
好天に恵まれて大勢のみん友と煤ほじりに汗を流して来ました。今回のお掃除オフ会には埼玉55なりのテーマがあり、新しい形でのお掃除オフ会が展開できたのではないかと思います。
●新スタイル
今までのオフ会では煤の堆積箇所までの経路を埼玉55が外して、煤ほじりの作業を参加者に頑張って頂くスタイルでしたが、それではノウハウを覚えて頂き、後々セルフメンテナンスができるようになればいいかな~という思いとはズレてしまいます。
また、プロの有料サービスの領域とユーザーの維持目的の弄りは明らかに目的やクオリティの差があり、そのあたりも明確化しておきたい課題がありました。大体みなさんこのあたりがごっちゃになっています。
・そこで今回は、全体の作業の流れとポイント部分の説明を簡単に行い、みん友自ら色々なものを外して行き、困ったときや外れない時だけお助けするスタイルにしました。皆さんどんどん自身で外されますので大勢の参加にもかかわらずいいペースで進むことが出来ました。
・また、プロの煤取り後5000キロ程度経過した個体に対して、ユーザーがやるべき維持目的のメンテナンスの範囲をご理解頂き作業を行ってもらいました。
●やったことの復習(個体差ありますが)
①オイルキャチタンクの排水の仕方
・レベルゲージ穴からシリンジ吸い出し方式(本当に便利です)
②EGRクーラーの掃除
・クーラントリザーバータンク&電気ハーネスの外し
・EGRパイプの外しとEGRクーラーのカインズのブラシによる掃除
→秘密のサンプルがあり、中の構造をじっくり観察できました。
・EGRパイプを外したままエンジンスタートで煤煙飛ばし(重要です)
→一台ずつ、迫力ありましたね。
③吸気シャッターバルブの掃除
・オルタネーターアースの外し
・インタークーラーアッパーホースのベゼルの外しとホースの折り曲げ収納
・ドライ式拭き掃除とケミカルの使い方(筒面とバタフライの精密すり合わせを傷つけない)
④EGR導入パイプ(潜望鏡)周りの掃除
・吸気シャッターバルブの外し
・突いてはだめ(オイリーな煤を奥へ押し込んでしまう)必ず上から下へ掻き落とす。
・潜望鏡より奥には手をつけない(プロの仕事の領域)
→面白くてついエスカレートしてしまいましたが無事生還できました
・あれば吸気温度センサーホールから、下方へ柔らかめにエアーで細かい煤を噴き落とす
⑤復旧後の作業
・エラー対応(センサーのコネクター接触不良)
・トルクプロでエラー消去
・暖気、試走&燃料噴射再学習(後々2~3回)
●つらつら思う事
本命はプロによるDSCや煤ほじりです。関東ではオートサプライ鈴木さん、関西ではミナト自動車さん、リチャージさんなど実績があり、しっかり情報発信されているところが信頼できていいと思います。それぞれ考え方が異なる点も面白いですね。
・プロの仕事とセルフの掃除の仕分けが必要です。吸気ポートや吸気バルブ周りはセルフでやる領域ではありませんので素直にプロに任せましょう。状況はお掃除オフ会で時間があればファイバー入れて診断します。全員オートサプライ鈴木さん送りかも?
・また、仕上がりのクオリティーを求めるならばこれもプロに任せましょう。
・で、きれいになった後、それを維持するのがユーザーのセルフ掃除の範囲です。個体差はありますが、オイル交換の都度とか5000キロ毎を目安に、ほじるレベルではなく★拭き取るレベルで手をいれていきますと、あの素敵なフィーリングが長~~く維持できますね。
・煤取りでインマニがいい状況になっても、ポン付けで吸排気をいじられている個体は、見た限りでは吸排気バランスが取れている個体がありませんでした。今後の煤の溜まり方がどうなるのかわかりませんが気にする必要はありません。今までそれで充分動いている訳で、定期的にお掃除して車弄りを楽しむのが一番だと思います。
・色々センサーのコネクター外しますと接触不良でエラーが出ますので抜き差しをしつこく繰り返す事と、トルクプロでエラー消去できますので、導入されることをお勧めします。
●ご参加いただいた方へ
埼玉55も今回で13台の煤に対峙し、個体差はたいへん勉強になります。経験値からいえる事は如何にインマニにオイルが回らないようにするのかは非常に有効な予防策だと考えております。
煤は怖くないですよ。ディーゼルってこんなもんです。溜まれば拭き掃除すればいいだけの事です。
・お掃除オフ会は非定期ですがさいたま市の秋ヶ瀬公園をベースに開催しております。参加された方で潜望鏡廻りもやりたい、俺の吸気ポートはどうなっているのか?、まだ作業に不安がある、お友達で煤にお困りの方がいらっしゃいましたらリクエストも可能な限り受け付けておりますのでメッセージを下さい。次回予定は11月6日で新生こぉさんのお披露目です。
・何より共通の悩みを抱える色んな方々と出会えて、スカDエンジンは手ごわい奴ですが感謝しております。その後の状況や疑問点などコメント頂けますと幸いです。
Posted at 2022/10/24 12:54:59 | |
トラックバック(1) |
煤対策 | 日記