2021年07月14日
正しい施工方法のご紹介なのだが、埼玉55が言うとあやしく聞こえるのはナゼ?
国内代理店の北海精機の能戸社長と電話でお話をする機会があり、正しい施工方法についてお聞きしました。
●用意するもの
1.調子の悪いスカDエンジン
2.500ccのスターターキット(霧吹きのロングノズル付き)価格¥6,600
※送料、代引き料含む総額
3.2Lボトル:¥21,780
500ccでは量が足りませんので初めから買っとけば代引きを受け取る手間が省けます。
4.保護具、450mmの長材(アクセルの突っ張り棒として木の角材などでOK)
●施工方法
噴霧する場所についてはちゃいみみさんの整備記録をご欄下さい。回数などは本ブログに沿ってください。
2000rpmキープからアイドリングに戻るのはエンジン保護機能ですので気にする必要はありません。そのまま続けてください。施工マニュアルに書かれていないことで、電話でお聞きした話を以下に記載します。
●施工回数と施工間隔
・1回目100cc、2回目100cc、3回目50ccこれが1セットで、★3セットやってほしい。
つまり750cc必要という話だ。3回目50㏄というのは、500cc入りで販売しているのでその都合で2セット分にするためと思われます。よって面倒な方はすべて100㏄で良いでしょう。1セットが排気量の10%を超えていれば薬液が隅々まで届くという意味のようですので、無駄に多いのは可ですが少ないのは不可。
調子の悪い度合いにより、3セットが5セット必要とか調整をしてください。改善傾向がみられない場合は、部品故障など他の原因が考えられますので、素直にDへ行ってください。
・噴射はあまり間隔を開けないで様子をみながら連続で行う。例えば1秒2回とか1回ペースで100㏄連続噴射する。
・施工後アイドリングは一切不要、そのまま走って1~3速で積極的にエンジンを回して、カーボンを吹き飛ばしてください。アイドリングは自動車整備工場用にお勧めしている。客の車で高速をガンガン走るわけにいかないので、20分なりアクセルを開けて回しているとの事。
10~20キロ走行し、2回目、3回目と繰り返す。計9回繰り返す事になります。
・1日で9回やるのはできないので、次のセットのインターバルは3日以内に施工する。カーボン塊に薬液が取り付いて3日で効果が終わるのでその間しっかり走り吹き飛ばす。毎日はムリでも、ある程度の連続的施工をお願いしたいとの事。
せっかくふやけて落ちてきたものが固くなり、上から新たな煤が付いて来てしまうようだ。
・改善後の維持レベルは3000キロのオイル交換毎を推奨。この場合の量は聞き忘れましたが、1セットで様子を見ればいいかと思います。
・一番は新車にお勧めする。金属の地金に保護膜ができるとカーボンが付着しにくくなる。保護膜は黄色系の色との事。新車の場合も量は1セットで様子を見るのがいいかと思います。
・EGR合流部分へは薬液が中々回らないので、聞かれるとムリと答えているとの事。
●埼玉55が今やっている事・これからやる事
・吹き飛ばし方
マニュアルモードで1~3速までを使い、高回転低負荷の運転で吹き飛ばしています。急加速するのではなく、ゆっくりと加速して、4000rpmでシフトアップ。ACCで60キロ強程度の定速走行です。距離は10キロ程度で十分。上手に走らせば燃費も12くらいは行くでしょう。急加速はしない。
・EGR-HOT経路
エンジンスタートして水温が80℃になるまでEGRはHOT経路のみ通る。そこで、その間に通常噴霧位置から100cc噴霧する。大事なのはEGR-HOT経路に薬液を行き渡らせることだ。この時は燃焼室が冷間に近いので通常よりゆっくり噴射します。
・EGR-COOL経路
(1)冷間時に(エンジン停止)EGRパイプを外して、EGRパイプの中とEGRクーラーに吹き付けておき、温まって蒸発してEGR合流部へ回る方法について試行している。課題は手間のわりに必要量が吹けない。
(2)暖気後、一端エンジンを停止し、EGRパイプを外してエンジンをかける。COOLD経路のEGRバルブが開いた(エンジン負荷が高くて燃焼温度が高い)ときに薬液を噴霧する。課題は音がうるさい。噴霧により燃焼室温度が下がるとバルブが閉じられるハズなので、バルブ開閉の動作をよく見ながら施工したい。通常よりゆっくり噴射します。
これについては今週末の予定でうまく行くのか?お楽しみです。★EGR合流部分がきれいにな~れ!ここがスカDエンジンの鬼門ですね。
●注意点
・DPF再生とかち合うとややこしいので、余裕のある時に施工する。
・ちゃいみみさんの蒸気発生は液だれかもしれませんので、確実に奥まで突っ込んでピュッしてください。
・低濃度で毒性は無視できるレベルですが、メガネ、マスク、手袋を必ずつけて、排気ガスも大量に吸い込まないように、風向きを考えて施工してください。
■寄道話し
これで煤問題とおさらばできれば、ミナト自動車へ行く必要がないので格安ものだ。DPFへの効果もうたい文句にあり、どこまで効果があるのか興味が尽きないが、最終検証には長い時間がかかるだろう。15万キロ走ってもDPF再生や燃費がいいとか。
DSCでもF1でもディーゼルウエポンでも落とせないバルブシートの煤付着がきれいに取れそうです。EGR対策の施工がうまくいくと、インテーク系の煤も分解でき、おまけにDPFまで効果がでれば、喉から肛門まできれいになりますね。
あとは、冬季カルボン酸という胃酸多寡のインジェクターと、腸内悪玉菌だらけのクランクケース内のオイル焼けやスラッジ対策で、30万キロDSCとDPF交換無しで行きたいですね。
Posted at 2021/07/14 18:35:38 | |
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煤対策 | 日記