度しか出場したことのないイベントに出場することを考えると、最も困難イベントとなるだろう

「今週は大切な一週間になるだろう。学ぶことがたくさんあり、ペースノートをたくさん書く必要がある」と、マッカリーンはDirtFishに語った

「もちろん、ここ2年来ていないし、新しいステージがたくさんある。だから、新しいコドライバー、新しいタイヤ、新しいチーム、新しい人々、新しいマシン、だから慣れることがたくさんだが、本当に楽しみだ」


マッカリーン（右端）は、自分のレベルを確立し、そこから進歩することを目指している

しかし、彼が持っている唯一の利点は、タイヤに関して全員のスコアがリセットされる事で、それにより、マッカーリーンの適応は、本来よりも少しだけ簡単になった

「まさにその通りだ。みんなはおそらくピレリとかそんなのと比較しているだろうが、正直言って、私にはこのマシンとタイヤなどを比較できるものはあまりない。まあ、Rally2のタイ​​ヤと比較することはできるが、タイヤを比較しようとするにはマシンが大きく違うと思う」と、彼は同意した

「だから、私たちはオープンな気持ちで臨む。タイヤはそういうものだ。テストではいい感じだったし、自分たちの情報を信じて、木曜の夜には正しいタイヤを選べるといいな」

シーズンの期待は？

「それは間違いなく難しい。トップの選手たちと比べたときのレベルはわからない。彼らのレベルがトップであることはわかっているので、先ほど言ったように、学ぶことはたくさんあるだろう」

「でも、私たちが目指しているのは進歩だ。最初にベンチマークを設定し、そこから一歩ずつ積み上げていきたい。シーズン半ばにポルトガル、サルデーニャ、ギリシャ、フィンランドなどでイベントがあるが、そこで経験を積んできたので、その時点までにステップアップして、そこからさらに発展させていきたいと思います」

－－－－－－－－－－

ミュンスターは、キャリアの点でフールモーと似ているので、自分も同じように活躍できるかも知れないと思っているようですが、記事にあるようにRally1での経験だけでなく、その前のWRC2クラスでの成績に大きな違いがあるのを解っているのですかねぇ

まぁ、マッカリーンはミュンスターよりも更に経験不足なので、チームメイトよりは良い成績を残す可能性はあるでしょうが、フールモーの再現は無理なんじゃないでしょうかね