
ネットでは再生不可能と言われている埼玉55のバッテリーで、どんなに充電しても変化がありません。電極板の再生ができないのは解りましたが、崩落するまで延命はできると思っております。
買い替えろ!
●アイドリングストップ用のバッテリーの求められる性能として
1.クイックチャージ性能
2.アイドリングストップ寿命
というのがGSユアサのHPにあり、電解液にLi(リチウム)を配合することで、鉛のイオン化を促進し、クイックチャージ性能を向上させています。
とありました。「鉛のイオン化を促進」と言うのに目が行きます。
●更に鉛バッテリーの再生技術開発の研究論文によると
電池容量の低下を引き起こす代表的な劣化モードは,
① 正極格子と活物質の界面にPbSO4やPbO からなる不導体層が形成され容量低下するモード
② 正極活物質のミクロ構造が変化し軟化・脱落し容量低下するモード
③ 負極の表面に形成される緻密なPbSO4層がイオンの移動を妨げて容量低下するモード
④ 正極格子の腐食やグロスによって容量低下するモード
の4種類である
①は不導体層(サルフェの仲間)、③がサルフェで、埼玉55のは①②③と重症である事にかわりはない。
ところうが、
・鉛蓄電池製造企業の先行特許文献にたびたび記載されているように,鉛蓄電池の放電容量が正極の容量で決定されることを示している。
・負極には放電に関与していないPbSO4 が多く存在していることを示している。新品と中古品との間で,負極に含まれるPbSO4 の質量にほとんど差がないことから,これらのPbSO4 は電極の化成処理後に未化成のまま残ったものと思われる。
・鉛蓄電池の再生処理に関する先行特許文献の多くでは,負極のこれらのPbSO4 をサルフェーションと呼び,これが放電容量の減少の原因であると問題視している
・しかしながら,021 や022 で確認された再生処理充電による放電容量の増加は,負極の容量の増加も当然ながら伴っており,放電に関与していないPbSO4 が必ずしも負極上で失活しているわけではないことを示している。
と負極のサルフェなんかほっとけとされており、ポイントは鉛のイオン化にある事にたどり着きました。この際、頑固なサルフェは放置して、リチウムを電解液に添加する事により鉛のイオン化を促進し、容量低下の歯止めを行い延命化を図ります。
先日精製水を満々とアッパーレベルまで入れてしまったので、更に入れるのは比重が極端に下がり厳しい事になりそうで、面白いので迷わず入れてみよう。
更に容赦なくエンジン止めてTVを長時間見ます。充電するための放電が重要です。
●ウイルソンのバッテリーの超補強液

成分:精製水、硫酸、リチウム化合物、有機ゲルマニウム化合物
参考価格:熱帯雨林 719円 + 配送料 418 円= 1137円
●参考情報
鉛蓄電池の再生技術開発及び再生原理の解明(第1報)
6 鉛蓄電池の電解液中のSO42-イオン濃度及び電極組成の分析
舟木敬二,渡邊真彦*,歌田光典**
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Posted at
2023/11/21 18:20:04