絶対にもとはとれないわ
我が家は4台のエアコンがフル稼働し、快適に過ごせていますがふところにはかなり厳しい。しかしエアコン切る訳にはいかないので、埼玉55は26℃設定、奥は24℃設定と日々醜い争いを繰り返しておりました。
そこで5千円くらい節電できればと思い対策を実施しました。この節約意識が後々大出費の大惨事に繋がります。
●調べてみると
エアコンの室外機に太陽光を反射するシートを乗っけるとか、よしずやすだれで直射日光が当たらなくするなど、ネットで紹介されておりますが、ほぼ意味なしという検証動画もあり、異なるアプローチで対策を検討する事にしました。
●学術的な考察(環境省発表データより考察)
エアコン室外機の効率改善に影響を及ぼす4要素
1.外気温度
2.短波放射の低減(日よけ)
→短波放射を低減しても0.02℃・㎡/Wより日よけでは利得はほぼ0%
3.長波放射の低減(打ち水により地面温度の低下)
→路面温度60℃が打ち水により45℃まで下がり-15℃の利得
4.気化熱で緩やかに周辺空気の温度を下げる-1.5℃
●実現ポイント
動画で見た方法で、室外機の下に麻ムシロを敷き詰め、排水ドレンホースを室外機下の麻ムシロにポタポタ垂らすようにセットすると、打ち水をしたかのごとく、毛細管現象でムシロの広い面に水が広がり路面温度が30℃台に下がり、かつ、蒸発に伴う気化熱原理で室外機周辺の温度がぐっと下がります。
麻ムシロの層が更にコンクリート路面からの長波放射を抑え込み、麻ムシロ表面温度は30℃前半まで下がります。
室外機の構造上、前を冷やしても意味が無く、室外機背面(空気の入って行くところ)の空気温度を気化熱でいかに下げるのかという事が重要ですので、壁にくっついていたのを30センチ以上離し、周りのゴミもかたずけ空気の流れを整えます。
●用意したもの
ワイズ エアコン室外機の遮熱シール 4枚入
熱帯雨林 1200円

似たようなものがありますが、産業用でも使われておりこれが一番いいと思います。
タカショー ジュートムシロ 100×180㎝
熱帯雨林 799円

保水力があり、毛細管現象の能力と耐カビ性で、麻以外のムシロは使えません。中でもタカショームシロは油を塗っておらず、きっちり毛細管現象で水が広がるのと、サイズが理想的、コストが安いという事で一択です。
これを3セット買いました。
●施工
1.エアコン室外機を雑に洗浄
2.天板に遮熱シールを貼る
3.室外機の下廻りに麻ムシロを敷く

※この作業は必ず一人で頑張りましょう
4.排水ドレンホースを良さげな場所に設置
遮熱効果・毛細管現象・気化熱原理の合わせ技ですので、どれか一つ欠けると効果はでません。
●試運転
遮熱シールで、室外機天板が熱いからぬくい(あったかい)レベルに温度が下がります。
2時間ほど冷房を回すと麻ムシロに水が広がり、狙い通りに気化熱で周りの温度がグッとさがりました。
1階リビングと2階寝室の室外機2箇所に設置しました。
2階のエアコンは6畳用で排水量が少なく麻ムシロが半分程度しか濡れませんので効果はまずまずレベル。
1階は10畳用でドバドバ水滴がでますので、ムシロがびちゃびちゃになり自動打ち水装置としてしっかり機能しており、室外機のファンがブンブン回っていたのが明らかに下がりました。
●大惨事
計算では、11日間のエアコン使用で元がとれるハズでした。
電気代がどれほど節約できるのか楽しみですが、原価1999円の工事に、室外機の下にムシロを敷くのを奥に手伝わせてしまい、焼肉・ビール、キングダム&鮨・ビール、ロコモコランチ・ビールをおごらされてしまいましたので、手間賃が5万円を超え回収は不可能となりました。
電気代より奥のほうが手強い😋
まだ子供部屋の施工が残っています😱
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Posted at
2024/08/08 12:09:30