『Al-Attiyah rejoins M-Sport for Saudi Rally1 outing』
ナサール・アル=アティヤは、来月開催されるシーズン最終戦ラリー・サウジアラビアで、WRC(世界ラリー選手権)の頂点に華々しく復帰する
今年、MERC(中東ラリー選手権)で20度目のタイトルを獲得したアルアティヤは、ジッダで開催されるこのイベントでM-スポーツ・フォードのプーマ Rally1をドライブするのだが、これは彼にとって10年ぶりのWRC参戦となる
アル=アティヤは、今週モロッコでダチアと共にW2RC(世界ラリーレイド選手権)の無敗記録を維持することに引き続き注力しているが、DirtFishの取材に対し、しばらく前からラリーのトップリーグへの復帰を考えていると語った
「ここ2週間はそう思っていました。サウジアラビアのことを考えていました。まず、サウジアラビア政府に感謝したいと思います。サウジアラビアはモータースポーツに力を入れていることは周知の事実です。ダカール、F1、エクストリームEなど、多くのイベントが控えています。そして今、ジェッダでWRC最終戦が開催されます。今年(5月)も同じステージ(サウジアラビアMERCラリー)で、同じコンディションでした。11月は天候が変わり、それほど暑くないはずです」と、彼は語った
アル=アティヤのラフグラベルラリーでの経験は、来月サウジアラビアでM-スポーツに復帰する際に非常に役立つでしょう
「そして、プーマ Rally1で出場したいと思っていましたが、Rally2には出場しませんでした。そこで、マルコム(M-スポーツのマネージングディレクターのマルコム・ウィルソン)とは良い関係を築いていたので、彼に電話しました。彼は『もちろん、マシンは用意できます。費用はこれだけです』と答えました」
「OKと答えて契約を結び、シーズン最終戦にM-スポーツの一員として参戦することになった」
アル=アティヤはM-スポーツのファクトリーチームに所属しており、2013年には英国を拠点とする同チームでレースを戦い、2012年にはシトロエンのワークスチームでもWRCを走り、常にトップ5入りを果たした
しかし、来月は彼にとってRally1マシンに乗るのは初めてとなる
「イギリスでテストして、どんな感じか確認するつもりだ。でも、レース前にちゃんとしたテストができるかもしれない。許可されれば、ベストを尽くすつもりだ」
「でも、(中東での)経験から言うと、大きな違いはないと思う。確かにスピードは落ちるが、自分が何をするかは分かっている」
「カンディド・カレラがコドライバーを務めるのですが、彼は今年、中東で私とコンビを組んで、中東ラリー選手権で優勝を果たしました。彼と一緒に仕事ができるのは嬉しいですね」
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ナサール・アル=アティヤと言えば、2006年にPWRCでタイトルを獲得し、その後はSWRCにも挑戦
2012年には、当時シトロエンのサテライトチームだったカタール・ワールド・ラリーチームからシトロエン DS3 WRCで最高順位4位を獲得し、ランキング12位に
その後カタールがM-スポーツを支援する事となり、アル=アティヤとM-スポーツ・フォードの関係も今に至ることに
そんな関係から、最終戦ラリー・サウジアラビアに出場する事になったのだと思うのだが、アル=アティヤは御年54歳
まぁ、しがらみもあるので仕方ないのかも知れませんが、どうせなら才能のあるロメット・ユルゲンソンに経験させてあげて欲しかったですね
Posted at 2025/10/14 16:57:45 | |
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