
鍋焼き系のうどんの美味しさを再発見。寒い日はこれに限ります。
DPF再生はDOCが支配しており、新品の内は堆積も緩やかで、再生時間も短く良く焼ける。マツダのDPF開発関係の論文を見るに640℃で酸化具合を試験しているのが多く、それより640℃がターゲット温度であろう。
埼玉55は640℃以上680℃以下を出来るだけキープするように心がけております。
●DOCの劣化
既報の通り、過ぎた燃費走行や長時間のアイドリングによるHC被毒により、DPF再生時のDOC内部温度の異常上昇を招き、DOC内部の貴金属が凝集してくることにより劣化が起きる。入口より出口に行くほど劣化が激しい。
●空気過剰率
DPF再生時にエンジン回転数を上げて昇温させ、PMを燃やそうという話があるが、3000rpmとか高回転領域を使用している話を聞く。これは有名チューナーから出た話で、完全にDPF再生のメカニズム的にアウトな行為となります。
・DPF再生の研究論文では、エンジンを回せば回すほどDOC内部の空気過剰率が上がり、DPF再生のために送られた大量の軽油がDOC内部で全量酸化せずに、大量にスリップしてDPF内部で酸化発熱するため、DPF内でPMの異常燃焼を起こしてDPFを痛める。またDOC出口付近も異常高温となりDOCの劣化を加速する。
・既に劣化してしまったDOCはよく解りませんが、まずまず機能している場合は回しても2000~2250rpmで680℃まであっという間に上がりますので、これ以上はDOC・DPFを劣化させるだけでやりすぎだと思います。
・KEはDOCが改良前なので素早く昇温できませんが、回転数は同じで少し時間をかけて昇温するのが良いかと思います。
●もう一つのスリップ
DOCの入り口面にHC、PMなどが付着してDOCの閉塞が徐々に進行します。
・DOC入口が閉塞すると、大きな排気抵抗となり排圧が上昇して燃費が低下する。またDPF再生時に軽油がDOCで十分酸化できずにスリップしてDPFへ廻る事が報告されています。
●DPF再生の3ステージ
DPF再生には昇温期、酸化期、終了期の3ステージあるそうで、それぞれ温度が異なり、音の具合からインジェクターから吹かれている軽油の量なども異なるのか燃え方が異なるように感じる。
・経験では終了間際に640℃以上であれば、終了後エンジン回転数を1250rpmと低く抑えてゆっくり走行する事により、余熱でGENの残りも良く焼けます。
・KEの場合はGENの話は分かりにくいのですが、この余熱燃焼タイムはかなり重要です。
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2024/02/14 19:10:27