EGRクーラーの目詰り掃除（真似ると危険）2

５月９日のブログで真似ると危険シリーズを３件ご紹介しました。やり方を改良しましたので報告します。例の何の変哲もない只のザルを最終兵器に育てる裏技です。

１．ＥＧＲクーラーの目詰まり清掃（真似ると危険）
２．ＥＧＲフィルター（真似ると危険）
３．ガムテープチューン（真似ると危険）

まさか良い子の皆さんは、マネされていないですよね。１と２はセットなのでやるときは必ず同時に行ってください（お勧めするな！）。

ＥＧＲクーラーの目詰まりを精密ドライバーで奥へ突き落とし、エンジンをかけるとカーボンが転がってインマニ方面へ吸い込まれていきます。吸気バルブの煤噛みを防ぐ意味もあり、途中のＥＧＲリストラクターを付ける位置に、代わりにザルを付けております。ここで突き崩した煤を捕集します。

我ながら理にかなったシステム（それほどのもんかい！）で特許取りたいな（早くも妄想）。このセットで真似ると危険が、真似ると素敵に昇華できたのではないかと思われます。

さて、そういう事で今回は遠慮なくＥＧＲクーラーの目詰まり清掃を奥の奥まで探求したいと思います。


★まず用意する物は、皆さんの押し入れで眠っている、１０代の頃女子にもてたい一心でかき鳴らしていた古びたエレキギタとニッパーを１本。第６弦を外してニッパーで先端の蒔き癖部分をきれいにカットします。もっと短く切り詰めてもいいかと思います。

エレキギターが無い人や、探し出したギターの６弦がついて無かった人は、池袋の楽器屋でエレキギターをまず買ってください（イヤイヤ）。６番目の一番太い弦をくださいと言えば通じます。間違えて、ベースの弦を買わない事。太すぎておそらく彼女の中には入りません（ムフフ）。

色々なメーカーの物がありますが、ここはこだわってMAZDA純正互換のGibson社製の最高級のものとします。４００円くらいかな？せっかく買ったら、弦を張って天国への階段を一回演奏しておきましょう（サビAm,G,F）。おっと、選曲が不吉だわ。

スチール針金でも可能ですが、ギターの弦は柔軟性と復元性が高く、ＥＧＲクーラーの目詰まり清掃専用品として使えます。


ＥＧＲパイプを外して、手探りで彼女の奥の方をゴリゴリと突き続けます。すっきりと気が済んだら作業は終了です。


ついでにパイプを掃除します。小さじ山盛り一杯ほど収穫。


ザルを外して見ると、EGRバルブに押されてやや変形。手で薄くなるように整形します。

慎重にＥＧＲパイプを装着してエンジンをかけてチェックをします。少し走行している間に、科学の最先端を行くＥＧＲフィルターが通過する煤をしっかり捕集します。フィルターの目は粗めですが、煤噛みするレベルの塊はすべてキャッチできます。

■寄道話し：ＥＧＲフィルターで捕集したカーボンは取り除かず、それを種としてカーボンドームの生成を待ちます。乾いたカーボンは吸気圧センサーの通気性に影響を与えないというのが頑固なMAZDAの持論であり、少しカーボンの層を成長させてやると、一気にEGR中の煤を捕集できるカーボンフィルターとして機能すると考えます。

人類の最終兵器である巨神兵を早々と掃除してはなりません。時折パイプを外してじっくりと成長を見守って行きたいと思います。それでもお前はもっとも邪悪な煤一族の末裔か。焼き払えー！薙ぎ払えー！

⚫️編集後記：浅いところが20センチ、深いところは70センチ入ります。EGRクーラーを越えていますね。両方とも手応えはなく必要なしかな。精密ドライバーで充分。

また、7万キロ走行車で、パイプの堆積量が小さじ山盛り一杯と少ないので、カーボンドームはできるのに3年ほどかかりそうです。意味が無いかな？