
車を動かすことで一番重要な事は止まる事です。私はそう考えております。皆さんの中にはブレーキパットやローターを変えたり、はたまたキャリパーを変えたり、ブレーキにこだわりを持たれている方が多いと思います。
私の車はどノーマル車です。人間はアブノーマルですかね。CX-5の標準ブレーキの評価として、スポーツカーを除き純正品ブレーキの中では国産車SUVトップレベルの効き味かと思います。低温から中温では抜群の踏み味であると思います。ブレーキの効かし方は色々ありますが私の乗り方では総合的に優秀という意味です。

かたや、対高温性についてはいかがでしょうか。これはもう厳しいですね。そういう車でもありませんがフロントヘビーな車体であり、フルブレーキングを繰返し行うとすぐに炭化します。オートエグゼのスポーツパッドでも同じことでしょう。
こういう走り方をする向きにはそれにあったブレーキシステムが必要ですね。でも、やはり無理でしょう。足回りの部品すべてを耐熱性の高いものにしないと溶けたり燃えたりします。せっかく高いお金出してかったホイールのセンターキャップなど一瞬で終わります。林道パトロールではスピードは出さないのでノーマルで必要十分です。
さて、しっかりと正確なブレーキを行うためには何をおいてもおしりがGによってずれない事がポイントであると考えます。CX-5のシートはその点残念ながら落第と言えます。難しいところですが、動力性能・制動性能・旋回性能とシートのオケツのホールド性が釣り合いがとれておりません。座り心地は大変気に入っております。
ここからが本番です。(綾瀬はるか)
みなさんとは少々評価が異なっているかもしれませんね。というのも私はATの左足ブレーキです。林道パトロールの時だけですが、コーナーの先に何があっても瞬間で反応できるように常にブレーキに左足を乗せております。

右の一本足打法では、踏みかえの時間で遅くなり対応する時間が不足がちになります。また、アクセルを少しだけ開けておきたいが見通しの問題で踏めない状況でも、迷い足(踏もうかな?やめとこうかな?やっぱWOWWOWに・・・)がでない事が最大の利点です。
ちょっとやそっとでマスターできませんので、いいこと聞いたわといってマネはしないでください。余計に遅くなります。完全マスターするのに年単位の時間が必要でしょう。
また大きな問題として、先に記載したシートが対応できていないことがあります。私は腰部分にサポートをポン付けしておりお尻のホールド性を高める対応をしていますがそれでも足りない時もあり、ここだけバケットがほしいなと思います。
ホールド性を高めておかないと、右コーナではハンドルを強く持って体を支えることになりハンドル操作が危険になります。できれば肩も押さえたいですね。ラリーか?林道では旋回中に障害物のためにライン変更をしょっちゅうやりながら下っていくことになりますので、ハンドルを固握りしてしまってはそのまま突っ込んでしまいます。

アクセルとブレーキがタイムラグ無しでシーソーのように踏めるとスムーズに下れます。欠点は疲れます。いつでも止まれる状況を常に用意しているわけですから2倍以上の疲労を感じます。ブレーキの位置もやり難い。ほとんどの人に参考にはならない埼玉55流のお金を掛けずに安全にスムーズに走れる方法でした。
■寄道話し:林道パトロールをしていると踏んではいけないものを踏んでしまうことがあります。動物じゃないですよ。植物の方です。落枝ですが、太さ長さを見極めて、踏むか?避けるか?停車するか?一瞬で判断して対応する事が必要とされます。
1日林道を回っておりますとやはり小さなミスは出ます。踏める(踏んでも安全)と判断したものが、いざ踏んでみると跳ねてタイヤハウスへ入って来て暴れたり、ひどいものになるとホイールの中に入り、ガコンガコンとブレーキ系にダメージを与えかねない事態を招きます。
山中でブレーキホースが破断すれば車は止まることができません。手動式のサイドブレーキが廃された今、こうなってはだれも山を下りる事は出来ないでしょうね。それゆえマイカーの評価にも書きましたがハンド式のサイドブレーキがほしいです。そのうち、ブレーキラインに耐熱性のコルゲートチューブでも巻いておきたいと計画しております。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2021/05/18 07:30:53