先日来、DPFの構造の観察を始まました。中間の差圧パイプを抜いてDPFの中を見たいのですが車の下から差圧パイプ自体が見えません。
仕方がないので1番の温度センサー、2番の温度センサー、下の差圧パイプを外してみました。
●下段差圧パイプ
ナットを外してもパイプは抜けませんでした。DPFを下ろさないと無理そうです。特に固着は無くクローフット14mmでまわしました。極めて狭い。
●温度センサー

・1番はクロウフット14mmで簡単に抜けました。煤が細いセンサーにまとわりついていましたので、ショップタオルで拭いて戻しました。

・2番の温度センサーも脱着は同じ。煤ではなく、灰色の灰分が固着しております。これがアッシュかもしれません。ファイバースコープでDPFの中がチラ見できます。穴が小さいのでごく一部ですが、民間人でDPFの中を見た人はまずいないかな?世界初だったりして。右が酸化触媒の底で左がDPFの上面。
・DPF表面は黒くて穴は白い。ウォールアッシュが薄くあると思われる。DPF差圧パイプは反対側なので薬液はDPF上面の半分程度しか届かないと思っている。その理論からすると見えているところは薬液が届いていないところか、もしくは白はアッシュではなく、DPF自体が白いのかも知れない。
・狭い場所だがやすりで穴を広げてファイバースコープが入る(6mm以上)まで拡張して、DPF圧損回復時の薬液の広がり方やすすぎ水の流れ方を理論通りか検証をしたい。ここから薬液やすすぎ水が入れられると楽なんだが。
●O2センサー

ここは工具が無く、今日は抜きませんでしたが、抜けばDPFの裏が見えます。22mmか23mmのようで、23mmのO2センサー用ソケットはアマゾンにみあたらないので22mmかと思います。たいがい焼き付いていますので、道具をそろえてから抜いてみます。
●発見
DPFの底は鉄の鋳物で皿のように受けていますが、DPFの底はエキゾースト管に向かってかなり斜め下へ向けて傾斜しております。O2センサーも行方わからずの3番の温度センサーも水没の心配はないようです。
・DPFのアッシュ溶解透過後に精製水ですすぎますが、センサー水没を嫌って最大400mlまでしか実験しておりませんでした。これならエキゾースト管のフランジが外せたら、すすぎ水をそこから排出できるので、大量の水でじゃぶじゃぶ洗ってもいいかと思います。実験は必要ですね。
・そうできれば、高濃度の薬液で一気にアッシュを溶解できますので、1日でDPF圧損回復をなすことが出来る可能性が出てきました。マフラーのフランジを外せないと話になりませんが、凍結浸透ルブと14mmラチェット&延長パイプで行けるでしょう。
Posted at 2022/05/22 21:04:08 | |
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