
Moddoreの完成によりベースロード的ブログネタがなくなった中、最近は
日曜のたびに微妙にはっきりしない天気が続いてドライブを取り止めていたりしていて、ブログ更新がすっかり減っております。
今週末もまた天気はあまり良くなさそう‥‥ドライブはなしかなぁ‥‥予報が前後にずれてくれるといいんですけど‥‥。
さて、先日Youtubeを見ていて、10mm未満ならばフェンダーから
タイヤがはみ出していても車検に通るように変わった、という話を耳にしました。
えっ、そうなの!? とちょっと驚いて調べてみました。
最新の国土交通省の保安基準では、
『専ら乗用の用に供する自動車であって、車軸中心を通る鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30度、及び後方50度に交わる2平面によりはさまれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。』
となっているようですね。
私は、「車軸鉛直上向き基準で車軸中心の前後45°の範囲は、フェンダー端から
タイヤが一切はみ出てはならない」と覚えていたのですが、どうやら保安基準が変わっているようです。
2017年かららしいのですが、タイヤのはみ出しが10mmまでOKになっていているのですね。全然知りませんでした。
ツライチを超えられるんですね。
ただし、
ホイールやボルト・ナット等については従来通りはみ出してはいけないようなので、大きく基準が緩められているわけではなく、タイヤウォールの形状によって微妙にはみ出てしまうケースを救うもののようです。なるほど〜。
それに、前30°後50°だったとは‥‥。前側はボディー端に向けてボディを絞り込んでいくのが自然なので、前側の被せの方が小さい値になっているのは合理的ですね。これは元々間違って覚えていたのかな。
(蛇足:揚げ足取りな気もしますが、保安基準にある範囲の定義の「交わる2平面で挟まれる」っていう表現は変ですね。平行な2平面なら挟めますが、交わる2平面で挟むとはどういうこと?って。ちゃんと定義するならば、「交わる2平面により区分される4つの空間のうちの鉛直上向きの領域」とか「交わる2平面とタイヤ上側の車体とに挟まれる範囲」とか言えば間違いないですけどね。)
そもそも、この保安基準は、タイヤが車体からはみ出していると、何かものを巻き込んだりして危ないからカバーしろということと、沈み込んでもフェンダーにタイヤが当たらないようにせよという意図のものだと思います。
前者については、何かを踏んでしまって巻き込む場合はあまり関係でしょう。めったになさそうではありますが、上から何かが絡まってくる場合を考えると、わずかなタイヤのはみ出しくらいで結果が変わるものでもなさそうに思うので、それくらいは許容しても確かに良さそうです。
後者についても、タイヤの太いところが僅かにはみ出るくらいでフェンダーに当たるわけではないので、合理的な訂正な気がします。サスペンション型式にもよるとは思いますが、一般にサスペンションがストロークしてタイヤが沈むときにタイヤは若干内側に入るというのと、タイヤウォールは最も幅広のところから接地面に向けて細くなる形状になっていますからね。
ずいぶん昔の「改造は一切許さん」的な時代の話はさておき、ここのところは、2, 30年前頃に規制緩和された
車検が「ゆるい」状態が数年前までの
長らくの間続いてきたものと思います。
それがここ数年前から、
厳しくなる方向にあるように思います。前照灯の保安基準が厳しくなるのが有名ですね。また、保安基準自体は従来のままであっても、
運用の厳格化が進められている認識です。車検場や検査官による判断のバラつきも減ってきていて、ざるのところもあった民間車検場での検査も厳格化してきているらしいですね。細部に渡る写真の提出が義務付けられたりしているとか。これまで車検に通っていたからと言って、今後も通るとは限らなくなりそうです。
そんな中ですが、基準を緩くする変更もされているのですね。なんでだろう、
外圧なのかな。
さて最後に、私の車のタイヤはどうかと言うと‥‥。
フロントは余裕で中に収まっていますが、リアはぴったりツライチです。
リアフェンダーの上から覗き込むとタイヤは完全に隠れていますが、

ほんのちょっと視点をずらすだけで、ホイールのディスク面とタイヤが上の方まで見え始めます。

まさにちょうどツライチ。
私の車の場合、このホイールのスポークの出っ張りのところが一番ギリギリなので、タイヤは関係ないのですけどね。
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2024/06/11 21:33:47