
AN5とAN12を用いて潤滑油等のオイルの性能を改善する方法について特許申請がなされているが、物言いがついて保留となっている
https://patents.google.com/patent/JP2005330328A/ja
特許情報を読み込むと、アルキルナフタレンを知る上で特性や使い方で色々気付かされた事があり、そのうち添加濃度と使用方法について整理しておく。
興味ある方は読み込まれると、理解しがたい箇所も多々ありましたが、アルキルナフタレンの特性が断片的ながら知識として理解できると思います。
●添加濃度
アルキルナフタレン化合物を5〜50質量%添加するのが好ましく、さらには、10〜30質量%添加することがより好ましい。添加量が少なすぎると、アルキルナフタレンの効果が発揮されにくくなる。また、添加量が多すぎると、アルキルナフタレンの効果が飽和すると共に、経済的に好ましくない。
→それほど長々と使う事はなく、ここはケチってMAX5%(255ml)程度と考えます
●使用方法
所定量のアルキルナフタレン化合物を、後から添加するだけで、既存のオイルの性能を改善できる。また、潤滑油の性能が低下してきた時点において、適宜、数度に分けてアルキルナフタレン化合物を添加することもできる。
→性能の低下は既存オイルのポリマーせん断や軽油希釈による劣化が大きいと考えられます。
初めに153ml(3%)添加しておき、距離の経過とともにフィーリングが悪化すれば、50ml(約1%)ずつ総添加量が10%を超えない範囲で添加し、3000キロ走ったらオイル交換する方法などが考えられます
今ちょうど125ml(約2.45%)添加して500キロ走ったら低温時のフィーリングが低下してきました。
スカDオイルのポリマーせん断とDPF再生2回分の軽油希釈の影響が出ているものと思われます。50ml(約1%)ずつ添加して様子を観察してみます
●低温時のフィーリングとは
柔らかさは柔らかいので暖気中の硬さは感じませんが、潤滑性のスルスル感が40℃以下はなくなり、シュコシュコ包丁を研ぐときのような感がします。温度が上がると消えていきます。
解り難くてすみません。
恐らく境界潤滑の分子膜面に軽油の軽質分が混ざりこんで分子膜が乱れ、金属同士が部分接触して起きるフィーリングの悪化と思われ、温度により変化しますのでAN5のアニリン点が影響しているのかもしれません。
アニリン点と相溶性の関係は私には理解できませんでしたので、とりまAN5を50ml追加で改善するのか試してみます。
簡単に言うと、単純に添加量をケチりすぎているためと思われます。😋
Posted at 2025/02/19 19:54:06 | |
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エンジンオイル | 日記