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2021年10月13日 イイね!

煤の発生を抑える燃料添加剤はあるのか?(試材調達編+速報+考察)

煤の発生を抑える燃料添加剤はあるのか?(試材調達編+速報+考察)とりあえず、yahooショッピングで以下を調達しました。
・プロラボDBF-4 100ml 2100円+660円(送料)=2760円
 ⇒4回分なので、690円/回

・PITWORK(日産)アンチスモークディーゼル1782円×2本=3564円
 ⇒2回分なので、1782円/回

プロラボDBF-4は500mlとか量の多い物を買うと1回あたりは★325円程度になる。というのが前回までの話し。

●今回は日曜日にプロラボDBF-4が来ました。早速、入れて走ってみた結果の速報です。
・10/10(日)299キロでDPF再生 標高1350mの峠含む
・10/12(火)388キロでDPF再生 比較的平地

渋滞の多いさいたま市内と軽快に走れる新4号バイパスの比較的平地で320キロ程度がいつものパターンだが、今回の388キロは21%改善と悪くはない。これがDBF-4効果なのか?今回比較的渋滞が少なかったからなのかは今のところ分からない。

●使用して解かったこと
燃料を改質して煤が出にくくするものと思っていたが全く作用が異なる。改質するものにタンクタイガーがあり即効性が感じられたが、たしか高濃度アルコール(マツダの禁止事項)を含有するとのことで使用を止めた記憶がある。DBF-4は投入して500キロほど走行した時点で体感上の違いがはっきり出た。

DBF-4はF-1やF-ZEROを入れているときの感じ、またはRMC-3Eで煤をさっぱり落とした後の感じがする。具体的にはアイドリングから常用回転域で乾いた心地よい音がする。アイドリング時の振動が減少する。踏み込んだ時の滑らかな回転上昇を感じる。

●カタログに燃料ポンプ、インジェクター、シリンダーの潤滑性が向上しますとあり、効果が音や振動減少に現れていると感じる。特にシリンダーの潤滑性が向上しているのはよく解る。

やはり2-ブトキシエタノールに混合されている成分が潤滑の役割を果たしているかと思われるので2-ブトキシエタノール単体を格安で買ってもこうはならないのかとも思う。

●燃料の改質でないと考えたのは即効性が無かったためで、さんざん走って燃焼室がクリーンになった頃に変化が感じ取れたことからである。カタログには投入後60分で効果が出始めるとあるが、車両個体差は大きいと思う。

●DBF-4が思っていた作用原理と異なるが、効果においては良好と考える。何より煤飛ばしなどの走行に頼る部分が不要というのがよろしい。燃焼室がきれいになりそれが維持できることにより、良好な燃焼状態をキープでき、煤の発生が抑制されDPF再生間隔が伸びるという代物であろう。

●思うに、RMC-3EやF-1・F-ZEROはオイル交換前が推奨で3000~5000キロ毎に施工することになる。次のオイル交換まで効果が持つのかと言えば答えはNOである。施工後500キロも走るとディーゼル特有のざらつきや微振動を感じるようになる。

したがって、運用はオイル交換サイクルでRMC-3Eを施工しインテーク周りの煤対策、DBF-4は入れっぱなしでインジェクターから燃焼室というのがいいかと考えている。F-1・F-ZEROは必要なくなる。結論はまだ早いので、しっかり試験して見極めたい。

●やはりざらつきや振動と言えば、ピストンとシリンダーのピストントップランド部分であろう。


想像だが、ブローバイがピストンリングを吹き抜けるときに含まれる煤か、もしくはシリンダー壁に掻き残されたオイルが、燃焼行程の高温高圧下でスラッジ化してピストントップランドへ溜まって、カーボン・ポリッシング作用により、ざらつきや振動が発生していると考える。

ワコーズのS-FV・Sが対策品としてあると聞いているが値段が高いので試したことはない。それがDBF-4は入れっぱなしであの心地よい効果が維持できるとなれば、他にも色々効果が謳われておりアリでは無かろうか。

●いつの間にか話が逸れて、DPF再生間隔を伸ばすことから、カーボン・ポリッシング対策になってしまった。DBF-4を残り3タンク分テストして、次のPITWORK(日産)アンチスモークディーゼルの検証へ進みたい。

■寄道話し
最近南会津エリアで「尾瀬小繁ライン」という林間ワインディングを見つけた。完全2車線で通行量も皆無に近く、車の負荷テストはここでやっている。以前はイニDゆかりの塩那でテストしていたが、こちらの方が道幅も路面もかなりいい。

4速で上り坂で加速が出来るか?ということだが、加速は鈍く失速してしまう。

残念ながら今のスカD2.2では歯が立たない。度重なるリプロを受け、3000rpm以上の高回転域でのトルクが絞られ、牙を抜かれておとなしくしつけられてしまった感がある。やはりECUへ行きつくのだが、くるま貯金が一向に溜まらない。

最高気温が15℃を切ったらオイル粘度を落として4速で加速しながら登れるのか試してみたい。
Posted at 2021/10/13 12:11:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 煤対策 | 日記
2021年10月07日 イイね!

煤の発生を抑える燃料添加剤はあるのか?(考察編)

皆さんDPF再生間隔については興味が高いようなので、DPF再生間隔を長くするにはどうすればいいのか?今までの考えとは異なるアプローチで考察したいと思います。

なお埼玉55は林道パトロールへ行くと5000rpmは回すので、少々煤が減ろうが何しようが意味が無く、自分のDPF再生間隔には関心が無く、あくまで研究のためのお話です。

●異なるアプローチとは?
今までさんざん述べてきたことは、オイル管理、オイルキャッチタンク、インジェクターの事で、おおよその共通認識が持てたと思われます。

根本に立ち戻ってDPF再生がなぜ始まるのか?を考えますと単純に圧損が大きくなったら、DPFの煤詰まりと判断して再生が開始されます。

つまるところ、圧損が増えないような工夫が必要という外ありません。それを従来のアプローチはできている前提で、更なる改善を考えてみようという趣旨です。

●1つは乗り方。色々解らないことが多いですが、エンジンの回し方で大きく変わります。やたら踏み込むのは良くない、また長々とアイドリングをするのも良くない。停止からの発進でも大きく変わる。

●もう一つは、そもそも「煤の発生を抑える燃料添加剤はあるのか?」ということです。
今まで入れた燃料添加剤(ディーゼルウエポン含めて)でDPF再生間隔が確実に改善できているという手ごたえを感じるものは無かった。(踏みすぎで解っていないだけかもしれない)他の効用は低くても(無くても良い)、煤の発生を劇的に抑える燃料添加剤があれば、DPF再生間隔は大きく伸びるハズと考えます。

今日はずいぶん話がまともだわ。

●昔から黒煙を抑えると言えば
PITWORK(日産)アンチスモークディーゼル2189円/本、車検時の黒煙検査対策で使った人も多いと聞いています。燃料の改質で黒煙を減らすことに特化したものですが、満タンの都度2189円では常用できませんね。しかし、化学的に黒煙を減らす作用がある物質は存在するが、コストが合わないということでしょう。

たしかに。

この手の効能を謳う若干候補がある中で、成分がある程度公表されている物を1点取り上げてみます。

●プロラボDBF-4(販売元のカタログより作用・効能を抜粋)
ディーゼルエンジンの構造と石油燃料の性質上、避けることができない黒煙や煤、またエンジンの振動と騒音、これらの原因になる燃焼ムラを防ぐ軽油燃料用添加剤です。
・燃費が3~8%向上
・黒煙、煤の排出量を大幅に低減、触媒装置の寿命を延長します。
・添加前の黒煙・オパシ測定値を添加後は30~50%に改善します

大幅に低減と書いている。30~50%に改善というのがまた解らない。●●~●●%が30~50%に改善するというふうに使用前、使用後を比較しないと解りにくい。

●中身を見てみると
案の定開示不十分ですね。2-ブトキシエタノール60%~100%混合物とありますが、どういう意味なのか?

100%であれば2-ブトキシエタノールは富士フイルム和光純薬で1650円/500ml。0.05%の添加という事なので、軽油50Lに対して25ml(82.5円)と格安である。

化学式または構造式は特定出来ないと書かれており、2-ブトキシエタノール「CH3(CH2)3OCH2CH2OH」100%であれば特定できるので、やはり混合物であるというのは事実なのであろう。

何と混ぜているのか解らないのも不気味ではあるが、混合比率が固定化していないなどあり得ない話しなので怪しさ満点ですね。

やはりいつも通りの怪しさがでてきたぞ~。

そもそも2-ブトキシエタノールが何なのか?よく解らない。ウィキ情報では界面活性作用があると書かれている。

調べた範囲では230℃で燃焼する化合物で引火点・発火点共に軽油に近く、やや密度が高いものの軽油に混ぜて燃焼させることは可能と判断している。

燃料ラインのゴム・樹脂製パーツに対する攻撃性は実際にDBF-4で使用されているので、問題ないレベルと考えるが不明確である。

また、化学式「CH3(CH2)3OCH2CH2OH」を見る限りよく燃えそうであるが、高温高圧下で軽油にどのように作用して煤の発生を抑えるのかまったく見当がつかない。

●プロラボDBF-4はどこで売っているのか?
Amazonでは入荷無し、モノタロウでは取り扱い中止の旨で販売元の会社へ問い合わせ中。
⇒ネット販売はやめてディーラーやディーラー系部品会社で売っているとの回答がありました。

価格はよく解らないが、175mlで2500円~3000円くらいだったか?357円~400円/回ぐらいかな?日産アンチスモークと比べれば1回あたりは安いですが、効果はどの程度なのか?富士フイルムの82.5円と比べるとずいぶんお高く感じるが・・・。

●検証方法は?
いつも測っていないのでどうしたものか?320キロくらいが通常時の間隔、峠を登れば150キロくらい、延々平地を走れば400キロくらいが感覚としてある。とりあえず、500キロくらいの快適に走行できるコースを設定する。

1.普通に走って、2回DPF再生までを各々計測する。

2.PITWORK(日産)アンチスモークディーゼルを投入して2回DPF再生までを各々計測する。

3.燃料が空になって、20Lほど給油して濃度を薄める。

4.2-ブトキシエタノール系の添加剤で同じように計測する。

無添加時、PITWORK時、2-ブトキシエタノール時で比較して結論付ける。判定はお金をかけてやる事なので5%や10%の改善では効果なし。30%改善で320キロが416キロだと大いに効果ありかな。例により高速は使わず、新4号線バイパスで検証する。

我がピュンピュン号は時々訳は分からないが400キロ台が通常時に出る事があるので、改善のモノサシの基準がかなりあやしい。

ついでにEGRパイプとEGR制限プレートを磨いておいて、どのくらい煤がつくのか観察するのも面白い。まずはPITWORKの安いところを探してポチろう。
Posted at 2021/10/07 18:31:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月06日 イイね!

読書のお勧め

たまに訳の分からん研究論文を貼り付けていますが、なかなかにして読む気にならず、理解しがたい面もあるかと存じます。読んでも面白くないというのがポイントですが、少し解りかけるとずいぶん面白い情報ではあります。

埼玉55が近頃読み始めたのはもう少し平たい内容のもので、日本財団図書館の電子書籍(もちろん無料です)のシリーズです。船舶用エンジンの整備士指導書で、船舶ですからエンジンはディーゼルなんですね。

燃料は重油もしくは軽油、アナログ制御のエンジンの整備士指導書ですが、ディーゼルエンジンとは何ぞや?というところを学ぶには良い電子書籍と思います。

2級船用機関整備士指導書のリンクを貼っておきます。読み込んでみるとエンジンの事が少し解るような気がします。

●面白かったのは、1級の指導書に大型船舶のエンジンオイルには潤滑油清浄管理装置(ルブクリン・キューブシリーズ)というものがあり、遠心分離機で8μmまでのスラッジを捕集し、高精度フィルターで1μmまでろ過できるようです。
Posted at 2021/10/06 17:52:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「ディーゼルエンジンは初めての場合濃度濃いめが良いかもです
500ml位とか」
何シテル?   06/13 18:29
埼玉55です。よろしくお願いします。とにかく長距離ドライブするのが好きです。あとCX-5で未踏破の県は沖縄県のみ。 CX-5をKEからKFと乗り継いでいま...
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