
埼玉県で愛されている武蔵野うどん、元祖の店でごちそうさまでした。
さて、オイルミストは3種類ありそれぞれ出現する場所が異なります。これは重要なポイントです。
●3種のオイルミスト

① 上流域:粒径の大きなPM交じりのグレー色オイル

② 中流域:インタークーラー出口の樹脂エルボー部分に溜まる薄黄色の澄んだオイル

③ 下流域:ベゼルの茶こし部分で取れる赤茶色の澄んだやや粘着性のあるオイル
オイルキャッチは①を捕集するもので、残念ながら②と③は捕集できません。そして①は、オイルキャチ付けていないと、全量インタークーラーコアに捕集され、インマニに廻る事はありません。
ガーン😱 最新の実験で判明した恐ろしい事実。今までの概念がひっくり返りました。
でも①の量は多いので何とかしておきたいところです。
●新たな試み
以前ブログにアップしたタンクレス・オイルキャッチ・タンク構想・・・名称が変ですね。
結局タンクが有るのか?🤔
タンクレス・オイルミスト・セパレーター・・・が正しいでしょうか。
今回のお話は、①のグレー色オイルをメンテナンスフリー(たぶん)構造で、捕集還元する試みで、オイルミスト対策の上流域の対策となります。
・カムカバー内部には小部屋があり、そこに樹脂製L字型エルボーが刺さっておりますが、小部屋は、暴れたオイルがブローバイホースへ飛び出さないように、オイルミストやブローバイは通して、液相のオイルはカムケース内へ戻す構造です。
・構想はカムカバー内小部屋へ通じる樹脂製L字型エルボー内部に、デミスターフィルターを設置して、大きめの粒径の煤混じりのグレー色オイルミストをここで叩き落とし、液相化したオイルを小部屋へ戻します。
●事前実験
・夏場、埼玉55が言うほど本当にオイルミストが出ているのか?見ないと信じない方が多いと思いますので念のため捕集実験をしました。

・仮にデミスターフィルターをL字型エルボー内に設置し(危険ですので真似しないでください)、300キロほど平地を走行してデミスターフィルターに絡みついていたものだけでこんな感じです。
・想像以上の量です。ここで叩き落としておけば、インタークーラーの吊るし洗いは不要と考えられますので、次回から常設に向け耐久性も考慮した試作品を開発していきます。😋
Posted at 2023/08/22 18:22:45 | |
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オイルミスト対策 | 日記