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埼玉55のブログ一覧

2021年05月20日 イイね!

EGRリストリラクターの影響の考察

EGRリストリラクターの影響の考察皆さんは、EGRリストラクターを装着していますか?ご存知元祖中村屋さんの秘密兵器ですね。動機はくたびれたスカDに新車の頃の輝きをもう一度とか、煤を減らして煤問題を解決したいというものです。

装着すると体感できるのがトルクの復活です。よく観察するとトルクの盛り上がりのエンジン回転数が250回転ほど前倒しされており、1750rpmよりアクセルの付き具合が向上しています。

私の個体の現象であり皆さんはどうなっていますか?ちなみに埼玉55は自分の走り方に合わせるため穴を広げφ15mmとしております。

もう一方の煤を減らして煤問題を改善したいという向きには効果が無いと考えます。煤の量が減るだけで煤は通り続けますから、オイルミストと合わさり頑固に固着した煤が徐々に剥がれ落ちて改善する事は考えられず、私は更なる固着を少し遅らせる遅延延命効果と解釈しています。

■今回のネタは、リストラクターを付けると他に悪影響が出るかもしれないという話しをDSCのブログで見たチューバーが早速取り上げていました。

不具合箇所を断定しておらず、理論的に説明もしていない状況で情報が流れておりますので、私は動画を見てリストラクターがどういう影響が考えられるのか?想像できる範囲で考察したいと思います。

●前工程への影響の考察
スカD2.2のEGRリストラクターの前工程はEGRクーラーです。下流の流量を絞れば上流の流れが滞留してEGRクーラーが詰まるということが想像できます。

私の考えでは詰まりは増えません。そもそもリストラクターよりさらに下流にあるEGRバルブは単純なON-OFFではなく、フレキシブルに開度を常時調整しており、EGRリストラクターを装着する前から9mm以上の絞りは常に可変流量調整の中に入っており全閉の状態もあります。

それゆえ、EGRバルブの絞りでEGRクーラーに堆積する量以上の堆積は、リストラクター装着では起こらないと考えました。

●後工程への影響の考察
後工程にはEGR量が絞られることで、後工程を通過する煤の総量が減少しますので、後工程の煤詰まり問題がEGRリストラクターにより悪化する事は考えられません。

●燃焼工程への影響の考察
そうすると、「違う部分で不具合」という事なので、煤の話ではなくクールドEGRの必要量を減らしたときに起きる現象に対しての悪影響なのか?を考えてみたいと思います。

クールドEGRの流量を絞ることにより、燃焼室内のEGR量が不足し(ふむふむ)、吸気温度と酸素濃度が設定から外れる事が、燃焼に影響を与えるという事は十分考えられます。(なるほど)

(それで?)NOx量が増えるとかは環境面の話しになります。しかし、もしノッキングが増えるようでしたらエンジンとして非常に大きな問題と言えます。ECUが補正できる範囲外になっていると考えます。しかし、我が家のピュンピュン号ではそのような現象は発生しておりません。

埼玉55はノッキング対する知見はありませんので、Wikiの解説を参考に想像してください。

●排気工程への影響の考察
仮に燃焼時発生する煤の量が増える事があれば、過去何度か取り上げておりますが、純粋な煤は比較的簡単に燃えますので、DPFが劣化する問題は煤問題ではなくエンジンオイル由来成分の大量付着によるものと結論づけております。

■今回の考察における結論
特に今のところ不具合も発生しておらず、考えられる悪影響も思いつかない。問題なければ使い続けるのが楽しくてよいと結論づけます。

■寄道話し:スカDの楽しさは太いトルク、良さは経済性に尽きますね。楽しさの味わえないスカDはスカDでは無い。その点皆さんが一番気にするところですね。

私は煤詰まりの原因はズバリ「ブローバイガス中のオイルミスト」にあると断定しております。対策の一歩はここから始まります。

一点だけあげるとトルクが盛り上がりすぎて245/45R20のタイヤが登りのコーナー立ち上がり2速で少しホイルスピンしますので、タイヤの減りが私には痛いところですかね。腕の問題ですね。

今はEGRフィルターver2.0の押さえ金としてΦ15で装着しております。ピーキーなので今後もう少し穴を広げていきます。
Posted at 2021/05/21 06:29:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | EGR対策 | 日記
2021年05月20日 イイね!

静音計画の計画 埼玉55技報 No.1

本来ブログでは林道紹介と紀行ものをアップしようと立ち上げたのですが、コロナ禍で行動が制限され、まったく方向性の違うものとなっております。まだ整備として(壊しているという突っ込みが)やるべきことが少々残っていますので、しばらくこのままお付き合いください。

1.初めに
埼玉55の週末の日課は林道パトロールです。たまの連休に奥様の目を盗んで500キロを超える●●打通と呼ばれる長距離遠征を行います。コロナ渦で打通はダメだろうという事で林道で悶々としている日々を過ごしています。

KEからKFに乗り継いで、打通した時の体調がどうも思わしくない。500キロ程度で疲れを感じ頭痛がするのである。原因はロードノイズの質が今一つ埼玉55に合っていなからと思われる。

皆さんのCX-5は静かで快適でしょうか?CX-5はKFになって静音性が向上したともっぱらの評価ですが、なぜか我がピュンピュン号はずいぶんにぎやかな車体です。

そこで今回のネタは、ずばり「ロードノイズの静音計画」です。この問題を解消し、コロナ明けの打通計画を思う存分楽しむために、全く知見の無い静音化の研究に取り組むこととした。

2.静音化の指標
もちろん今回も、どうせ大きな予算は引き出せないので、市販品の静音計画とは一線を隔す手法をとり、安いアジアンタイヤで上質で静かな旅を満喫できる事を目指す。

2.1静粛ゾーン
R17号バイパスではラジオすら聞き取り難く、ロードノイズの振動で内装のビビり音まで発生している。低周波の不快なロードノイズに対する対策をとることにより、NACK5が快適に視聴でき頭痛も発生しないようになる。

2.2頭痛の原因成分の解明と伝達経路の特定
研究に次ぐ研究の末(さっきマツダ技報チラ読みしただけだろうが!)、マツダ技報 No.34(2017)-4によると「ロードノイズの原理は荒れた路面でのロードノイズは,タイヤが受けた路面刺激が振動となり,サスペンションや車体骨格を伝達し,車室内に面するパネルから音となって放射されて乗員耳位置まで届く現象である。」という一文を見つけた。また,「荒れた路面での静粛性は低周波の不快なロードノイズを低減させることで向上」とある。

これより、タイヤ表面で発生した低周波ノイズ(振動)がホイールからハブ、サス、ボディーを経て長時間にわたり埼玉55の脳みそを揺らし続けて頭痛を発生させている事が特定できた。

2.3対策へのアプローチ
埼玉55工房ではロードノイズの質を替える事により頭痛を和らげることができるのではないかと着想し、振動は、遮音や吸音では解決しない領域の問題であるため制振対策をメインの対策とすることとした。

3.不快な低周波ノイズへの対策
ロードノイズを完全に防ぐことはMAZDAがやってできてないので、埼玉55工房チーフメカニックはマツダが手を付けられなかった領域の対策を行うことを計画した。(判った。静音タイヤに替えるんだろう。)ブブー。ロードノイズの要因としてタイヤが一番大きいことはだれでも承知の事実である。そのような対策は、埼玉55工房代表の財布の都合で揉み消されることは100%間違いない。

ではチーフが着目した点は?「路面刺激が振動となり,サスペンションや・・・」の一文である。振動がホイールから、ハブに伝わりサスペンションを通して最終的に埼玉55の耳に届いているのね!ではホイールの振動対策を行うという事である。

4.施工計画
●用意する材料
アルミホイール4本(いくら埼玉55でも今回は台所用ではありません)と制振材適量。ホイールの内部に制振材を用いる事により、不快な振動がホイールからハブへ伝わる事を抑制するという理論である。都合のいいことに19インチのKE純正ホイールをヤフオクに出そうと取っておいたので、新薬の治験対象は確保済である。

難しいのが制振材に何を使うか?というよりも代表の財布で何が買えるのか?ということである。制振材のほどんどが鉛板など振動しにくい高密度の重量物を用いている。これを制振効果が出る質量をホイールに貼ってしまうと、峰岸モーターさんにバランスがとれへん!と怒られるに決まっている。

●選定した材料
制振材の選定は困難を極め完全に行き詰った。ふと先日ホイールハブにシャシーブラックを塗ったことを思い出し、そこから北海道時代にアンダーコートにノックスドールを塗っている人がおり、すぐれた防錆性能とおまけにロードノイズが緩和されるという話を聞いた事を思い出した。

これだ!閃いた。防錆制振アンダーコートのノックスドール 3100は刷毛塗りのできる水性の制振遮音材として密着性が良く乾くと軽くなり重ね塗りで膜厚を調整できる。

タイヤハウス内に塗るのがセオリーのようだが、数回の重ね塗りが必要なこと、1回の乾燥に6h~8hを要すること、タイヤハウス内のカバーを外すのが面倒なこと、ホイールからハブへの振動抑制効果を確認したい観点から、今回はホイール内(空気の入っている部分)に、これでもかというくらい厚く塗布(オイオイ推奨膜厚1~2.5mm)する事を計画した。モノタロウで1リットル4389円(税込)と現実的な予算であり、代表を説得するためにこれから稟議書を書く。

●想定される問題点
(1)ホイールバランス精度を大きく崩さずにノックスドールを重ね塗りできる技術の開発。
(2)暑い盛りの作業場所の確保 軒下の洗濯物干し場がベストであるが、奥様が洗濯物を干すより先に(想定時間は5時半)作業を完了すること。

実現にはいまだ大きな問題が立ちはだかるが、この実験が成功すれば、安いアジアンタイヤでも上質で静かな旅を満喫できる。

リンク先のPDFで残響時間と損失係数を確認するが、重ね塗りした場合他の制振材をはるかにしのぐ効果が伺える。特に低周波に対して優れた結果を記録し、耐熱性が100℃という事なので、ハードなブレーキングは厳禁だがゆったり走る長距離打通には十分耐えられる。アルミ素材には下地材不要で脱脂のみとなにかと都合がよい。

さすがに梅雨なので、実施時期は梅雨明け後として、準備を進める事とする。結果を期待せずに待て。

■寄道話し:ノックスドールはスウェーデンのボルボ社が採用する防錆材として有名であるが、国内では今一つ見受けられません。関東マツダも新車購入時のディーラーオプションの設定はありますが、今回選択した3100では無いと思います。性状はポリマーベースのペースト状水性制振遮音コンパウンドとあり色はベージュです。少し古めのボルボもあこがれの車であり、KFを買うのかボルボを買うのか一瞬悩みました。ボルボは我が道を行く、マツダと同じく他社のやらない事へ走るクセのある会社ですね。
Posted at 2021/05/20 00:33:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 静音計画 | 日記

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「ディーゼルエンジンは初めての場合濃度濃いめが良いかもです
500ml位とか」
何シテル?   06/13 18:29
埼玉55です。よろしくお願いします。とにかく長距離ドライブするのが好きです。あとCX-5で未踏破の県は沖縄県のみ。 CX-5をKEからKFと乗り継いでいま...
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