
教訓としてスカDの煤対策は怠るな! ということで簡単な掃除をしてみようと思います。EGRフィルター設置のついで作業です。
さて、EGRクーラーはオイルミストの影響を受けない部分なので、乾いた煤が堆積しているようです。EGRパイプを外してEGRクーラーの出口が口を開けておりますが位置が悪くて覗けません。
EGRリストラクターをやった方は位置関係がよく解ると思います。
ミナト自動車などをみておりますと、EGRクーラーの中は大きめの放熱フィンの間を熱いEGRが通って来て、冷却パイプの中をラジエーターの冷却水を引き込んでいるようです。
EGRの通り道の冷却フィンの隙間が見えなくなるほど煤が詰まっており、これではEGR流量なんちゃらのエラーがでるわなというレベルです。(EGRクーラーの構造はスカDのアキレス腱ですね。参考までに私と同じ175馬力バージョンのKFのリンク貼っておきます)
さて、こうならないためにどうすればいいのか?EGRクーラーを掃除すればいいのですが、なんせ中が見えない位置であり外す技術もないので、試しにプラスの精密ドライバー(細くて先が長い)を突っ込んでみました。
OREOのクッキーに刺さったような手ごたえ(あくまでイメージでOREOにドライバーさした経験はありません)で、ツンツンやさしく押してゆくと貫通します。何マスあるのかさえ分かりませんが、すべてのマスをドライバーの先で軽く押し込んで崩すイメージです。
冷却フィンが奥まで長く続いており、入口から5センチもほじくれていないと思われますが、奥は手ごたえが無いので案外出口部分に集中して堆積しているのかもしれません。そうだといいのですが、そんなに甘いものでもないでしょう。
崩した煤はエンジンかければ、EGRクーラーから噴出されて、インテークへ転がってくるでしょう。うまく燃焼室まで運ばれてDPFまで行けばいいのですが、手ごたえからカチカチに固着した煤ではなく、ホロホロと崩れるようなものと思われますので、吸気バルブの煤噛みにはならないでしょう。噛んだら怒るよ。
ついでにパイプも綺麗にします。

曲がり角もグリグリすると

7万キロ車のわりに、少な目。
誰でもEGRパイプさえ外せればできる作業ですが、煤噛みのリスクがありますので、真似ると大変危険です。KEAWの時、バルブスプリングを対策品に交換していたのに、よりによって京都のホテルの立駐の中で、煤噛みでエンジン掛からなくなり大変でした。
歯医者さんのバキュームがあれば、吸引しながら煤崩しができるのに、なにかいいもはないかな?車の掃除機のホースは短いし。
寄道話し:本来MAZDAの開発者はDPFを通過したEGRを還流させる経路を設計すべきでしょうがなぜそうしなかったのかは謎です。
EGRの煤問題をプログラム制御やバルブスプリングの強化で対策している事は根治にならず少なからず疑問があります。そもそも煤が含まれないEGRであればインテーク経路の煤詰まり問題は100%おきませんので、ブローバイ対策とDPF対策に話が絞れたと考えます。
マネしちゃいけない技(技というレベルでもないな)をブログにUPするな。ダチョウ俱楽部みたいなやつがいたらどうするんだ。すべては自己責任ということで。
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2021/05/09 23:40:07