現代の車は何かにつけコンピューターで制御されており、インジェクターの燃料噴射量学習についても同様です。インジェクターの燃料噴射量学習などは本来ユーザー整備の領域を超えているものと思うが、定期的に行う必要のある非常に重要な整備と思います。
自動車整備工場では汎用スキャンツール(コンピューターとか言っているやつですね)をOBD-Ⅱ接続して、診断や整備を行いますが、プロの使っている診断機の情報について見てみたい思います。
●(株)インターサポートのG-scan3という診断機がポピュラーなのかと思います。
ttp://g-scan.jp/wp-content/uploads/2021/06/G-scan取扱説明書(マツダ編)第16版.pdf
取説を見ると色々できる感じがしますが、インジェクターの燃料噴射量学習に絞って見てみましょう。
●燃料噴射量学習(関連情報リンク参照)
・PCM は、エンジン回転数変動を算出することで、燃料噴射量のばらつきを確認します。
・エンジン回転数の変化に基づいて各シリンダの燃料噴射量を補正することで、エンジン回転数変動が低減するように、各気筒の燃料噴射量の★増減を行います。
・補正量は、学習値としてPCM に記憶され、学習値が更新されるまで記憶しています。
・性能維持のため、★定期的 (1 年毎) に燃料噴射量学習を実施する必要があります。
ん~、ということはインジェクターは毎度毎度自身が噴射している燃料の量ははかれている訳ではなく指示した量と実噴射量のGAPにより、エンジン回転数変動が出ているという理論なのか?解りにくいな。
つまるところ、燃料噴射マップにある3000rpm回す量の燃料を吹いたが、3005prmになったので、各シリンダの燃料噴射量を補正する事により、劣化に伴う出すぎ・少なすぎを調整して3000rpmに整えて、その調整量をマップ補正値として記録した・・・ということと理解した。ほんとかな?
●頻度は?
年一とあるが、埼玉55は再々やっています。色々弄ってセッティングを変えた都度やりますね。しっかりエンジンに熱が入った状態で道の駅でやります。
★セタン価向上剤を入れたときもやっていました。ひょっとすると、セタン価が上がって回転数があがり3005rpmになり、各シリンダーにマイナス補正がはいると、燃費は良くなりそうだが、パワーが出なくなるか?
●失敗したら?
ワーニングが点きっ放しになりますが、何の問題もありません。水温・油温不足でしょう。その辺をしっかり走って完全暖気後、再度実施してください。
Posted at 2021/10/29 12:55:27 | |
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