
みんカラにはオイルキャッチタンクの正統派の設置方法は多数ありますが、埼玉55工房での設置方法を簡単にご紹介しておきます。
オイルキャッチタンクは過去何度か触れていますが、写真を解りやすくして貼り付けました。

●全体の配置です。ブローバイの出口・戻り口に比較的近い位置にキャッチタンクを設置しました。

●上が出口、下が戻り口になります。ブローバイホースをエルボーを過ぎたあたりで適切な長さで切断して、口径変換のジョイントを刺しております。ブローバイホースを切断しますので、ディーラーで予備を1本買ってそれで仮組したものと入れ替えましょう。
少しでも漏れがあると車検が通りませんので念の為。ホースは2種類あり、出口・戻り口が同径のものと異径のものがありますので、ディーラーに見てもらって手配しましょう。約3000円
私はディーラーに見てもらったのに間違われた。なんてこった。😕

●オイルキャッチタンク側です。このタンク3千円しなかったくらいですが、使い勝手が良く、気に入っています。ギザギザの入った小さな円筒はねじ込み式で先が棒になっており、捕集物の量を測ります。
エンジンかけて抜くとここからブローバイが少量出てくるので、状況がよくわかり便利です。購入時は、筒内のバリが多めですので、丁寧に取ってから設置します。
●ホースはタンクに付属の物は大抵変形して詰まります。必ず耐熱・耐油のホースをホームセンターやモノタロウなどで買いましょう。ホースの内径よりジョイントの外径が細いものはダメです。モレ・ゆるみ・外れの原因になります。
●ブローバイの出かたは、ポッポッポッポッと脈動しており、量で云うと10出て4戻り結果6が出ているような感じで、正圧・負圧の瞬間的な変化があると思われます。よって柔らかすぎるとホースがへこんだりします。
●ポイント
正統派は長い取り回しでオイルキャッチタンクの温度が高くならないようにして、オイルミストの飽和温度以下にすることにより露滴でキャッチします。
ホースの途中で結構露滴化するようですので、ホース経路の高低の関係で、冬場はホースの途中でたまったエマルジョン状の油が詰まることがあるようです。パーツクリーナーで取れますが、手入れがやや面倒となります。
埼玉55工房流はフィルターを強めにかましてろ過しますので、出口から近くて正圧の強さが必要となります。遠くに設置すると圧不足で、フィルターを通り抜けられずに詰まります。
メリットはホースの手入れが不要で、フィルター材の工夫で色々楽しめます。デメリットは、とにかく熱々です。7~80℃位になっていると思われます。よって、バッテリー保護のため、段ボールにアルミホイルを巻いたものを遮熱板として間に設置しました。
⚫️フィルターの現在の設定は
1.金魚ストレーナー(少量)
2.脱脂綿(少量)
として、ステンレスたわしは入れておりません。
⚫️効果は
オイルが5W-55.18と高粘度オイルを使っていますのでオイルミストの発生自体が極少量です。ペットボトルに溜めましたが3500キロ走行で50ccです。
W-40だともっと捕集でき、W-30だと冬場は忙しくなります。気温によって捕集物の水分量が変わり、スラッジや油分の色と量も変化して楽しめます。
次回のオイル交換はブレンドで50くらいに5下げてみようと思います。
■寄道話し:先日の「EGRフランジナットのたぶん正しい外し方」で、予備のナットの話をしましたがサイズはM8です。カインズで緩み止め付き(ねじ山形状が工夫されています)2個入×2袋で356円。これが一番使いやすいですね。一般的な締め付けトルクで緩むことはありません。参考にしてください。
ブログ一覧 |
オイルミスト対策 | 日記
Posted at
2021/06/17 22:45:12