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2021年10月07日 イイね!

煤の発生を抑える燃料添加剤はあるのか?(考察編)

皆さんDPF再生間隔については興味が高いようなので、DPF再生間隔を長くするにはどうすればいいのか?今までの考えとは異なるアプローチで考察したいと思います。

なお埼玉55は林道パトロールへ行くと5000rpmは回すので、少々煤が減ろうが何しようが意味が無く、自分のDPF再生間隔には関心が無く、あくまで研究のためのお話です。

●異なるアプローチとは?
今までさんざん述べてきたことは、オイル管理、オイルキャッチタンク、インジェクターの事で、おおよその共通認識が持てたと思われます。

根本に立ち戻ってDPF再生がなぜ始まるのか?を考えますと単純に圧損が大きくなったら、DPFの煤詰まりと判断して再生が開始されます。

つまるところ、圧損が増えないような工夫が必要という外ありません。それを従来のアプローチはできている前提で、更なる改善を考えてみようという趣旨です。

●1つは乗り方。色々解らないことが多いですが、エンジンの回し方で大きく変わります。やたら踏み込むのは良くない、また長々とアイドリングをするのも良くない。停止からの発進でも大きく変わる。

●もう一つは、そもそも「煤の発生を抑える燃料添加剤はあるのか?」ということです。
今まで入れた燃料添加剤(ディーゼルウエポン含めて)でDPF再生間隔が確実に改善できているという手ごたえを感じるものは無かった。(踏みすぎで解っていないだけかもしれない)他の効用は低くても(無くても良い)、煤の発生を劇的に抑える燃料添加剤があれば、DPF再生間隔は大きく伸びるハズと考えます。

今日はずいぶん話がまともだわ。

●昔から黒煙を抑えると言えば
PITWORK(日産)アンチスモークディーゼル2189円/本、車検時の黒煙検査対策で使った人も多いと聞いています。燃料の改質で黒煙を減らすことに特化したものですが、満タンの都度2189円では常用できませんね。しかし、化学的に黒煙を減らす作用がある物質は存在するが、コストが合わないということでしょう。

たしかに。

この手の効能を謳う若干候補がある中で、成分がある程度公表されている物を1点取り上げてみます。

●プロラボDBF-4(販売元のカタログより作用・効能を抜粋)
ディーゼルエンジンの構造と石油燃料の性質上、避けることができない黒煙や煤、またエンジンの振動と騒音、これらの原因になる燃焼ムラを防ぐ軽油燃料用添加剤です。
・燃費が3~8%向上
・黒煙、煤の排出量を大幅に低減、触媒装置の寿命を延長します。
・添加前の黒煙・オパシ測定値を添加後は30~50%に改善します

大幅に低減と書いている。30~50%に改善というのがまた解らない。●●~●●%が30~50%に改善するというふうに使用前、使用後を比較しないと解りにくい。

●中身を見てみると
案の定開示不十分ですね。2-ブトキシエタノール60%~100%混合物とありますが、どういう意味なのか?

100%であれば2-ブトキシエタノールは富士フイルム和光純薬で1650円/500ml。0.05%の添加という事なので、軽油50Lに対して25ml(82.5円)と格安である。

化学式または構造式は特定出来ないと書かれており、2-ブトキシエタノール「CH3(CH2)3OCH2CH2OH」100%であれば特定できるので、やはり混合物であるというのは事実なのであろう。

何と混ぜているのか解らないのも不気味ではあるが、混合比率が固定化していないなどあり得ない話しなので怪しさ満点ですね。

やはりいつも通りの怪しさがでてきたぞ~。

そもそも2-ブトキシエタノールが何なのか?よく解らない。ウィキ情報では界面活性作用があると書かれている。

調べた範囲では230℃で燃焼する化合物で引火点・発火点共に軽油に近く、やや密度が高いものの軽油に混ぜて燃焼させることは可能と判断している。

燃料ラインのゴム・樹脂製パーツに対する攻撃性は実際にDBF-4で使用されているので、問題ないレベルと考えるが不明確である。

また、化学式「CH3(CH2)3OCH2CH2OH」を見る限りよく燃えそうであるが、高温高圧下で軽油にどのように作用して煤の発生を抑えるのかまったく見当がつかない。

●プロラボDBF-4はどこで売っているのか?
Amazonでは入荷無し、モノタロウでは取り扱い中止の旨で販売元の会社へ問い合わせ中。
⇒ネット販売はやめてディーラーやディーラー系部品会社で売っているとの回答がありました。

価格はよく解らないが、175mlで2500円~3000円くらいだったか?357円~400円/回ぐらいかな?日産アンチスモークと比べれば1回あたりは安いですが、効果はどの程度なのか?富士フイルムの82.5円と比べるとずいぶんお高く感じるが・・・。

●検証方法は?
いつも測っていないのでどうしたものか?320キロくらいが通常時の間隔、峠を登れば150キロくらい、延々平地を走れば400キロくらいが感覚としてある。とりあえず、500キロくらいの快適に走行できるコースを設定する。

1.普通に走って、2回DPF再生までを各々計測する。

2.PITWORK(日産)アンチスモークディーゼルを投入して2回DPF再生までを各々計測する。

3.燃料が空になって、20Lほど給油して濃度を薄める。

4.2-ブトキシエタノール系の添加剤で同じように計測する。

無添加時、PITWORK時、2-ブトキシエタノール時で比較して結論付ける。判定はお金をかけてやる事なので5%や10%の改善では効果なし。30%改善で320キロが416キロだと大いに効果ありかな。例により高速は使わず、新4号線バイパスで検証する。

我がピュンピュン号は時々訳は分からないが400キロ台が通常時に出る事があるので、改善のモノサシの基準がかなりあやしい。

ついでにEGRパイプとEGR制限プレートを磨いておいて、どのくらい煤がつくのか観察するのも面白い。まずはPITWORKの安いところを探してポチろう。
Posted at 2021/10/07 18:31:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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「ディーゼルエンジンは初めての場合濃度濃いめが良いかもです
500ml位とか」
何シテル?   06/13 18:29
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