2022年05月17日
少し飽きて来たので今回は趣向を変え本来の姿へ戻ります。
さあオカルト祭りだよ!
スカDエンジンは、遥か彼方14万8千μm先のエキマニより煤爆弾を含む大量のEGRがインマニへ降り注ぎスカDオーナーを苦しめる。スカDオーナ滅亡まで残された時間は1年。
こらこら、わかるように書け!
リチャージさんが色々考えておりますが、マップやEGRバルブ開閉制御を書き換える事に何の意味もありません。EGRの出にくい走り方とかの検証をされておりますが、大量のEGRは絶対に必要なもので、EGRの中の煤が不要な物であり、面白い取り組みでは有りますが技術屋としての視点が少しずれていると埼玉55は思っております。
●今までの経緯
埼玉55工房では以前、COLD-EGR中の煤をキャッチする装置のEGRフィルターを開発して、絶大な効果を発揮?しましたが、1000キロ毎にフィルターを取り出して掃除をする必要があり、面倒臭くなって、直接インマニの煤を掃除するお掃除おじさんに行きつきました。
しかしお掃除しても、数万キロ走るとまた掃除をする必要性が出てきますので、やはりここはコスモクリーナー、いや、EGRフィルター(EGR中の煤除去装置)の出番でしょう。
●過去のEGRフィルターとは
インマニに堆積する煤の特性を考察し、乾いたサラサラの煤はHOT経路の煤が多く、湿気って堆積に結びつく煤はCOLD経路の煤が多いと勝手に仮定した。EGR温度と圧力の差が大きい。HOTは高圧・高温、COLDは低圧・低温。低温と言っても軽く100℃は超え、当然インマニの内圧より高い圧力だ。
・また、完全暖気後はCOLD主体のEGR還流制御であり、HOT系も時折介入してくるが、常用域の1500rpm前後でオートクルーズで流すシーンでは大量のCOLD-EGRが還流する。
・で、EGRパイプに細工をして、EGR中の煤をキャチする仕掛けを施した。
●EGRフィルターver2.0
前回はフィルターの掃除がいちいちEGRパイプを外さなければならず面倒臭くなった。そこで今回の着想は、EGRパイプを途中で切断し、中間にカートリッジ化したEGRフィルターを差し込み、簡単な作業でカートリッジ交換ができるようにしたい。
・着想は完璧である。これですべてのスカDオーナーはEGR由来のインマニへの煤堆積問題から解放される。今期の開発予算は既にマイナスに達してしまったので、夏ボ以降の工作となるが、機械屋さんにとっては簡単な話しですので勝手に作って売ってもらってもいいです。
・実際の加工に際しては低圧・低温と言っても温度はさておき、圧はインマニの内圧より高いので、EGRが漏れ出さない精度のステンレス材の加工が必要となる。接続部分の接合は溶接でなくとも、先日耐久強度試験済の糊(FIREGUM)で充分OK、加工が容易で助かる。
・カートリッジの脱着は気体系の接続に使われるアポロコックを使いたいが、ゴム製のパッキンなど耐熱性の課題もありいい物はお高い。我が家のファンヒーターのアポロコックを改造する手もある、人類の進歩のために家族の暖を犠牲にするのか!研究とは非情なり。
細すぎてダメだろう
北の変隊長ならきっとこの装置の意味が解かってもらえるだろうな~。
Posted at 2022/05/17 12:32:28 | |
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