前回シェルリムラネタから20%はオイルミストがキャッチできていないお話をUPしました。この流れでキャッチタンクに突っ込んでいるフィルターを強化しようと計画し、ホームセンターを回り材料の選定に入っておりました。
JCAP第4回成果発表会 2005年6月1日
オイルワーキンググループの報告で
「後処理装置に及ぼすオイルの影響」というのがあり内容が私にとって衝撃的で
今後のCX-5の整備方針を見直す事になった。
https://www.pecj.or.jp/japanese/jcap/jcap2/pdf/4th/2_4.pdf
今までの方向性は(すべて私の決めつけですが)DPF詰まりはブローバイガスに含まれるオイルミスト成分によるものであり、オイルキャッチタンクで気液分離を高精度に行うことにより、DPFへオイル由来の燃えないゴミは出さないぞ~というものでした。
今回のネタは1時間あたり何グラムエンジンオイルが消費されるのか?
4000cc小型トラックのエンジンにて
エンジン回転数2200rpmで200hの連続運転
水温80℃、油温91℃、オイルの温度環境としては熱による劣化の影響が最も
少ない油温といえる。
報告書のP47にオイル消費量g/hが記載されており、燃料の質とエンジンオイルの質を変えた4パターンの記録で2.03~6.1g/hの消費量で平均4.46g/hであった。
P46の計算より導き出されたオイル消費量の揮発分と液滴分の比率が
衝撃的で、★ほぼ100%が液滴分★とのこと。
これは、いくらオイルキャッチタンクでオイルミストを捕集しても、オイル下がり・オイル上がりで燃焼しているエンジンオイルの成分がDPFに捕集されており、DFP詰まりの原因はそこにある。という事になる。
学者様の計算上での話しですが、今までの努力が全否定。40万キロまでDPF交換をせずに乗ってやるぞという生き甲斐を奪われたような気持ちデス。
エンジンが別なので2200/4000cc×4.46g/h=2.453g/h
・私の場合、月3000キロ走行で平均30キロ/hなので運転時間は100hになる。
2.453g/h×100h=245.3g/月
この量が燃焼され、その内のいくばくかがDPFに詰まるのね。
DPFは詰まるに任せて、詰まったら素直にDPF洗浄することにしました。DPF詰まりはエンジンの故障ではないので、致命的な話ではないな。と自分に言い聞かせております。
吸気系のEGRがブローバイのオイルと混ざってエアシャッターや吸気弁に固着する問題は深刻で、あのガチガチのカーボンの大きいのが吸気弁に挟まると、対策済のバルブスプリングでも押しつぶせない可能性が残る。ソロ時に山奥でエンジン停止するのはぞっとしますね。日本一海から遠い地点では。クマが怖いだけか?
まだ、ここにオイルキャッチタンクの意味がある。と気を取り直しなんと折れた心が立ち直りました。
ブログをアップして読み返してみると油温90℃での試験とあり、CXでは水温100度をほぼ常に指しており、推定油温は105~110℃。やはりオイルキャッチタンクもそれなりの効果はあるな。
Posted at 2021/04/26 20:14:43 | |
トラックバック(0) | 日記