
昨日は、下手なコース料理を振る舞い食中毒事件を起こしたみたいで、営業停止処分を食らっております。そこで、まじめに遅々として進まないオイルキャッチタンクの気液分離精度の向上を試行錯誤します。
スカDエンジンのアキレス腱、DPF詰まり、吸気系の煤固着。原因は煤ではなくオイルミストです。(煤の悪口は言いません。)スカDエンジンにオイルキャッチタンクの装着者はちらほらというところでしょうか?取付した方々は、オイルキャッチタンクの気液分離精度向上対策としてどのような手段を取られていますか?
・長い経路で冷えて油滴化する効果を狙っている。
⇒ホースの取り回しが面倒。
・連装している。
⇒確実だがエンジンルームが密になり、途中モレの危険性が高まる。埼玉55工房はシングルタンクだが、あまりに安い中華製を入れたため、Oリング部分に油ジミが見られ、明らかにガス漏れ発生。この状況では連装なんかはとんでもない。(金かけろ!)
・工業用のオイルセパレーターを増設している。
⇒0.0*ミクロン単位まで追い込め、完璧に捕集できるものがあるが、溜るのが早い(80ml程度)、流量安定のため最低圧0.5Mpaなど制限があり、耐熱性も80℃前後と低めである。
・金属たわしを入れている。なんとなく効果が上がりそう。
⇒入れないよりは入れた方がいいのは間違いない。
埼玉55はオイルチャッチタンクのサブフィルター部分に金魚のストレーナーをぎゅうぎゅうに詰めてろ過しているイメージです。
【写真】
●過去ブログ、5/21(金)「冷凍ポテトフライの調理とオイルキャッチタンクについて」で報告した通り、なんせ敵はミクロンです。★0.2から7ミクロンの粒径。90%を捕集したい場合は、0.9ミクロンを捕集する能力のある装置にしなければなりません。

埼玉55はオイルキャッチタンクで濾しとった残りは、最終的にはエアクリに還流させたいと考えております。エアフィルターの交換を定期的に行えば、ブローバイガス経路のオイルミスト問題は100%解決できると考えます。別途エアフィルターのろ過能力を調べておこう。(人のふり見て我がふりチェックしているやつが豆にエアフィルター交換するとは思えません。)
●残るはオイル掻き残し(微量ながら全ての車で必ず発生している)による通称オイル上がりであり、オイル粘度を上げること以外は対策が取れない。今のところ排気ガスから嫌な臭いもしないので、オイル燃焼は無視できる量かと考える。
●まずは、皆にならって金属たわしを投入するか?それならば、ブログでアップするするほどでもなく、金属たわしで0.9ミクロンのオイルミストが追い込めるようには思えない。本命はシリカクロスであるが所詮高嶺の花(高値の花だわ)。そこで、1次フィルターの金魚のストレーナーを2次フィルターとしても追加施工するとともに、秘策を展開することにする。
●用意する材料
金魚のストレーナー適量(安物好きやね!)、金属たわし適量(やっぱり使うんかい?)、脱脂綿適量(???)
【写真】どこか行ってしまった。
●施工方法
(1)金魚のストレーナーは、はさみで適切な大きさにカットし、オイルキャッチタンクのOUT経路の穴にぐいぐい突っ込む。小さくしすぎて吸い込まれるとまずいので適度な大きさを注意してカットする。また、密度を上げすぎるとフン詰まりを起こすので、適度な詰め感が必要とされる、高度な職人の技である。
【写真】
(2)金属たわしは適当に放り込む。底から3/4程度。
【写真】どこか行ってしまった。
(3)脱脂綿はオイルキャチタンクの容器の上の方へ、軽く成形しながら適量を詰め込む。容器の底に落ちないように、先に放り込んだ金属たわしの上に乗っける構造をとる。
【写真】どこか行ってしまった。
■寄道話し
脱脂綿はみん友の「ゆーいち。_。」さんのアイデアです。「ゆーいち。_。」さんはとことん主義なのか、オイルキャッチタンク【クアッド】は、きっとスカDエンジンのオイルキャッチタンク数部門でギネス記録を持っているに違いない。車もすごいですが、オイルキャッチタンクの取り回しが実に興味深い。一見の価値あります。
氏は4つ目のタンクでブローバーガス中の煤を捕集するために設置して実際に効果が出ておりますが、埼玉55はそもそもオイルミストの量が少なめな事もあり、あくまでオイルミストの捕集率アップを狙って施工しました。副産物として煤もキャッチできますね。ここでも一石二鳥。これで成果があがれば、エアクリに戻す必要がなくなるなあ。
面倒くささと実行予算を考えただけで、ワンタンクで済ませようとしている魂胆が見え見えである。
装着後、テストドライブへ
いつもの林道パトロールでは、DPF再生間隔は150キロ程度となってしまうので、平坦な下道を延々と走ることとした。(踏みすぎだろ!)
さいたま⇔猪苗代湖 往復 500キロ
結果:DPF再生間隔 334キロ 再生時間3キロ 個体7万5千キロのFF車にしては再生間隔は良好で、何より再生時間の3キロは特筆できる。過去も3~5キロだが、3と5では雲泥の差であり、オイルミストがDPFに回っていないことがうかがわれる。
ついでにオイルチャッチタンクのOUT側のホースを外して指を入れて油分を確認した。油分は少量付着が認められるが、3ケ月半掃除をしていないホースとしては、ヘルシオでノンオイル調理をしたとんかつのようなさっぱりさであった。
パソコンとスマホの容量がなくなり、ドライブで写真や動画を移したつもりが、大量紛失してしまい、ただでさえ写真がなければわからないブログがいつも通りわからないグログになっております。おまけでEGRクーラーの腹の中を暴いてみましたのでご覧ください。今回はストローを洗う用の「極細長ブラシ天然高級やぎ毛」を使用しました。


Posted at 2021/06/07 22:49:05 | |
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