5/20(木)・静音計画の計画 埼玉55技報 No.1
6/27(日)・スカDプロジェクト 微速前進 静音計画(2)
静音計画について過去ブログで2回取り上げている。そもそものアルミホイール内側にノックスドール3100を塗る作業は2本塗り終えたところで、忙しさのあまり寝室の片隅に放置されたままである。
早よせんと、夏休みの涼しいところでの放浪計画に間に合わんぞ!
●ノックスドール3100について
あまり知られていないが、ノックスドール3100は最強の制振材であるとともに最強の断熱材でもある。水溶性であり、ピーナツバター程度の粘度があるので垂れる事は一切ない。刷毛とバターナイフ(100均のマーガリン塗るやつ)で塗りまくる。性能については以前ご紹介しているので、数値が読める人はマジですか?と驚かれると思う。
何より刷毛やバターナイフでどんどん好きなだけ重ね塗りが手ごろにできるところが素晴らしい。今朝もいつもより30分早起きして煙草を一服しながら重ね塗りした。埼玉55工房では、性能・施工性・コストを含めてこれを超える物は存在しないと考えております。
塗布後表面が硬化してくる1時間程度は動かせない。完全硬化は7日間で、完全硬化時に完全なる性能を発揮するとの事。35%が水分なので乾燥すると思っているより薄く軽くなった。バターナイフで5㎜厚に思いっきりたっぷり塗って、推奨膜厚の2.4mm程度になるイメージ。
ライトグレーが乾くとベージュ色へ。サンドペーパーやヤスリ掛けで削る事も可能。仕上げの上塗りも出来るので、制振材・断熱材として積極的に使用したい。下地処理は軽く脱脂程度でOK。密着性が高いので、一度塗ると削らない限り落とすことはできない。耐熱性は100℃まである。エンジンルームの温度を測っているがエンジンブロックやDPF関係でない限り100℃を超える事はない。
●ロードノイズの低減
埼玉55技報 No.1でロードノイズの原因や伝わり方をご紹介した。埼玉55の発想ではタイヤハウスの内側へ遮音材を施工するイメージがあったが、マツダ技報で確認した限り、ロードノイズのメカニズムはそうではない事が解った。
音として伝わって車内に聞こえる割合は少なく、振動としてタイヤ→ホイール→ハブ→ストラットタワー→ボディー→バルクヘッドと伝わり、室内の音がしている部分が共鳴板(スピーカー)となって、ゴーッとかザーッと耳障りなノイズとなる。つまり、遮音材で音を遮るのではなく、制振材で振動を減らすのが正解という話である。遮音材・吸音材・制振材とややこしそうな世界だ。
そこでホイールの内側へ制振材としてノックスドールを塗っているのだが、保険として、ストラットタワー回りにも塗布した。本来補機類を外して広い範囲へ塗布すれば、最大効果を得ることができるのだが、ブログで紹介することは、あまり面倒な事をせずに素人整備でも効果が出る話に限っている。
やってることは簡単でも普通の人はやらん事ばかりだな!

●効果
塗れば誰でも100%解る大きな効果がある。塗って翌日少し乾いたら打音検査を行うが、カーーンと長く響いていたものが、コンと低い周波数の無響状態になる。膜厚が足りないとカーンと響きを感じるのでケチらずに大胆に塗りまくれ!
最初からメーカーがこの手の対策をしてくれていれば完璧なのだが、レグノをはるかに超える静音効果がある。埼玉55の耳ノイズレベル計で60%以上カットされるイメージである。音楽ボリュームを16から8に下げても聞きとれるほど改善できた。
1700キロほど連休に下道を走ったが長距離打通時の頭痛も起きなかった。完全硬化するとどう変わるのか?楽しみである。静音化にはきりが無いので、バルクヘッド部分や室内の一部分など、もう少しだけ気になるところに手を入れて終わりにしたい。
●誰でもできる作業だが・・・
ロードノイズが気になっている方で、廃車まで乗り続けると決めている方は是非お試し頂きたい。剥がすことは実質不可能なので、美観を気にする方や乗り換えるつもりがある方は別方法をお勧めします。てすくさんのブログの「フロントダンパーの防音」を参考にされるのがコストもかからず正統派ですね。
■寄道話し
リヴァネスRMC-3Eの施工も終わり、静音計画も半分ほど終わった。エンジンの熱対策も日中はヘッドの遮音カバーを外すと熱くならない事が解った。少々エンジン音は大きくなるが無料でできる対策である。あとは、オイルを交換してバーダルリングイーズプラスでエンジン内部のオイル焼けを落とす事とタイヤを8本組むことだ。
連休に山形県のりんご温泉へ行ってきたのだが、入浴料がなんと300円。毎週通いたい金額だ。口コミに経営難に瀕しているというのがあった。安すぎるのもありがたいが厳しいのである。何の効果かとにかく湯冷めしない。
静音計画の効果の大きさに気を良くしてついでに青森の日帰り温泉まで足を延ばした。道中気が付いたことはメジャーなR4やR7はトラックの通行量が多いせいか、路面が荒れておりノイズの原因となっている。番号が3桁台の国道になると通行量も皆無で路面もきれいで静かである。
245/45 R20の本来騒がしいタイヤで走行したが、非常に良好な結果であった。スリップサインが出たので、帰宅後に手持ち225/65 R17のセットに履き替えた。ハンドルが軽く良く曲がる、轍も気にならず真っ直ぐ走る。そして静か。長距離を走るにはやはり純正のセッティングは納得するポイントが多い。
途中娘にお土産のせんべいを買ったのだが、長距離走行中、口さみしかったので1口だけと食べた。開けてしまったのを渡すのもなんだなと思い全て食べてしまった。前回の富山打通時もお土産を食べてしまっており、さすがに連続とは、大ひんしゅくを買ってしまった。
また、機会を見て買いに行かねば。次回からは2袋買う事にした。
ドライブのお供にお勧めは炭酸せんべい(鉱泉せんべい)。枚数が多く、サクサクで口当たりがよい。味付けも薄味で飽きないのである。特に有馬温泉のがお気に入りである。
Posted at 2021/07/27 07:50:28 | |
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