車の弄りは置いといて、引き続き、快適環境整備に取り組んでおります
厳寒期の車中泊時、いつも室内のペットボトルの水が完全に凍って飲めず、室内があまりにも寒くて電気毛布をしていてもぐっすり眠れません。
そこで、ショボいポタ電でも、世界一省電力の発熱体で、安全に車内凍結を防ぐ程度の車中泊専用の暖房が渇望されますが、世の中にないので工作で作ることにします。
そんな需要はあるのか?ポタ電今どきの大容量に買い替えろ!
あまり世間に認知されていないがコーヒーメーカーの保温用など身近なところでよく使われているPTC発熱体を熱源に実験を進めます。知っている限りかなり小さく、実用的、最も省電力で高い熱量を得られる発熱体です。
●用意したもの

LOCADENCE PTC ファンヒーター DC12V 50W 60X60x42mm
熱帯雨林 3131円
PTC発熱体+放熱器+ファンが一体化されたものを購入
●ログ取り実験(12V50WのPTC、室温22℃時)
ポタ電につなぎ下から上向きに放熱するようにセットして実験

・PTC+ファン = 69~73W
人肌+α やや暖かい風がでてくるが70W台ではポタ電が一晩持ちません。ファンがややうるさい

・PTCのみ = 26W
しっかり装置は熱くなっているが、吹き出し口から熱気がうまく排出されないため、上昇気流が発生せず対流にはならない。内部温度はかなり高く電気ストーブの立ち上がり時の焼けるようなにおいがするので200℃くらいにはなっている感がある

・ファンのみ = 2W
そこそこの能力のファンだが、出口からの風量はそれほど多くなく違和感あり
●問題点の考察
詳しく観察をするとファンの風が吹き返されており、内部構造の通気性に問題があることがうかがえる。イメージでいえば吸った空気の半分は通過し、半分は吹き返している感がある。
不思議
●分解して内部構造を確認

ファンは丸型だが、放熱器が角型。異形のため、空気が十分に流れない内部構造でした。ファンを取り除き、PTCのみに通電して確認するとかなり暖かいおだやかな上昇気流が感じられます。消費電力は26Wで安定。

再度ファンをつけて、12Vファンを乾電池2本の3V駆動すると、緩やかながらPTC単体より熱の発生と広がりが大きく感じられます。3Vを切ると12Vファンなので回らなくなりますので、限界最低電圧は3~4Vと思われる。
それにともない消費電力も46Wで安定しました。もっともいい感じに発熱するが10時間駆動するには消費電力がやや多く悩ましい。
●注意点
口コミでは内部の発熱体と放熱器は絶縁されていないとのことで、触ると感電します。ケースに入れる際には、入り口部分に手が触れない構造とする必要があります。
●目論見
このPTC発熱体の特性を活かしてうまく組み上げると

・ファンレスで26Wの消費電力(室温が下がると消費電力が増えるそうです)
・超小型(60*60*42mm)ファン外すと目測約24mm
・放熱器によるゆるやかな自然放熱対流式熱源で車内凍結を防止
・ファンレスのため完全無音
●期待する他の用途
厳寒期の車中泊は別として、奥の超長~いお買い物待ち時間も、シートヒーターで座面と背中はぽかぽか、足元はミニこたつよろしく、これを熱源にブランケットかけて映画を見ながら爆睡したいところです。
2~3時間なら100Wの発熱体でも50W強で安定稼働するので、十分ポタ電で駆動できそうなので短時間用と長時間用の2種類を検討したい。
ぽかぽか車内ミニこたつ&みかん
夢があるな~
だいたい失敗しておりますが・・・
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車中泊快適化 | 日記
Posted at
2024/10/10 01:37:15