以前、DBF-4のレポをした。結果は煤の発生そのものを抑える物ではなく、インジェクターのクリーニングと燃焼室内のカーボンを取る効果があった。
●燃焼室内のピストンリングのトップリングとシリンダー壁の間のトップランド部分は、すぐに汚れが溜まる。これはそこから、煤交じりのブローバイが吹き抜けているので常にクリーンに保つことは難しい。
ここに溜まった煤が頑固に固着化してカーボンデポジットになると実に厄介である。シリンダー壁を研磨してしまうのである。カーボンポリッシングと言いあまり知られてはいないがワコーズでも対策品が出ている。
せっかくRMC-3Eできれいにしても、しばらくすると溜まってくるのかざらつき感が出始め、またクリーニングするとスコスコ軽快なフィーリングになる。レヴィテックでシリンダー壁にコーティングを目論んでいるが、それも放置すればカーボンポリッシングで徐々に削り取られるだろう。
そんなこと気にしてるのはあんただけだわ。
●そこで、クリーナーを常用したいと思うのであるがコストがネックになっていた。F-1やF-ZEROは高すぎて常用できないので論外。
・DBF-4 500ml 6500円 6500円÷(500ml÷25ml)=325円/回、まだ高いな。
●DBF-4の主成分の2-ブトキシエタノールは薬品として売られており
・500ml 1848円 1848円÷(500ml÷25ml)=92.4円/回
富士フイルム和光純薬 JAN 4987481262652
という事で、比べるまでもない。このレベルだと常用できます。注意点は2-ブトキシエタノールの精製度の違いで2~3種類ものがあった。今回は精製度の高い(高濃度)物を選んだ。これでいいのか?もっと低濃度の物がいいのかは解りません。
●軽油を割引チケットで125円/Lで入れており、2-ブトキシを併せても126.85円/L、2-ブトキシを25mlぶち込んで軽油を50L給油した。
2-ブトキシの臭いはDBF-4そのもので物は間違いない。これで、常にインジェクターと燃焼室のクリーニングが行える事になる。
●注意事項
製品版のDBF-4の機械的特性では、エンジンや燃料タンクのガスケットやシール材を傷めず、錆を発生する物質も一切含有しません。と謳われており、攻撃性の心配は今のところない。関連情報にリング貼りました。
●さいたま市見沼区内の富士フイルム和光純薬の小松屋という代理店で購入した。この会社では普通は個人販売しないとの事だが、用途を明確に説明したらOKを頂けた。
Posted at 2021/11/17 18:26:42 | |
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